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天気
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てんき
ふりがな文庫
“
天気
(
てんき
)” の例文
旧字:
天氣
天気
(
てんき
)
のよくない
日
(
ひ
)
は、あたりが
暗
(
くら
)
く、
日
(
ひ
)
がいっそう
短
(
みじか
)
いように
思
(
おも
)
われたのです。
小鳥
(
ことり
)
がぬれながら、あちらの
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
にとまりました。
おきくと弟
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一廻
(
ひとまはり
)
くるりと
環
(
わ
)
にまはつて
前足
(
まへあし
)
をついて、
棒杭
(
ばうぐひ
)
の
上
(
うへ
)
へ
乗
(
の
)
つて、お
天気
(
てんき
)
を
見
(
み
)
るのであらう、
仰向
(
あをむ
)
いて
空
(
そら
)
を
見
(
み
)
た。
晴
(
は
)
れるといまに
行
(
ゆ
)
くよ。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
外はあかるい、よいお
天気
(
てんき
)
でした。まず
部屋
(
へや
)
の中で見つけたパンをたべて、それから、ガチョウと
牝牛
(
めうし
)
に朝のたべものをやりました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
廿四日、
天気
(
てんき
)
好
(
よ
)
し。
隣
(
となり
)
の
客
(
きゃく
)
つとめて
声高
(
こわだか
)
に
物語
(
ものがたり
)
するに
打驚
(
うちおどろ
)
きて
覚
(
さ
)
めぬ。
何事
(
なにごと
)
かと聞けば、
衛生
(
えいせい
)
と
虎列拉
(
これら
)
との事なり。
みちの記
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
翌
(
あく
)
る
日
(
ひ
)
もいいお
天気
(
てんき
)
で、お
日様
(
ひさま
)
が
青
(
あお
)
い
牛蒡
(
ごぼう
)
の
葉
(
は
)
にきらきら
射
(
さ
)
してきました。そこで
母鳥
(
ははどり
)
は
子供達
(
こどもたち
)
をぞろぞろ
水際
(
みずぎわ
)
に
連
(
つ
)
れて
来
(
き
)
て、ポシャンと
跳
(
と
)
び
込
(
こ
)
みました。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
わたしはくらげといって
竜王
(
りゅうおう
)
の
御家来
(
ごけらい
)
さ。
今日
(
きょう
)
はあんまりお
天気
(
てんき
)
がいいので、うかうかこの
辺
(
へん
)
まで
遊
(
あそ
)
びに
来
(
き
)
たのですが、なるほどこの
猿
(
さる
)
が
島
(
しま
)
はいい
所
(
ところ
)
ですね。
くらげのお使い
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
時
(
とき
)
は
丁度
(
ちょうど
)
四
時過
(
じす
)
ぎ。いつもなら
院長
(
いんちょう
)
は
自分
(
じぶん
)
の
室
(
へや
)
から
室
(
へや
)
へと
歩
(
ある
)
いていると、ダリュシカが、
麦酒
(
ビール
)
は
旦那様
(
だんなさま
)
如何
(
いかが
)
ですか、と
問
(
と
)
う
刻限
(
こくげん
)
。
戸外
(
こがい
)
は
静
(
しずか
)
に
晴渡
(
はれわた
)
った
天気
(
てんき
)
である。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
天気
(
てんき
)
のいゝ
日
(
ひ
)
に、
嘉十
(
かじふ
)
も
出
(
で
)
かけて
行
(
い
)
きました。
糧
(
かて
)
と
味噌
(
みそ
)
と
鍋
(
なべ
)
とをしよつて、もう
銀
(
ぎん
)
いろの
穂
(
ほ
)
を
出
(
だ
)
したすすきの
野原
(
のはら
)
をすこしびつこをひきながら、ゆつくりゆつくり
歩
(
ある
)
いて
行
(
い
)
つたのです。
鹿踊りのはじまり
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
明日
(
あした
)
も
天気
(
てんき
)
だ。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
「
極楽
(
ごくらく
)
です、ほんとうですよ、おじさん。
海
(
うみ
)
のあなたに、
極楽
(
ごくらく
)
があって、いつもあちらはお
天気
(
てんき
)
なんです。」と、
子供
(
こども
)
はいいました。
熊さんの笛
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
外にはだれもいませんでしたが、大きな
部屋
(
へや
)
の中には、若い
女工
(
じょこう
)
たちがすわって、マッチを箱につめていました。
天気
(
てんき
)
がいいので、
窓
(
まど
)
はあけはなされていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
愉快
(
おもしろ
)
いな、
愉快
(
おもしろ
)
いな、お
天気
(
てんき
)
が悪くつて
外
(
そと
)
へ
出
(
で
)
て
遊
(
あそ
)
べなくつても
可
(
いゝ
)
や、
笠
(
かさ
)
を
着
(
き
)
て
蓑
(
みの
)
を
着
(
き
)
て、
雨
(
あめ
)
の
降
(
ふ
)
るなかをびしよ/″\
濡
(
ぬ
)
れながら、
橋
(
はし
)
の
上
(
うへ
)
を
渡
(
わた
)
つて
行
(
ゆ
)
くのは
猪
(
いぬしゝ
)
だ。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それは
田舎
(
いなか
)
の
夏
(
なつ
)
のいいお
天気
(
てんき
)
の
日
(
ひ
)
の
事
(
こと
)
でした。もう
黄金色
(
こがねいろ
)
になった
小麦
(
こむぎ
)
や、まだ
青
(
あお
)
い
燕麦
(
からすむぎ
)
や、
牧場
(
ぼくじょう
)
に
積
(
つ
)
み
上
(
あ
)
げられた
乾草堆
(
ほしくさづみ
)
など、みんなきれいな
眺
(
なが
)
めに
見
(
み
)
える
日
(
ひ
)
でした。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
年々
(
ねんねん
)
秋
(
あき
)
のみのり
時
(
どき
)
になりますと、この
神
(
かみ
)
さまの
召
(
め
)
し
上
(
あ
)
がり
物
(
もの
)
に、
生
(
い
)
きている
人間
(
にんげん
)
を
一人
(
ひとり
)
ずつ
供
(
そな
)
えないと、お
天気
(
てんき
)
が
悪
(
わる
)
くなって、
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
ってもらいたいときには
降
(
ふ
)
らないし
しっぺい太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「さあ、どこの
家
(
いえ
)
でしょうね。どこでも、このお
天気
(
てんき
)
のうちに、
菜
(
な
)
をつけるんですよ。きっと、このあとは、
雪
(
ゆき
)
がふりますからね。」
水七景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
小屋
(
こや
)
を
出
(
で
)
て二
町
(
ちやう
)
ばかり
行
(
ゆ
)
くと
直
(
すぐ
)
坂
(
さか
)
があつて、
坂
(
さか
)
の
下口
(
おりくち
)
に
一軒
(
いつけん
)
鳥屋
(
とりや
)
があるので、
樹蔭
(
こかげ
)
も
何
(
なん
)
にもない、お
天気
(
てんき
)
のいゝ
時
(
とき
)
あかるい/\
小
(
ちひ
)
さな
店
(
みせ
)
で、
町家
(
まちや
)
の
軒
(
のき
)
ならびにあつた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ああ、いいお
天気
(
てんき
)
だ。だがお
前
(
まえ
)
さんはあまりみかけない人だが、どこから
来
(
き
)
たのだね。」
くらげのお使い
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
それが、きょう急にすばらしい
天気
(
てんき
)
になりましたので、地上の人たちは、あたたかいお日さまの光と、
緑
(
みどり
)
の森が
恋
(
こい
)
しくなって、じっと仕事をしていることができなくなりました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
すがすがしい
天気
(
てんき
)
で、
青々
(
あおあお
)
と
大空
(
おおぞら
)
は
晴
(
は
)
れていましたが、その
奥底
(
おくそこ
)
に、
光
(
ひか
)
った
冷
(
つめ
)
たい
目
(
め
)
がじっと
地上
(
ちじょう
)
をのぞいているような
日
(
ひ
)
でした。
冬のちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
天気
(
てんき
)
さへ
晴
(
は
)
れたか
曇
(
くも
)
つたか
訳
(
わけ
)
が
解
(
わか
)
らず、
目
(
ま
)
まじろぎもしないですた/\と
捏
(
こ
)
ねて
上
(
のぼ
)
る。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ある日
猿
(
さる
)
とかにはお
天気
(
てんき
)
がいいので、
連
(
つ
)
れだって
遊
(
あそ
)
びに出ました。その
途中
(
とちゅう
)
、
山道
(
やまみち
)
で
猿
(
さる
)
は
柿
(
かき
)
の
種
(
たね
)
を
拾
(
ひろ
)
いました。またしばらく
行
(
い
)
くと、
川
(
かわ
)
のそばでかにはおむすびを
拾
(
ひろ
)
いました。かには
猿かに合戦
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「おじいさん、
今日
(
こんにち
)
は、いいお
天気
(
てんき
)
だから、どこかへお
出
(
で
)
かけなさい。」と、
家
(
うち
)
のものがいうと、おじいさんは、はげ
頭
(
あたま
)
を
空
(
そら
)
に
向
(
む
)
けて
ものぐさじじいの来世
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
其
(
それ
)
でもなか/\
捗取
(
はかど
)
らず、
七日
(
なぬか
)
も
経
(
た
)
つたので、
後
(
あと
)
に
残
(
のこ
)
つて
附添
(
つきそ
)
つて
居
(
ゐ
)
た
兄者人
(
あにじやひと
)
が
丁度
(
ちやうど
)
苅入
(
かりいれ
)
で、
此節
(
このせつ
)
は
手
(
て
)
が八
本
(
ほん
)
も
欲
(
ほ
)
しいほど
忙
(
いそが
)
しい、お
天気
(
てんき
)
模様
(
もやう
)
も
雨
(
あめ
)
のやう、
長雨
(
ながあめ
)
にでもなりますと
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
うららかないいお
天気
(
てんき
)
で、まっ
青
(
さお
)
な
海
(
うみ
)
の上には、
波
(
なみ
)
一つ
立
(
た
)
ちませんでした。
稲妻
(
いなづま
)
が
走
(
はし
)
るようだといおうか、
矢
(
や
)
を
射
(
い
)
るようだといおうか、目のまわるような
速
(
はや
)
さで
船
(
ふね
)
は走って行きました。
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
三
本
(
ぼん
)
の
木
(
き
)
は、たがいに
頭
(
あたま
)
を
寄
(
よ
)
せ
合
(
あ
)
って、かなたの
町
(
まち
)
の
方
(
ほう
)
を
見
(
み
)
ていました。
天気
(
てんき
)
のいい
日
(
ひ
)
には、
白
(
しろ
)
い
煙
(
けむり
)
や、
黒
(
くろ
)
い
煙
(
けむり
)
が
立
(
た
)
ち
上
(
のぼ
)
っていました。
縛られたあひる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある日いつものとおり
保名
(
やすな
)
は
畑
(
はたけ
)
に出て、
葛
(
くず
)
の
葉
(
は
)
は
一人
(
ひとり
)
寂
(
さび
)
しく
留守居
(
るすい
)
をしていました。お
天気
(
てんき
)
がいいので
子供
(
こども
)
も
野
(
の
)
へとんぼを
取
(
と
)
りに行ったまま、
遊
(
あそ
)
びほおけていつまでも
帰
(
かえ
)
って
来
(
き
)
ませんでした。
葛の葉狐
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
じめじめした、いやな
天気
(
てんき
)
がつづきました。
生活力
(
せいかつりょく
)
の
乏
(
とぼ
)
しい
金魚
(
きんぎょ
)
は、みんな
弱
(
よわ
)
って
死
(
し
)
んでしまったけれど、どじょうは
元気
(
げんき
)
でした。
どじょうと金魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
猿
(
さる
)
さん、
猿
(
さる
)
さん、
今日
(
こんにち
)
は、いいお
天気
(
てんき
)
ですね。」
くらげのお使い
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
日
(
ひ
)
の
光
(
ひかり
)
がかげって、
天気
(
てんき
)
が
変
(
か
)
わりそうになったので、そばに
立
(
た
)
っている
人々
(
ひとびと
)
は、しだいに
少
(
すく
)
なく、みんなあちらにいってしまいました。
幸福に暮らした二人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「いいお
天気
(
てんき
)
だねえ。」
かちかち山
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
日曜
(
にちよう
)
の
午前
(
ごぜん
)
でした。
空
(
そら
)
は、
曇
(
くも
)
っていました。どうしたことか、このごろは、
晴
(
は
)
れたり、
降
(
ふ
)
ったりして、おかしな
天気
(
てんき
)
がつづくのでした。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
冬
(
ふゆ
)
になっても、
娘
(
むすめ
)
のきた
地方
(
ちほう
)
は、
雪
(
ゆき
)
も
降
(
ふ
)
りませんでした。いつもあたたかないい
天気
(
てんき
)
がつづいて、
北国
(
ほっこく
)
の
春
(
はる
)
の
時節
(
じせつ
)
のような
景色
(
けしき
)
でした。
二番めの娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
お
天気
(
てんき
)
はいいし、
子供
(
こども
)
たちのあそんでいる
声
(
こえ
)
が、きこえるし、もう
信
(
しん
)
一は、じっとして、
家
(
いえ
)
にいることが、できなかったのです。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「この
海
(
うみ
)
を
越
(
こ
)
えて、
島
(
しま
)
に
達
(
たっ
)
することは
容易
(
ようい
)
のことでない。
疲
(
つか
)
れを
休
(
やす
)
めて、
穏
(
おだ
)
やかな、いい
天気
(
てんき
)
のつづく
日
(
ひ
)
を
待
(
ま
)
とうではないか。」
北海の波にさらわれた蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いまごろ、
鐘
(
かね
)
を
引
(
ひ
)
く
行列
(
ぎょうれつ
)
が、
町
(
まち
)
を
通
(
とお
)
るであろう
昼
(
ひる
)
すぎになって、
町
(
まち
)
へいこうとした、そのじぶんから、きゅうに
天気
(
てんき
)
があやしくなりました。
鐘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あすは、お
寺
(
てら
)
のお
開帳
(
かいちょう
)
で、どんなにかこの
辺
(
へん
)
は
人通
(
ひとどお
)
りの
多
(
おお
)
いことだろう。お
天気
(
てんき
)
であってくれればいいが。」といいました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
私
(
わたし
)
たちも、その
島
(
しま
)
へ
見物
(
けんぶつ
)
にゆくのですよ。それでここへきて、
天気
(
てんき
)
を
見
(
み
)
はからっているのです。」と、つばめはいいました。
北海の波にさらわれた蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
やがて
日曜日
(
にちようび
)
になりまして、その
日
(
ひ
)
の
朝
(
あさ
)
からよいお
天気
(
てんき
)
でありましたから、
正雄
(
まさお
)
は
姉
(
ねえ
)
さんと、おじいさんの
家
(
うち
)
へ
出
(
で
)
かけました。
おじいさんの家
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
平常
(
いつも
)
はもとより、たとえ
天気
(
てんき
)
のよくないような
日
(
ひ
)
であっても、この
港
(
みなと
)
の
中
(
なか
)
だけはあまり
波
(
なみ
)
も
高
(
たか
)
く
立
(
た
)
たず、ここにさえ
逃
(
のが
)
れれば
安心
(
あんしん
)
というので
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そのうち、あいにく
雪
(
ゆき
)
がふりだしました。
北国
(
ほっこく
)
の
冬
(
ふゆ
)
の
天気
(
てんき
)
ほど、あてにならぬものはありません。たちまち
雪
(
ゆき
)
はつもって、
道
(
みち
)
をふさぎました。
きつねをおがんだ人たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、あちらは、
極楽
(
ごくらく
)
なんだよ。いつもお
天気
(
てんき
)
で、あたたかで、
花
(
はな
)
がさいて、
鳥
(
とり
)
が
鳴
(
な
)
いているところだ。」といいました。
熊さんの笛
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「おばさん、きょうはいいお
天気
(
てんき
)
ですが、ご
機嫌
(
きげん
)
はいかがですか?」と、いって、
寄
(
よ
)
ってきました。いつも、おばさんは、
楽
(
たの
)
しかったのです。
海のおばあさん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あらしのために
困
(
こま
)
って
逃
(
に
)
げてきたのだ。
天気
(
てんき
)
になればどこへかいってしまうと
思
(
おも
)
って、
黙
(
だま
)
っていたんだ。」といいました。
カラカラ鳴る海
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
十二
月
(
がつ
)
の
日曜日
(
にちようび
)
でした。
風
(
かぜ
)
のない
静
(
しず
)
かなお
天気
(
てんき
)
であります。
辰
(
たつ
)
一は、
午後
(
ごご
)
から、××の
空
(
あ
)
き
地
(
ち
)
へいってみようと
思
(
おも
)
いました。
とびよ鳴け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
不思議
(
ふしぎ
)
なことには、その
後
(
のち
)
、
赤
(
あか
)
いろうそくが、
山
(
やま
)
のお
宮
(
みや
)
に
点
(
とも
)
った
晩
(
ばん
)
は、いままで、どんなに
天気
(
てんき
)
がよくても、たちまち
大
(
おお
)
あらしとなりました。
赤いろうそくと人魚
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
年
(
とし
)
の
夏
(
なつ
)
の
日
(
ひ
)
のことでありました。
幾日
(
いくにち
)
も
幾日
(
いくにち
)
も、
天気
(
てんき
)
ばかりがつづいて、
雨
(
あめ
)
というものがすこしも
降
(
ふ
)
りませんでした。
神は弱いものを助けた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ほんとうのうぐいすですよ。
花
(
はな
)
が
咲
(
さ
)
いているから、
飛
(
と
)
んできたのです。さあ、あんたも
早
(
はや
)
く
起
(
お
)
きて、お
顔
(
かお
)
を
洗
(
あら
)
いなさい。いいお
天気
(
てんき
)
ですよ。」
鳥鳴く朝のちい子ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ああ、いいお
天気
(
てんき
)
だから、おまえだけいってみておいでなさい。
私
(
わたし
)
は
年寄
(
としよ
)
りだから、
歩
(
ある
)
くのがたいそうです。」と、おばあさんは
答
(
こた
)
えました。
海からきた使い
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あたたかな
春風
(
はるかぜ
)
は、そよそよと
空
(
そら
)
を
吹
(
ふ
)
いて、
野原
(
のはら
)
や、
田
(
た
)
の
上
(
うえ
)
を
渡
(
わた
)
っていました。ほんとうに、いい
天気
(
てんき
)
でありました。
春の真昼
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ほんとうに、その
日
(
ひ
)
は、いい
天気
(
てんき
)
でありましたから、
小鳥
(
ことり
)
も
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
にきて
鳴
(
な
)
いていました。しかし、
冬
(
ふゆ
)
の
日
(
ひ
)
は
短
(
みじか
)
くて、じきに
日
(
ひ
)
は
暮
(
く
)
れかかりました。
雪だるま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“天気”の解説
天気(てんき、en: weather)は、ある場所における、ある時刻もしくは一定の期間の、地表に影響をもたらす大気の状態である。
(出典:Wikipedia)
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
“天気”で始まる語句
天気輪
天気予報
天気模様
天気験器
天気鶏