“かげぐち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蔭口64.4%
陰口24.4%
影口8.9%
後評2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
師弟は三人となった。なるほど朝夕ちょうせき側に仕えてみると、弥五郎一刀斎は気難しい。善鬼の蔭口かげぐちは嘘ではない。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
バツの惡くなつた金之丞は、六郎の不遠慮な蔭口かげぐちふうずる爲には、平次を外へ引張り出す外にはなかつたのです。
こんなお陰口かげぐちも言いながら似合わしい第二の夫人のお取り持ちをしようとする人たちも相当多いのであるが、宮は耳をお傾けにならなかった。
源氏物語:47 橋姫 (新字新仮名) / 紫式部(著)
あの御様子ではお気に入らないのでもなかったらしいなどと女房たちは陰口かげぐちをしていた。
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
後家という者はいつの世でも兎角人に影口かげぐち言れ勝の、割の悪いものだから、勝気の祖母はこれが悔しくてたまらない。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
かえって美妙を尋ねる時は最中もなかの一と折も持って行かないと御機嫌ごきげんが悪いというような影口かげぐちがあった。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
浮世風呂に浮世の垢を流し合うように、別世界は別世界相応の話柄はなしの種も尽きぬものか、朋輩ほうばい悪評わるくちが手始めで、内所の後評かげぐち廓内くるわの評判
今戸心中 (新字新仮名) / 広津柳浪(著)