“黒住”の読み方と例文
読み方割合
くろずみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アストンにしても、黒住くろずみにしても、その説くところ間違いなきをし難いが、我が固有こゆうの教えは知恩ちおんの念にてるものなりとの一条はあやまちなしと信ずる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
耶蘇教やそきょうで葬式をすると、かえって軽便で神聖でええがな。勝はお経も嫌いだし黒住くろずみのおはらいも嫌いじゃ」
入江のほとり (新字新仮名) / 正宗白鳥(著)
一時に十数ヵ所のせきを切って、はばめるものを知らず流れ狂う濁水は、またたく間に、毛利方のいる岩崎、天神、黒住くろずみなどの高地を余す以外の地をことごとく水と泥とに化してしまうであろう。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)