“陰口”の読み方と例文
読み方割合
かげぐち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんなお陰口かげぐちも言いながら似合わしい第二の夫人のお取り持ちをしようとする人たちも相当多いのであるが、宮は耳をお傾けにならなかった。
源氏物語:47 橋姫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
ところが、どこから聞いて来たか、平太と郎党の木工助が、夜明け方、うまやの蔭で、しきりと、わたくしの陰口かげぐちをきいているではございませんか。
陰口かげぐちをいう者の人格の下劣げれつにして、いささか俸禄ほうろくのために心の独立を失い、口に言わんと欲することを言わず、はなはだしきは心に思わんと欲することさえも、まったく思わず
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)