“やまかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山方85.7%
山林方7.1%
山高7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒媛くろひめは天皇を山方やまかたというところへおつれ申しました。そして、し上がり物にあつものをこしらえてさしあげようと思いまして、あおなをつみに出ました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
まだ仕合しあわせに足腰も達者だから、五十と声がかかっちゃあ身体からだ太義たいぎだが、こうして挊いで山林方やまかたを働いている、これもみんなすこしでも延ばしておいて、源三めにって喜ばせようと思うからさ。
雁坂越 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
……なかで、山高やまかた突立つきたち、背広せびろかたつたのは、みな同室どうしつきやく。で、こゝでその一人ひとり——上野うへのるときりたまゝのちや外套氏ぐわいたうしばかりをのこして、こと/″\下車げしやしたのである。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)