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關
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くわん
ふりがな文庫
“
關
(
くわん
)” の例文
新字:
関
宗助
(
そうすけ
)
にも
御米
(
およね
)
にも
思
(
おも
)
ひ
掛
(
が
)
けない
程
(
ほど
)
稀
(
たま
)
な
客
(
きやく
)
なので、
二人
(
ふたり
)
とも
何
(
なに
)
か
用
(
よう
)
があつての
訪問
(
はうもん
)
だらうと
推
(
すゐ
)
したが、
果
(
はた
)
して
小六
(
ころく
)
に
關
(
くわん
)
する
件
(
けん
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
告
(
つげ
)
後藤五左衞門秀盛入道は此時五十五歳にて
先
(
まづ
)
關
(
くわん
)
八州を
志
(
こゝろ
)
ざし再び武者修行にぞ
立出
(
たちいで
)
ける扨又後に殘りし後藤半四郎
秀國
(
ひでくに
)
は丸龜の道場を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
私
(
わたし
)
はばけものといふものは
非常
(
ひぜう
)
に
面白
(
おもしろ
)
いものだと
思
(
おも
)
つて
居
(
ゐ
)
るので、
之
(
これ
)
に
關
(
くわん
)
するほんの
漠然
(
ばくぜん
)
たる
感想
(
かんさう
)
を、
聊
(
いさゝ
)
か
茲
(
こゝ
)
に
述
(
の
)
ぶるに
過
(
す
)
ぎない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
だが
其
(
そ
)
のいづれの
相乘
(
あひのり
)
にも、
齊
(
ひと
)
しく
私
(
わたし
)
の
關
(
くわん
)
せざる
事
(
こと
)
は
言
(
い
)
ふまでもない。とにかく、
色氣
(
いろけ
)
も
聊
(
いさゝ
)
か
自棄
(
やけ
)
で、
穩
(
おだや
)
かならぬものであつた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
B
僕
(
ぼく
)
か。
僕
(
ぼく
)
は
政治
(
せいぢ
)
に
關係
(
くわんけい
)
がないのだから、そんな
事
(
こと
)
はどうでもいゝ。
然
(
しか
)
し
事苟
(
こといやし
)
くも
葉書
(
はがき
)
に
關
(
くわん
)
する
以上
(
いじやう
)
、
其點
(
そのてん
)
で
聊
(
いさゝ
)
か
僕
(
ぼく
)
の
注意
(
ちうい
)
を
引
(
ひ
)
いてるのだがな。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
▼ もっと見る
すると、
先
(
ま
)
づ
裁縫
(
さいほう
)
の
本
(
ほん
)
とか、
料理
(
れうり
)
の
本
(
ほん
)
とか、
或
(
あるひ
)
は
又
(
また
)
育兒
(
いくじ
)
に
關
(
くわん
)
する
本
(
ほん
)
とかいふものがある。
成
(
な
)
る
程
(
ほど
)
これは、
大抵
(
たいてい
)
の
場合
(
ばあひ
)
、
婦人
(
ふじん
)
のみに
用
(
よう
)
のある
書物
(
しよもつ
)
である。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
猛虎
(
まうこ
)
を
屠
(
ほふ
)
るといふ
投鎗
(
なげやり
)
の
形
(
かたち
)
に
髣髴
(
ほうふつ
)
として、
其
(
その
)
兩端
(
りようたん
)
は
一種
(
いつしゆ
)
奇妙
(
きめう
)
の
鋭角
(
えいかく
)
をなして
居
(
を
)
る、
此
(
この
)
鋭角
(
えいかく
)
の
度
(
ど
)
が、
艇
(
てい
)
の
速力
(
そくりよく
)
に
關
(
くわん
)
して、
極
(
きわ
)
めて
緊要
(
きんえう
)
なる
特色
(
とくしよく
)
の
相
(
さう
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
老子
(
らうし
)
、
(一一)
道徳
(
だうとく
)
を
修
(
をさ
)
む、
其學
(
そのがく
)
は
自
(
みづか
)
ら
隱
(
かく
)
して
名
(
な
)
無
(
な
)
きを
以
(
もつ
)
て
務
(
つとめ
)
と
爲
(
な
)
せり。
周
(
しう
)
に
居
(
を
)
ること
之
(
これ
)
を
久
(
ひさ
)
しうして、
周
(
しう
)
の
衰
(
おとろ
)
ふるを
見
(
み
)
、
廼
(
すなは
)
ち
遂
(
つひ
)
に
去
(
さ
)
つて、
(一二)
關
(
くわん
)
に
至
(
いた
)
る。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
寢食
(
しんしよく
)
の
事
(
こと
)
は
申
(
まを
)
すに
及
(
およ
)
ばず、
器物
(
きぶつ
)
の
取扱
(
とりあつかひ
)
、
火
(
ひ
)
の
事
(
こと
)
、
水
(
みづ
)
の
事
(
こと
)
、
掃除
(
さうぢ
)
の
事
(
こと
)
、
其外
(
そのほか
)
一
體
(
さい
)
の
仕事
(
しごと
)
に
關
(
くわん
)
して
皆
(
みん
)
な
銘々
(
めい/\
)
の
獨立心
(
どくりつしん
)
に
依
(
よ
)
つて
行
(
おこな
)
へば
自然
(
しぜん
)
と
責任
(
せきにん
)
を
重
(
おも
)
んずるやうになる。
女教邇言
(旧字旧仮名)
/
津田梅子
(著)
かゝる
淺薄
(
せんぱく
)
なる
研究
(
けんきう
)
を
以
(
もつ
)
て、
日本先住民
(
にほんせんじうみん
)
の
大疑問
(
だいぎもん
)
に
關
(
くわん
)
し、
解决
(
かいけつ
)
が
容易
(
ようゐ
)
に
與
(
あた
)
へ
得
(
え
)
らるべきか、
如何
(
どう
)
か。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
と
言
(
い
)
ふのは、
唯
(
たゞ
)
單
(
たん
)
に
子
(
こ
)
ども
達
(
たち
)
のためにとばかりでは
無
(
な
)
く、わたしは
此等
(
これら
)
のはなしの
中
(
なか
)
で
人生
(
じんせい
)
、
社會
(
しやくわい
)
及
(
およ
)
びその
運命
(
うんめい
)
や
生活
(
せいくわつ
)
に
關
(
くわん
)
する
諸問題
(
しよもんだい
)
を
眞摯
(
まじめ
)
にとり
扱
(
あつか
)
つてみたからであります。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
とにかく
文壇
(
ぶんだん
)
でも
若
(
わか
)
い
作
(
さく
)
家
達
(
たち
)
の
間
(
あいだ
)
にだいぶはやり出したといふ。
關
(
くわん
)
西では
令孃
(
れいぜう
)
夫
(
ふ
)
人の
間
(
あいだ
)
に大
流
(
りう
)
行だといふ。
球突
(
たまつき
)
の
趣味
(
しゆみ
)
は今の
處
(
ところ
)
ひろまつて行くばかりらしい。(一五、二、一六)
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
『
此
(
こ
)
の
事件
(
じけん
)
に
關
(
くわん
)
して、
其方
(
そのはう
)
の
存
(
ぞん
)
じて
居
(
を
)
ることは!』と
王樣
(
わうさま
)
が
愛
(
あい
)
ちやんに
申
(
まを
)
されました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
兎角するうちに、木城氏は
關
(
くわん
)
八
州
(
しう
)
の
荒地
(
くわうち
)
開墾御用係といふものを命ぜられた。そして
御勘定奉行
(
ごかんぢやうぶぎやう
)
の
小栗下總守
(
をぐりしもふさのかみ
)
といふ人と一緒に、大阪から江戸に下つて來た。
私
(
わし
)
もその一行の
中
(
うち
)
に居た。
兵馬倥偬の人
(旧字旧仮名)
/
塚原渋柿園
、
塚原蓼洲
(著)
二
年
(
ねん
)
三
年
(
ねん
)
は
夢
(
ゆめ
)
の
間
(
ま
)
に
過
(
す
)
ぎ、
未亡人
(
びぼうじん
)
の
操行
(
さうかう
)
に
關
(
くわん
)
して
誰一人
(
たれひとり
)
陰口
(
かげぐち
)
を
利
(
き
)
く
者
(
もの
)
もなかつた。
貧
(
まづ
)
しくはあつたけれど
彼女
(
かのぢよ
)
の
家柄
(
いへがら
)
もよかつたので、
多少
(
たせう
)
の
尊敬
(
そんけい
)
の
心持
(
こゝろも
)
ちも
加
(
くは
)
へて
人々
(
ひと/″\
)
は
彼女
(
かのぢよ
)
を
信用
(
しんよう
)
した。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
何
(
なに
)
を考へてゐたかといふと、
甚
(
はなは
)
だ
漠然
(
バウ
)
としたことで、彼
自身
(
じしん
)
にも
具體的
(
ぐたいてき
)
に
説明
(
せつめい
)
することは
出來
(
でき
)
ない。
難然
(
けれども
)
考へてゐることは
眞面目
(
まじめ
)
だ、
少
(
すこ
)
し
大袈裟
(
おほげさ
)
に
謂
(
い
)
ツたら、彼の
運命
(
うんめい
)
の
消長
(
せうちやう
)
に
關
(
くわん
)
することである。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
君子
(
くんし
)
は
庖廚
(
はうちう
)
の
事
(
こと
)
になんぞ、
關
(
くわん
)
しないで
居
(
ゐ
)
たが、
段々
(
だん/\
)
茶
(
ちや
)
の
間
(
ま
)
に
成
(
な
)
り、
座敷
(
ざしき
)
に
及
(
およ
)
んで、
棚
(
たな
)
、
小棚
(
こだな
)
を
掻
(
か
)
きまはし、
抽斗
(
ひきだし
)
をがたつかせる。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
是
(
これ
)
が
子供
(
こども
)
に
關
(
くわん
)
する
夫婦
(
ふうふ
)
の
過去
(
くわこ
)
であつた。
此
(
この
)
苦
(
にが
)
い
經驗
(
けいけん
)
を
甞
(
な
)
めた
彼等
(
かれら
)
は、それ
以後
(
いご
)
幼兒
(
えうじ
)
に
就
(
つい
)
て
餘
(
あま
)
り
多
(
おほ
)
くを
語
(
かた
)
るを
好
(
この
)
まなかつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
若
(
も
)
しも
太古
(
たいこ
)
において
國民
(
こくみん
)
が、
地震
(
ぢしん
)
をそれほどに
恐
(
おそ
)
れたとすれば、
當然
(
たうぜん
)
地震
(
ぢしん
)
に
關
(
くわん
)
する
傳説
(
でんせつ
)
が
太古
(
たいこ
)
から
發生
(
はつせい
)
してゐる
筈
(
はず
)
であるが、それは
頓
(
とん
)
と
見當
(
みあ
)
たらぬ。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
A
待
(
ま
)
てよ。
此
(
こ
)
の
對話
(
たいわ
)
は『
中外
(
ちうぐわい
)
』に
載
(
の
)
せるんだから、そんな
話
(
はなし
)
は
少
(
すこ
)
し
遠慮
(
ゑんりよ
)
して
置
(
お
)
かうよ。それよりかモツト
葉書
(
はがき
)
に
關
(
くわん
)
する
無邪氣
(
むじやき
)
な
面白
(
おもしろ
)
い
話
(
はなし
)
でもないかい。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
この
大問題
(
だいもんだい
)
たる
彌生式
(
やよひしき
)
に
關
(
くわん
)
してであるので、
注意
(
ちうい
)
の
上
(
うへ
)
にも
注意
(
ちうい
)
を
加
(
くは
)
へて、
其土器
(
そのどき
)
の
出
(
で
)
る
状態
(
じやうたい
)
を
見
(
み
)
た
結果
(
けつくわ
)
、
彌生式貝塚
(
やよひしきかひづか
)
として
發表
(
はつぺう
)
するに
足
(
た
)
る、
特種
(
とくしゆ
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
といふ
事
(
こと
)
を
確認
(
かくにん
)
した。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
つまり、
料理
(
れうり
)
とか
裁縫
(
さいほう
)
とか、
育兒
(
いくじ
)
とかといふ
書物以外
(
しよもついぐわい
)
に——
婦人
(
ふじん
)
が
實生活
(
じつせいくわつ
)
の
中
(
なか
)
に
勤
(
つと
)
める
役割
(
やくわり
)
に
關
(
くわん
)
した
書物以外
(
しよもついぐわい
)
に、
婦人
(
ふじん
)
にのみ
用
(
よう
)
のある
書物
(
しよもつ
)
があるかどうかといふ
事
(
こと
)
は
疑問
(
ぎもん
)
である。
読書の態度
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
由三は此の
關
(
くわん
)
門を通り抜けて、森川町から本郷通りへブラリ/″\進む。
雑踏
(
ひとごみ
)
の
中
(
なか
)
を
些
(
ちよつ
)
と古本屋の前に立停ツたり、小間物店や呉服店をチラと
覗
(
のぞ
)
いて見たりして、
毎
(
いつも
)
のやうに
日影町
(
ひかげちよう
)
から春木町に出る。
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
上部
(
うはべ
)
から
見
(
み
)
ると、
夫婦
(
ふうふ
)
ともさう
物
(
もの
)
に
屈托
(
くつたく
)
する
氣色
(
けしき
)
はなかつた。それは
彼等
(
かれら
)
が
小六
(
ころく
)
の
事
(
こと
)
に
關
(
くわん
)
して
取
(
と
)
つた
態度
(
たいど
)
に
就
(
つい
)
て
見
(
み
)
ても
略
(
ほゞ
)
想像
(
さうざう
)
がつく。
流石
(
さすが
)
女丈
(
をんなだけ
)
に
御米
(
およね
)
は一二
度
(
ど
)
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
A
葉書
(
はがき
)
に
關
(
くわん
)
する
君
(
きみ
)
の
知識
(
ちしき
)
は
非常
(
ひじやう
)
に
豐富
(
ほうふ
)
だね。
女
(
をんな
)
の
話
(
はなし
)
ばかりが
專門
(
せんもん
)
かと思つたら、
葉書
(
はがき
)
の話も
專門
(
せんもん
)
だね。
ハガキ運動
(旧字旧仮名)
/
堺利彦
(著)
然
(
しか
)
らば
善美
(
ぜんび
)
とは
何
(
なん
)
であるかと
反問
(
はんもん
)
するであらう。
夫
(
それ
)
は
食
(
しよく
)
に
關
(
くわん
)
して
述
(
の
)
べた
所
(
ところ
)
と
同工異曲
(
どうこうゐきよく
)
で、
建築
(
けんちく
)
に
當
(
あ
)
てはめて
云
(
い
)
へば、
善
(
ぜん
)
とは
科學的條件
(
くわがくてきでうけん
)
の
具足
(
ぐそく
)
で
美
(
び
)
とは
藝術的條件
(
げいじゆつてきでうけん
)
の
具足
(
ぐそく
)
である。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
勿論
(
もちろん
)
この
問題
(
もんだい
)
は
專門家
(
せんもんか
)
に
由
(
よつ
)
て
飽迄
(
あくまで
)
も
研究
(
けんきう
)
されねばならぬのであるが。
我輩
(
わがはい
)
は、
茲
(
こゝ
)
には
深
(
ふか
)
い
哲學的議論
(
てつがくてきぎろん
)
には
立
(
た
)
ち
入
(
い
)
らないで、
極
(
きは
)
めて
通俗的
(
つうぞくてき
)
に
之
(
これ
)
に
關
(
くわん
)
する
感想
(
かんさう
)
の一
端
(
たん
)
を
述
(
の
)
べて
見
(
み
)
よう。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
私
(
わたし
)
のばけものに
關
(
くわん
)
する
考
(
かんが
)
へは、
世間
(
せけん
)
の
所謂
(
いはゆる
)
化物
(
ばけもの
)
とは
餘程
(
よほど
)
範圍
(
はんゐ
)
を
異
(
こと
)
にしてゐる。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
第
(
だい
)
一
日本
(
にほん
)
の
神話
(
しんわ
)
に
地震
(
ぢしん
)
に
關
(
くわん
)
する
件
(
けん
)
がないやうである。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
關
部首:⾨
19画
“關”を含む語句
關係
關節
機關
關西
關與
關東
無關係
玄關番
大關
交通機關
關係者
玄關
關羽
關係上
關所
關守
關山
關白
關八州
關兼元
...