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觀
>
み
ふりがな文庫
“
觀
(
み
)” の例文
新字:
観
〔譯〕
雲煙
(
うんえん
)
は
已
(
や
)
むことを得ざるに
聚
(
あつま
)
る。
風雨
(
ふうう
)
は已むことを得ざるに
洩
(
も
)
る。
雷霆
(
らいてい
)
は已むことを得ざるに
震
(
ふる
)
ふ。
斯
(
こゝ
)
に以て
至誠
(
しせい
)
の
作用
(
さよう
)
を
觀
(
み
)
る可し。
南洲手抄言志録:03 南洲手抄言志録
(旧字旧仮名)
/
秋月種樹
、
佐藤一斎
(著)
古語
(
こご
)
に
謂
(
いふ
)
有
(
あり
)
其以てする所を
觀
(
み
)
其由
(
そのしたが
)
ふ所を
觀
(
み
)
其安んずる所を察す人
焉
(
いづく
)
んぞ
庾
(
かくさ
)
ん哉人
焉
(
いづく
)
んぞ
庾
(
かくさ
)
ん哉爰に
僞
(
いつは
)
り
飾
(
かざ
)
る者有り然れ共其者の
眸瞳
(
ひとみ
)
の
動靜
(
どうせい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
眞珠太夫の手踊りと唄は、その中にあつて、まことにピカ一的存在であり、當時の兩國フアンは、
伽陵頻迦
(
かりようびんが
)
とも、天女の舞ひとも
觀
(
み
)
たのでせう。
銭形平次捕物控:319 真珠太夫
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
廉直
(
れんちよく
)
の・
(五三)
邪枉
(
じやわう
)
の
臣
(
しん
)
に
容
(
い
)
れられざるを
悲
(
かなし
)
み、
(五四)
往者得失
(
わうしやとくしつ
)
の
變
(
へん
)
を
觀
(
み
)
る、
故
(
ゆゑ
)
に
(五五)
孤憤
(
こふん
)
・五
蠧
(
と
)
・
内外儲
(
ないぐわいちよ
)
・
説林
(
せつりん
)
・
説難
(
ぜいなん
)
、十
餘萬言
(
よまんげん
)
を
作
(
つく
)
る。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
澄
(
す
)
んだ
空
(
そら
)
の
月
(
つき
)
を
寢
(
ね
)
ながら
眺
(
なが
)
める、
人
(
ひと
)
いきれから
逃
(
のが
)
れた
郊外
(
こうがい
)
の
樂
(
たのし
)
みは、こゝに
止
(
とゞ
)
めを
刺
(
さ
)
す……それが
觀
(
み
)
られない。
ねこ
(旧字旧仮名)
/
北村兼子
(著)
▼ もっと見る
それはもとより
噂
(
うはさ
)
だけにとゞまつたが、それ
以來
(
いらい
)
、
當分
(
たうぶん
)
は
芝居
(
しばゐ
)
を
觀
(
み
)
ながら
煙草
(
たばこ
)
を
吸
(
す
)
ふものが
殆
(
ほと
)
んどなくなつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
身の
邊
(
ほとり
)
なる自然と生活とを、人となりての後、當時の情もて
觀
(
み
)
ましかば、我が作る詩こそ類なき妙品ならめ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
可
(
よ
)
し、
汝
(
なんぢ
)
が
觀
(
み
)
る
處
(
ところ
)
予
(
よ
)
が
心
(
こゝろ
)
に
合
(
かな
)
へり、
予
(
よ
)
も
豫
(
かね
)
て
杢
(
もく
)
をこそと
思
(
おも
)
ひけれ、
今
(
いま
)
汝
(
なんぢ
)
が
説
(
と
)
く
所
(
ところ
)
によりて、
愈々
(
いよ/\
)
渠
(
かれ
)
が
人材
(
じんざい
)
を
確
(
たしか
)
めたり、
用
(
もち
)
ゐて
國
(
くに
)
の
柱
(
はしら
)
とせむか、
時機
(
じき
)
未
(
いま
)
だ
到
(
いた
)
らず
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
その他を
觀
(
み
)
れば觀る程、確かに子供の時代から彼等に
浸
(
し
)
み込んでゐる思想や主義などに
温和
(
おとな
)
しく從つてゐるといふことで、彼をもイングラム孃をも批評したり
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
烏有先生既に理性界を
觀
(
み
)
、無意識界を觀て、美の理想ありといひ、又これに適へる極致ありといへり。
柵草紙の山房論文
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
伊豆
(
いづ
)
の
修禪寺
(
しゆぜんじ
)
に
頼家
(
よりいへ
)
の
面
(
おもて
)
といふあり。
作人
(
さくにん
)
も知れず。由來もしれず。木彫の
假面
(
めん
)
にて、年を經たるまゝ面目分明ならねど、
所謂
(
いはゆる
)
古色蒼然たるもの、
觀
(
み
)
來
(
きた
)
つて一種の詩趣をおぼゆ。
修禅寺物語
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
悉
(
こと/″\
)
く
聽
(
き
)
き、
悉
(
こと/″\
)
く
視
(
み
)
て、さて
後
(
のち
)
に
最
(
いっ
)
ち
價値
(
ねうち
)
のあるのを
取
(
と
)
らッしゃれ。
熟
(
とく
)
と
觀
(
み
)
らるゝと、
女
(
むすめ
)
も
其
(
その
)
一人
(
ひとり
)
として
數
(
かず
)
には
入
(
はひ
)
ってゐても、
勘定
(
かんぢゃう
)
には
入
(
はひ
)
らぬかも
知
(
し
)
れぬ。さゝ、一しょにござれ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
氣※
(
きかう
)
の
工合
(
ぐあひ
)
や、
草木
(
さうもく
)
の
種類
(
しゆるい
)
などで
觀
(
み
)
ると、
亞弗利加
(
アフリカ
)
の
沿岸
(
えんがん
)
にも
近
(
ちか
)
い
樣
(
やう
)
な
氣持
(
きもち
)
もする。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
其内
(
そのうち
)
又
(
また
)
秋
(
あき
)
が
來
(
き
)
た。
去年
(
きよねん
)
と
同
(
おな
)
じ
事情
(
じじやう
)
の
下
(
もと
)
に、
京都
(
きやうと
)
の
秋
(
あき
)
を
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
す
興味
(
きようみ
)
に
乏
(
とぼ
)
しかつた
宗助
(
そうすけ
)
は、
安井
(
やすゐ
)
と
御米
(
およね
)
に
誘
(
さそ
)
はれて
茸狩
(
たけがり
)
に
行
(
い
)
つた
時
(
とき
)
、
朗
(
ほが
)
らかな
空氣
(
くうき
)
のうちに
又
(
また
)
新
(
あた
)
らしい
香
(
にほひ
)
を
見出
(
みいだ
)
した。
紅葉
(
もみぢ
)
も
三人
(
さんにん
)
で
觀
(
み
)
た。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
呉王
(
ごわう
)
、
臺上
(
だいじやう
)
より
觀
(
み
)
、((孫子ガ))
且
(
まさ
)
に
愛姫
(
あいき
)
を
斬
(
き
)
らんとするを
見
(
み
)
、
大
(
おほい
)
に
駭
(
おどろ
)
き、
趣
(
すみや
)
かに
使
(
つかひ
)
をして
令
(
れい
)
を
下
(
くだ
)
さしめて
曰
(
いは
)
く
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
其
(
そ
)
の
綱
(
つな
)
を
透
(
とほ
)
し
果
(
は
)
つるや、
筋斗
(
もんどり
)
を
打
(
う
)
ち、
飜然
(
ひらり
)
と
飛
(
と
)
んで、
土
(
つち
)
に
掌
(
てのひら
)
をつくと
齊
(
ひと
)
しく、
眞倒
(
まつさかさま
)
にひよい/\と
行
(
ゆ
)
くこと
十餘歩
(
じふよほ
)
にして、けろりと
留
(
と
)
まる。
觀
(
み
)
るもの
驚歎
(
きやうたん
)
せざるはなし。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
村の男や女が
着飾
(
きかざ
)
つて、ぞろ/\この宮の
境内
(
けいだい
)
に集まつて、
佐倉宗五郎
(
さくらそうごらう
)
の
覗
(
のぞ
)
きカラクリの前に立つたり、頭は犬で
身體
(
からだ
)
は蛇の
觀
(
み
)
せ
物小屋
(
ものごや
)
に入らうか入るまいかと相談したり
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
觀
(
み
)
よと故に八代將軍
吉宗
(
よしむね
)
公は徳川氏中
興
(
こう
)
の君と
稱
(
たゝ
)
へ奉つる程の
賢明
(
けんめい
)
に
在
(
まし
)
ませば其下皆其
任
(
にん
)
に
適
(
かな
)
はざるなく今般の巡見使松平
縫殿頭
(
ぬひのかみ
)
殿も藤八お節が
訴訟
(
うつたへ
)
を一
目
(
もく
)
して其事
僞
(
いつは
)
りならざるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「いくら武士でも、自分の妻が苦しんでゐるのを笑つて
觀
(
み
)
てゐる法はあるまい。」
半七捕物帳:01 お文の魂
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
呉王
(
ごわう
)
曰
(
いは
)
く、『
將軍
(
しやうぐん
)
、
(一一)
罷休
(
ひきう
)
し
(一二)
舍
(
しや
)
に
就
(
つ
)
け、
寡人
(
くわじん
)
、
下
(
くだ
)
りて
觀
(
み
)
るを
願
(
ねが
)
はず』と。
孫子
(
そんし
)
曰
(
いは
)
く、『
王
(
わう
)
、
徒
(
いたづら
)
に
其言
(
そのげん
)
を
好
(
この
)
んで、
其實
(
そのじつ
)
を
用
(
もち
)
ふること
能
(
あた
)
はず』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
「
杢
(
もく
)
、
辭退
(
じたい
)
すな/\、
俄
(
にはか
)
に
富
(
とみ
)
は
造
(
つく
)
らずとも、
汝
(
なんぢ
)
が
心
(
こゝろ
)
にて
可
(
よ
)
しと
思
(
おも
)
ふやうにさへいたせば
可
(
よ
)
し」と
觀
(
み
)
るところを
固
(
かた
)
く
信
(
しん
)
じて
人
(
ひと
)
を
疑
(
うたが
)
ひ
給
(
たま
)
はぬは、
君
(
きみ
)
が
賢明
(
けんめい
)
なる
所以
(
ゆゑん
)
なるべし。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
覗
(
のぞ
)
きカラクリよりも、
轆轤首
(
ろくろくび
)
の
觀
(
み
)
せ
物
(
もの
)
よりも、高く町中に廣まつた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
權三 (笑ふ。)はゝ、好い
觀
(
み
)
せ物だぜ。
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
是
(
ここ
)
に
於
(
おい
)
て、
孫子
(
そんし
)
、
使
(
つかひ
)
をして
王
(
わう
)
に
報
(
はう
)
ぜしめて
曰
(
いは
)
く、『
兵
(
へい
)
既
(
すで
)
に
整齊
(
せいせい
)
す、
王
(
わう
)
試
(
こころ
)
みに
下
(
くだ
)
りて
之
(
これ
)
を
觀
(
み
)
る
可
(
べ
)
し。
唯
(
た
)
だ
王
(
わう
)
の
之
(
これ
)
を
用
(
もち
)
ひんと
欲
(
ほつ
)
する
所
(
ところ
)
、
水火
(
すゐくわ
)
に
赴
(
おもむ
)
くと
雖
(
いへど
)
も
猶
(
な
)
ほ
可也
(
かなり
)
』
国訳史記列伝:05 孫子呉起列伝第五
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
此
(
こ
)
の
五日
(
いつか
)
六日
(
むいか
)
、
心持
(
こゝろもち
)
煩
(
わづら
)
はしければとて、
客
(
きやく
)
にも
逢
(
あ
)
はず、
二階
(
にかい
)
の
一室
(
ひとま
)
に
籠
(
こも
)
りツ
切
(
きり
)
、で、
寢起
(
ねおき
)
の
隙
(
ひま
)
には、
裏庭
(
うらには
)
の
松
(
まつ
)
の
梢
(
こずゑ
)
高
(
たか
)
き、
城
(
しろ
)
のもの
見
(
み
)
のやうな
窓
(
まど
)
から、
雲
(
くも
)
と
水色
(
みづいろ
)
の
空
(
そら
)
とを
觀
(
み
)
ながら、
徒然
(
つれ/″\
)
にさしまねいて
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
今者
(
いま
)
妾
(
せふ
)
其
(
そ
)
の
出
(
い
)
づるを
觀
(
み
)
るに、
志念
(
しねん
)
深
(
ふか
)
し、
常
(
つね
)
に
以
(
もつ
)
て
(六一)
自
(
みづか
)
ら
下
(
くだ
)
る
者
(
もの
)
有
(
あ
)
り。
今
(
いま
)
、
子
(
し
)
は
長
(
た
)
け八
尺
(
しやく
)
、
乃
(
すなは
)
ち
人
(
ひと
)
の
僕御
(
ぼくぎよ
)
と
爲
(
な
)
り、
然
(
しか
)
も
子
(
し
)
の
意
(
い
)
自
(
みづか
)
ら
以
(
もつ
)
て
足
(
た
)
れりと
爲
(
な
)
す。
妾
(
せふ
)
是
(
ここ
)
を
以
(
もつ
)
て
去
(
さ
)
るを
求
(
もと
)
むる
也
(
なり
)
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
太史公
(
たいしこう
)
曰
(
いは
)
く、
(六三)
吾
(
われ
)
、
管子
(
くわんし
)
の
(六四)
牧民
(
ぼくみん
)
・
山高
(
さんかう
)
・
乘馬
(
じようば
)
・
輕重
(
けいぢう
)
・
九府
(
きうふ
)
及
(
およ
)
び
(六五)
晏子春秋
(
あんししゆんじう
)
を
讀
(
よ
)
むに、
詳
(
つまびらか
)
なる
哉
(
かな
)
其
(
そ
)
の
之
(
これ
)
を
言
(
い
)
ふや。((吾 ))
既
(
すで
)
に
其著書
(
そのちよしよ
)
を
見
(
み
)
、
其
(
その
)
行事
(
かうじ
)
を
觀
(
み
)
んと
欲
(
ほつ
)
す。
国訳史記列伝:02 管晏列伝第二
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
遂
(
つひ
)
に
首陽山
(
しゆやうざん
)
に
餓死
(
がし
)
せり。
此
(
これ
)
に
由
(
よ
)
つて
之
(
これ
)
を
觀
(
み
)
れば
(四一)
怨
(
うら
)
みたるか
非
(
ひ
)
か。
国訳史記列伝:01 伯夷列伝第一
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
觀
部首:⾒
24画
“觀”を含む語句
觀念
觀察
觀音
悲觀
觀物
奇觀
觀測
壯觀
諦觀
觀音樣
觀法
觀棚
觀世音
觀世縒
參觀
觀光
觀測所
觀世撚
堂觀廊廡
高士觀瀑
...