“山高”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまたか55.6%
さんかう11.1%
やまかた11.1%
やまだか11.1%
ダービイ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山高やまたか氏始めてその館長となりしが千八百八十年代の半頃奈良に第二の博物館設立せらるるに当り、山高氏はこれが管理となり、九鬼子爵くきししゃく代つて東京博物館長となりぬ。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
太史公たいしこういはく、(六三)われ管子くわんし(六四)牧民ぼくみん山高さんかう乘馬じようば輕重けいぢう九府きうふおよ(六五)晏子春秋あんししゆんじうむに、つまびらかなるかなこれふや。((吾 ))すで其著書そのちよしよその行事かうじんとほつす。
……なかで、山高やまかた突立つきたち、背広せびろかたつたのは、みな同室どうしつきやく。で、こゝでその一人ひとり——上野うへのるときりたまゝのちや外套氏ぐわいたうしばかりをのこして、こと/″\下車げしやしたのである。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
自慢の自動車がけもののやうな声を立てて、関係会社の前へ来て止まると、増田氏はドアのなかから、山高やまだかにモーニングといふ扮装いでたちですつと出て来る。
山高ダービイも持たせまほしき男ぶり麒麟しづ/\と歩みたりけり
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)