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げん
ふりがな文庫
“
現
(
げん
)” の例文
すなわち一転すれば冒険心となり、再転すれば
山気
(
やまぎ
)
となるのである。
現
(
げん
)
に彼の父は山気のために失敗し、彼の兄は冒険のために死んだ。
非凡なる凡人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
爭
(
あらそ
)
ひ
將棋
(
せうき
)
に
敗
(
やぶ
)
れて
血
(
ち
)
を
吐
(
は
)
いて死ぬなどは一
種
(
しゆ
)
の
悲壯
(
ひそう
)
美を
感
(
かん
)
じさせるが、
迂濶
(
うくわつ
)
に死ぬ事も出來ないであらう
現
(
げん
)
代の
專
(
せん
)
門
棋士
(
きし
)
は平
凡
(
ぼん
)
に
下手の横好き:―将棋いろいろ―
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
この
婦
(
おんな
)
の日頃ねんじ
奉
(
たてま
)
つる観音出でて僧と
現
(
げん
)
じ、
亡婦
(
ぼうふ
)
の腹より赤子を
出
(
いだ
)
し、あたりの
賤
(
しず
)
の
女
(
め
)
にあづけ、飴をもつて養育させたまひけり。
小夜の中山夜啼石
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
人肉
(
じんにく
)
を食とするか如きも我々の
習慣
(
しふくわん
)
より言へは
厭
(
いと
)
ふ可き事、寧恐る可き事には有れど、
野蠻未開國
(
やばんみかいこく
)
の中には
現
(
げん
)
に此風の行はるる所有り。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
それかあらぬか、
同地
(
どうち
)
の
神明社内
(
しんめいしゃない
)
には
現
(
げん
)
に
小桜神社
(
こざくらじんじゃ
)
(
通称
(
つうしょう
)
若宮様
(
わかみやさま
)
)という
小社
(
しょうしゃ
)
が
遺
(
のこ
)
って
居
(
お
)
り、
今尚
(
いまな
)
お
里人
(
りじん
)
の
尊崇
(
そんすう
)
の
標的
(
まと
)
になって
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
或は奔湍
巌
(
いわお
)
を噛む激流と化して嵯峨たる奇岩怪石の
隙
(
ひま
)
を迸り、或は幾丈の
瀑布
(
ばくふ
)
を
現
(
げん
)
じて煙霧を吐きながら絶壁を落ちて行きます。
金色の死
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
……
現
(
げん
)
に、
廣島師範
(
ひろしましはん
)
の
閣下穗科信良
(
かくかほしなしんりやう
)
は——こゝに
校長
(
かうちやう
)
たる
其
(
そ
)
の
威嚴
(
ゐげん
)
を
傷
(
きず
)
つけず
禮
(
れい
)
を
失
(
しつ
)
しない
程度
(
ていど
)
で、
祝意
(
しゆくい
)
に
少
(
すこ
)
し
揶揄
(
やゆ
)
を
含
(
ふく
)
めた
一句
(
いつく
)
がある。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
現
(
げん
)
に、刻々と兵庫、摂津方面からせまって来る四国の細川
定禅
(
じょうぜん
)
(足利一族)、山陽、山陰の武族など、みなそれの
呼応
(
こおう
)
で起ったものだった。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
後者も亦
現
(
げん
)
に歌よみと云はれるのを避けて、實業的方面に手を出しかけるのだから、先輩も後輩もあつたものではないと、義雄は思つてゐる。
泡鳴五部作:03 放浪
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
現
(
げん
)
に代助が一戸を構へて以来、約一年余と云ふものは、
此春
(
このはる
)
年賀状の交換のとき、序を以て、今の住所を知らした丈である。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
眞實
(
まこと
)
となし斷りたりしは
麁忽
(
そこつ
)
千萬此方は
現
(
げん
)
に見たるといふ證據あらねば其
醫師
(
いしや
)
の云しが
嘘
(
う
)
そにて大藤の
娘
(
むすめ
)
に病の氣も有らぬを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
御行水
(
ごぎょうずい
)
も遊ばされず、且つ
女人
(
にょにん
)
の肌に触れられての
御誦経
(
ごずきょう
)
でござれば、
諸々
(
もろもろ
)
の仏神も不浄を
忌
(
い
)
んで、このあたりへは
現
(
げん
)
ぜられぬげに見え申した。
道祖問答
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
理屈
(
りくつ
)
を
申
(
まう
)
すぢやありません、
私
(
わたくし
)
の
越權
(
えつけん
)
は
私
(
わたくし
)
が
責任
(
せきにん
)
を
負
(
お
)
ひます。
貴下
(
あなた
)
は
信
(
しん
)
じませんか、
今
(
いま
)
現
(
げん
)
に
難破船
(
なんぱせん
)
が
救助
(
きゆうじよ
)
を
求
(
もとめ
)
て
居
(
を
)
るのを。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
また銀座裏で怪青年が僕になげつけた言葉は、
戦慄
(
せんりつ
)
なしに聴くことはできない。何か怖ろしいことが、
現
(
げん
)
に発生している
西湖の屍人
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
今
現
(
げん
)
に、自分の身に直接に、
眼
(
ま
)
のあたりに、今の言葉なら、体験したという程のことを、「知る」と云ったのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
現
(
げん
)
に、
数年前
(
すうねんぜん
)
のこと、ちょうど
春先
(
はるさき
)
であったが、
轟然
(
ごうぜん
)
として、なだれがしたときに、
幹
(
みき
)
の
半分
(
はんぶん
)
はさかれて、
雪
(
ゆき
)
といっしょに
谷底
(
たにそこ
)
へ
落
(
お
)
ちてしまったのでした。
しんぱくの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
然
(
さ
)
うさ。お前だツて
俺
(
おれ
)
の
大嫌
(
だいきらひ
)
なことを
悦
(
よろこ
)
んで
行
(
や
)
ツてゐることがあるぢやないか。
現
(
げん
)
に
俺
(
おれ
)
が
思索
(
しさく
)
に
耽
(
ふけ
)
ツてゐる時にバイヲリンを
彈
(
ひ
)
いたりなんかして………」
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「紅筆で假名文字を書いたから、女の
仕業
(
しわざ
)
と考へるのは少し早合點だな。
現
(
げん
)
に叔父上はそれでしくじつたのだ」
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
つとめて又持たせ遣らんとこそ思ひ侍りしなれ。手帳は
現
(
げん
)
にこゝに在り。斯く云ひて、
新婦
(
にひよめ
)
は
抽箱
(
ひきだし
)
よりさきの手帳を取出せり。戸外の人は何やらん言へり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
たしかにあの煙草屋の門口に安島家の
俥
(
くるま
)
が着いとるけにのう。自殺を知らずに迎えに来たちう
現
(
げん
)
の証拠が……
山羊髯編輯長
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
なにもしなくっても、どうしてその
証拠
(
しょうこ
)
を見せることができよう。ぼくたちは
現
(
げん
)
にあの人がこの品物を売って
得
(
え
)
た金で、三度のものを食べているのではないか
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
僕はさきのアストンの
言
(
げん
)
および
黒住
(
くろずみ
)
氏の所説を読んで、これを
現
(
げん
)
に我が周囲に行わるるいわゆる
神道
(
しんとう
)
に比すると、ちょうど『
新約聖書
(
しんやくせいしょ
)
』の
福音書
(
ふくいんしょ
)
を見た目で
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
矢筈草は俗に
現
(
げん
)
の
証拠
(
しょうこ
)
といふ薬草なること、江戸の人
山崎美成
(
やまざきよししげ
)
が『
海録
(
かいろく
)
』といふ随筆第五巻目に見えたり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
気が付かねば、まじないは効くのだとひそかに
現
(
げん
)
のあらわれるのを待っていたところ
更
(
さら
)
に効目はなかった。
夫婦善哉
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
現
(
げん
)
に、この
歌
(
うた
)
と
同樣
(
どうよう
)
に、おほくめの
命
(
みこと
)
と
神武天皇
(
じんむてんのう
)
とのかけあひに
謠
(
うた
)
はれたといふ
歌
(
うた
)
が、それであります。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
現
(
げん
)
に
明治四十一年頃
(
めいじしじゆういちねんごろ
)
から
始
(
はじ
)
まつた
活動
(
かつどう
)
に
於
(
おい
)
ては
鎔岩
(
ようがん
)
を
西方
(
せいほう
)
數十町
(
すうじつちよう
)
の
距離
(
きより
)
にまで
吹
(
ふ
)
き
飛
(
と
)
ばし、
小諸
(
こもろ
)
からの
登山口
(
とざんぐち
)
、
七合目
(
しちごうめ
)
にある
火山觀測所
(
かざんかんそくじよ
)
にまで
達
(
たつ
)
したこともある。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
ふん、
知
(
し
)
らねえッてもなァおッかねえや。おいらァ
現
(
げん
)
にたった
今
(
いま
)
、この二つの
眼
(
め
)
で、
睨
(
にら
)
んで
来
(
き
)
たばかりなんだ。
山吹色
(
やまぶきいろ
)
で二十五
枚
(
まい
)
、
滅多
(
めった
)
に
見
(
み
)
られるかさじゃァねえて
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
現
(
げん
)
に、いつぞやの夜も、お藤はここで御用十手の円陣から消え失せて、のちには左膳をも助け出して、同じくこの穴ぐらへつれこんだのだったが、左膳が去ったあと——。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
その「本」とい字の下の十の横の
一
(
ぼう
)
に
朱
(
しゅ
)
が入れてあるのです。今
現
(
げん
)
にその朱が入っています。
□本居士
(新字新仮名)
/
本田親二
(著)
中村は今
現
(
げん
)
に自分にも変な気がしたのであったから、主人に同情せずにはいられなくなった。
鵞鳥
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
現
(
げん
)
に俺の
母親
(
おふくろ
)
などは
寃
(
むじつ
)
の
咎
(
とが
)
で殺された。之が綱吉公の御代なら直ぐ
敵
(
かたき
)
を取つて貰へたのだ。
犬物語
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
(著)
何
(
なん
)
と
言
(
い
)
つても
女
(
をんな
)
ですもの
口
(
くち
)
が
早
(
はや
)
いに
依
(
よ
)
つてお
務
(
つと
)
め
向
(
む
)
きの
事
(
こと
)
などは
話
(
はな
)
してお
聞
(
き
)
かせ
下
(
くだ
)
さるわけには
行
(
ゆ
)
きますまい、
現
(
げん
)
に
今
(
いま
)
でも
隱
(
かく
)
していらつしやる
事
(
こと
)
は
夥
(
おびたゞ
)
しくあります、それは
承知
(
しようち
)
で
この子
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
貴方は貴方で、独立の女として、私は貴方の人格を尊重しませう。
現
(
げん
)
に今日迄も尊重して来て居るつもりです。只私も貴方も戦闘に疲れた。そして二人とも軽からぬ病気を抱いてる。
計画
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
しかも当時大阪事件が
如何
(
いか
)
に世の
耳目
(
じもく
)
を
惹
(
ひ
)
きたりしかは、
市
(
し
)
の子女をしてこの芝居を見ざれば、人に
非
(
あら
)
ずとまでに思わしめ、場内毎日
立錐
(
りっすい
)
の余地なき盛況を
現
(
げん
)
ぜしにても知らるべし
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
仏身より
摩睺羅伽
(
まごらか
)
まで、三十三身に
現
(
げん
)
じたまい、天人、人間、禽獣まで、
解脱
(
げだつ
)
せしめたもう観世音菩薩の、観世音菩薩
普門品
(
ふもんぼん
)
を、血書きして今日で二十一日、写経は完成と思ったに
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
現
(
げん
)
に後日、彼の砲撃に
与
(
あずか
)
りたる
或
(
あ
)
る米国士官の
実話
(
じつわ
)
に、彼の時は他国の軍艦が
行
(
ゆ
)
かんとするゆえ
強
(
し
)
いて同行したるまでにて、
恰
(
あたか
)
も
銃猟
(
じゅうりょう
)
にても
誘
(
さそ
)
われたる
積
(
つも
)
りなりしと語りたることあり。
瘠我慢の説:04 瘠我慢の説に対する評論について
(新字新仮名)
/
石河幹明
(著)
時
(
とき
)
としては柳条に
拠
(
よ
)
りて深処に
没
(
ぼつ
)
するを
防
(
ふせ
)
ぎしことあれども、
進
(
すす
)
むに従うて
浅砂
(
せんさ
)
の
岸
(
きし
)
となり、
遂
(
つひ
)
に沼岸一帯の
白砂
(
はくさ
)
を
現
(
げん
)
じ来る、砂土人馬の
足跡
(
そくせき
)
は
斑々
(
はん/\
)
として破鞋と
馬糞
(
ばふん
)
は所々に
散見
(
さんけん
)
す
利根水源探検紀行
(新字旧仮名)
/
渡辺千吉郎
(著)
これは私が見た上での
一家言
(
いっかげん
)
でなくって、
不風流
(
ぶふうりゅう
)
なチベット人も十五日の供養は
兜率天上弥勒
(
とそつてんじょうみろく
)
の内縁に供養したその有様をこのラサ府に
現
(
げん
)
じたのであると、彼らは
諺
(
ことわざ
)
のようにいうて居る。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
現
(
げん
)
にである、
最初
(
さいしよ
)
に
加瀬
(
かせ
)
から
望生
(
ばうせい
)
が
破片
(
はへん
)
を
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
た
時
(
とき
)
も、
彌生式
(
やよひしき
)
とは
思
(
おも
)
はなかつた
位
(
くら
)
ゐであるから、
小破片
(
せうはへん
)
を
一寸
(
ちよつと
)
拾
(
ひろ
)
つた、
其時
(
そのとき
)
に
於
(
おい
)
て、
普通
(
ふつう
)
のと
思
(
おも
)
はれたのではあるまいかといふ
疑
(
うたが
)
ひを
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
現
(
げん
)
ずることを得せしめよ、わが目親しく之を視て
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
現
(
げん
)
にそこにある。しかしそれを手に入れるのが
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
現
(
げん
)
に
写真
(
しやしん
)
にも まつすぐにうつりますからね
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
現
(
げん
)
じいづ。—あはれ鞭
指
(
さ
)
し
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
忿怒
(
ふんぬ
)
現
(
げん
)
ずる
明王
(
みやうわう
)
の
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
現
(
げん
)
、天皇後醍醐のお
乳
(
ち
)
のひとの父であり、天皇の御信任はもちろんのこと、いわゆる“重臣の三
房
(
ぼう
)
”(
北畠親房
(
きたばたけちかふさ
)
、
万里小路宣房
(
までのこうじのぶふさ
)
、吉田定房)
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
現
(
げん
)
と
幽
(
ゆう
)
とに
分
(
わか
)
れて
居
(
お
)
りましても、
人情
(
にんじょう
)
にかわりはなく、
先方
(
せんぽう
)
で
熱心
(
ねっしん
)
ならこちらでもツイその
真心
(
まごころ
)
にほだされるのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
塵
(
ちり
)
一つとしてわが眼に入るは、すべてものの
化
(
け
)
したるにて、恐しきあやしき神のわれを悩まさむとて
現
(
げん
)
じたるものならむ。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
床はあるが、
言訳
(
いいわけ
)
ばかりで、
現
(
げん
)
に
幅
(
ふく
)
も何も
懸
(
かか
)
っておらん。その代り
累々
(
るいるい
)
と書物やら、原稿紙やら、手帳やらが積んである。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
近頃
(
ちかごろ
)
は
石匕
(
いしさじ
)
の名行はるる樣に成りしが、是とても决して
好
(
よ
)
き
稱
(
とな
)
へには非ざるなり。イースタアアイランド土人及びエスキモーは
現
(
げん
)
に
此石器
(
このせきき
)
を有す。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
一首の意は、自分の恋は、いま
現
(
げん
)
にこんなにも深く強い。多胡の入野のように(序詞)奥の奥まで相かわらずいつまでも深くて強い、というのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
現
常用漢字
小5
部首:⽟
11画
“現”を含む語句
現象
現金
現世
現実
現在
現場
表現
現身
出現
顕現
現状
夢現
現今
現代
現實
隠現
実現
自然現象
現神
言現
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