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鉛筆
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えんぴつ
ふりがな文庫
“
鉛筆
(
えんぴつ
)” の例文
みんなは、
静
(
しず
)
かになりました。そして、
年
(
とし
)
ちゃんは、まるまるとした
手
(
て
)
に
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
握
(
にぎ
)
って、お
母
(
かあ
)
さんの、お
顔
(
かお
)
を
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
しているうちに
さびしいお母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
また
或時
(
あるとき
)
、市中より何か
買物
(
かいもの
)
をなして
帰
(
かえ
)
り
掛
(
が
)
け、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を借り
少時
(
しばらく
)
計算
(
けいさん
)
せらるると思ううち、アヽ
面倒
(
めんどう
)
だ面倒だとて鉛筆を
抛
(
なげう
)
ち去らる。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
鉛筆
(
えんぴつ
)
も貰った、帳面も貰った。これはずっと後の事であるが金を三円ばかり貸してくれた事さえある。何も貸せと云った訳ではない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ところが、これらの字は、
鉛筆
(
えんぴつ
)
で引いた線の上に立っていなければいけないのに、ころんだように、横だおれになっていました。
眠りの精
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
蜥蜴
(
とかげ
)
の
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
軋
(
きし
)
らす
音
(
おと
)
、
壓潰
(
おしつぶ
)
されて
窒息
(
ちつそく
)
した
豚
(
ぶた
)
、
不幸
(
ふかう
)
な
海龜
(
うみがめ
)
の
絶
(
た
)
えざる
歔欷
(
すゝりなき
)
とがゴタ/\に
其處
(
そこ
)
いらの
空中
(
くうちゆう
)
に
浮
(
うか
)
んで
見
(
み
)
えました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
「エレキの
楊
(
やなぎ
)
の木?」と私が
尋
(
たず
)
ね返そうとしましたとき、慶次郎はあんまり短くて書けなくなった
鉛筆
(
えんぴつ
)
を、一番前の源吉に投げつけました。
鳥をとるやなぎ
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
此
(
こ
)
の
話
(
はなし
)
を——
或時
(
あるとき
)
、
弴
(
とん
)
さんと
一所
(
いつしよ
)
に
見
(
み
)
えた
事
(
こと
)
のある
志賀
(
しが
)
さんが
聞
(
き
)
いて、
西洋
(
せいやう
)
の
小説
(
せうせつ
)
に、
狂氣
(
きやうき
)
の
如
(
ごと
)
く
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
削
(
けづ
)
る
奇人
(
きじん
)
があつて、
女
(
をんな
)
のとは
限
(
かぎ
)
らない
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一ツ一ツやがてくれけり千松島とつらねし
技倆
(
ぎりょう
)
にては知らぬこと、われわれにては
鉛筆
(
えんぴつ
)
の一ダース二ダースつかいてもこの景色をいい尽し得べしともおもえず。
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
出遅
(
でおく
)
れや落馬
癖
(
へき
)
の有無、騎手の
上手
(
じょうず
)
下手
(
へた
)
、
距離
(
きょり
)
の適不適まで
勘定
(
かんじょう
)
に入れて、これならば絶対確実だと出馬表に赤
鉛筆
(
えんぴつ
)
で印をつけて来たものも、場内を乱れ飛ぶニュースを耳にすると
競馬
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
その
上
(
うへ
)
ならず、
馬
(
うま
)
の
頭
(
あたま
)
と
髭髯
(
しぜん
)
面
(
めん
)
を
被
(
おほ
)
ふ
堂々
(
だう/\
)
たるコロンブスの
肖像
(
せうざう
)
とは、一
見
(
けん
)
まるで
比
(
くら
)
べ
者
(
もの
)
にならんのである。
且
(
か
)
つ
鉛筆
(
えんぴつ
)
の
色
(
いろ
)
はどんなに
巧
(
たく
)
みに
書
(
か
)
いても
到底
(
たうてい
)
チヨークの
色
(
いろ
)
には
及
(
およ
)
ばない。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
其
(
そ
)
の
醫者
(
いしや
)
は
鉛筆
(
えんぴつ
)
で
手帖
(
ててふ
)
の
端
(
はし
)
へ
一寸
(
ちよつと
)
書
(
か
)
きつけて、それでは
直
(
すぐ
)
に
此
(
これ
)
を
藥舖
(
くすりや
)
で
買
(
か
)
つて
來
(
く
)
るのだといつた。それから
自分
(
じぶん
)
の
家
(
うち
)
へ
此
(
これ
)
を
出
(
だ
)
せば
渡
(
わた
)
して
呉
(
く
)
れるものがあるからと
此
(
これ
)
も
手帖
(
ててふ
)
の
端
(
はし
)
を
裂
(
さ
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
右の
写本
(
しやほん
)
を
一名
(
いちめい
)
に
付
(
つき
)
三日間
(
みつかかん
)
留置
(
とめおき
)
の
掟
(
おきて
)
で社員へ
廻
(
まわ
)
したのです、すると、見た者は
鉛筆
(
えんぴつ
)
や
朱書
(
しゆがき
)
で
欄外
(
らんぐわい
)
に
評
(
ひやう
)
などを入れる、
其評
(
そのひやう
)
を
又
(
また
)
反駁
(
はんばく
)
する者が有るなどで、なか/\
面白
(
おもしろ
)
かつたのであります
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ニュージーランド
沿岸
(
えんがん
)
の地図、世界地図、インキ、ペン、
鉛筆
(
えんぴつ
)
、紙、ぶどう酒。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
制動室というのはブレーキがあるからそういうので、車掌室のことだ。自分はそこのかたい
腰
(
こし
)
かけへ腰をおろすと、うす
暗
(
ぐら
)
いシグナル・ランプをたよりに、かたい
鉛筆
(
えんぴつ
)
をなめなめ、
日記
(
にっき
)
をつけた。
くまと車掌
(新字新仮名)
/
木内高音
(著)
と
答
(
こた
)
へて、なほも
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
手帳
(
てちよう
)
の
上
(
うへ
)
に
走
(
はし
)
らせてゐるのです。それで
私
(
わたし
)
は
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
父は、豆手帳の背中から
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
抜
(
ぬ
)
いて、薬箱の中と照し合せていた。
風琴と魚の町
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
私
(
わたくし
)
は
直
(
たゞ
)
ちに
鉛筆
(
えんぴつ
)
をとつて
一書
(
いつしよ
)
を
認
(
したゝ
)
めた。
書面
(
しよめん
)
の
文句
(
もんく
)
は
斯
(
か
)
うである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
さすがに、
子供
(
こども
)
どうしの
間
(
あいだ
)
では
同情
(
どうじょう
)
があって、
行商
(
ぎょうしょう
)
に
出
(
で
)
ると、
鉛筆
(
えんぴつ
)
や、
紙
(
かみ
)
などを
学校
(
がっこう
)
の
生徒
(
せいと
)
が
買
(
か
)
ってくれます。ありがたいことです。
子供は悲しみを知らず
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
キッコは一
寸
(
すん
)
ばかりの
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
一生
(
いっしょう
)
けん
命
(
めい
)
にぎってひとりでにかにかわらいながら8の字を
横
(
よこ
)
にたくさん書いていたのです。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
魔的
(
まてき
)
に
警察
(
けいさつ
)
に
忍
(
しの
)
び
込
(
こ
)
んで、
署長
(
しよちやう
)
どのの
鉛筆
(
えんぴつ
)
の
尖
(
さき
)
を
鋭
(
するど
)
く
針
(
はり
)
のやうに
削
(
けづ
)
つて、ニヤリとしたのがある、と
言
(
い
)
ふ
談話
(
はなし
)
をされた。
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
手持無沙汰
(
てもちぶさた
)
なのは
鉛筆
(
えんぴつ
)
の
尻
(
しり
)
に着いている、
護謨
(
ゴム
)
の頭でテーブルの上へしきりに何か書いている。野だは時々山嵐に話しかけるが、山嵐は一向応じない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
陪審人
(
ばいしんにん
)
の
一
(
ひと
)
つが
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
軋
(
きし
)
らせました。
立
(
た
)
つことを
許
(
ゆる
)
されないにも
拘
(
かゝは
)
らず
愛
(
あい
)
ちやんは、
法廷
(
ほふてい
)
を
廻
(
まは
)
つて
其
(
そ
)
の
背後
(
うしろ
)
へ
行
(
ゆ
)
き、
隙
(
すき
)
を
狙
(
ねら
)
つて
手早
(
てばや
)
くそれを
取
(
と
)
り
去
(
さ
)
りました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
式がすむと、部屋じゅうの家具という家具が、みんなで声をそろえて、
鉛筆
(
えんぴつ
)
の作った、美しい歌をうたいました。その歌は、兵隊さんが兵舎に帰るときのラッパの
節
(
ふし
)
でした。
眠りの精
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
そして
先
(
ま
)
づ
自分
(
じぶん
)
の
思
(
おも
)
ひついた
畫題
(
ぐわだい
)
は
水車
(
みづぐるま
)
、この
水車
(
みづぐるま
)
は
其以前
(
そのいぜん
)
鉛筆
(
えんぴつ
)
で
書
(
か
)
いたことがあるので、チヨークの
手始
(
てはじ
)
めに
今
(
いま
)
一
度
(
ど
)
これを
寫生
(
しやせい
)
してやらうと、
堤
(
つゝみ
)
を
辿
(
たど
)
つて
上流
(
じやうりう
)
の
方
(
はう
)
へと、
足
(
あし
)
を
向
(
む
)
けた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
また
皆
(
みな
)
さんが
學校
(
がつこう
)
へ
行
(
ゆ
)
く
時
(
とき
)
、
鉛筆
(
えんぴつ
)
をけづつたりする
場合
(
ばあひ
)
にないふが
必要
(
ひつよう
)
であるように、
昔
(
むかし
)
の
人
(
ひと
)
も
常
(
つね
)
に
小刀
(
こがたな
)
を
持
(
も
)
つてをりました。その
小刀
(
こがたな
)
を
刀子
(
とうす
)
と
申
(
まを
)
しますが、それが
墓場
(
はかば
)
からたくさん
發見
(
はつけん
)
されます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
「これをまちがわずに、いちばん
早
(
はや
)
く
答
(
こた
)
えを
出
(
だ
)
したものに、ほうびをやろう。」と、一
本
(
ぽん
)
の
青色
(
あおいろ
)
の
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
高
(
たか
)
く
上
(
あ
)
げて
示
(
しめ
)
されました。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
おじいさんはごそごその
着物
(
きもの
)
のたもとを
裏返
(
うらがえ
)
しにしてぼろぼろの
手帳
(
てちょう
)
を出してそれにはさんだみじかい
鉛筆
(
えんぴつ
)
を出してキッコの手に
持
(
も
)
たせました。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
陪審官等
(
ばいしんくわんら
)
は
些
(
や
)
や
身體
(
からだ
)
の
顫
(
ふる
)
えが
止
(
とま
)
るや
否
(
いな
)
や、
再
(
ふたゝ
)
び
石盤
(
せきばん
)
と
鉛筆
(
えんぴつ
)
とを
渡
(
わた
)
されたので、
皆
(
みん
)
な一
心
(
しん
)
に
事
(
こと
)
の
始末
(
しまつ
)
を
書
(
か
)
き
出
(
だ
)
しました、
獨
(
ひと
)
り
蜥蜴
(
とかげ
)
のみは
其口
(
そのくち
)
を
開
(
あ
)
いたまゝ、
徒
(
いたづ
)
らに
法廷
(
はふてい
)
の
屋根
(
やね
)
を
見上
(
みあ
)
げて
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
志村
(
しむら
)
も
同
(
おな
)
じ
心
(
こゝろ
)
、
後
(
あと
)
になり
先
(
さき
)
になり、
二人
(
ふたり
)
で
歩
(
ある
)
いて
居
(
ゐ
)
ると、
時々
(
とき/″\
)
は
路傍
(
ろばう
)
に
腰
(
こし
)
を
下
(
お
)
ろして
鉛筆
(
えんぴつ
)
の
寫生
(
しやせい
)
を
試
(
こゝろ
)
み、
彼
(
かれ
)
が
起
(
た
)
たずば
我
(
われ
)
も
起
(
た
)
たず、
我
(
われ
)
筆
(
ふで
)
をやめずんば
彼
(
かれ
)
も
止
(
や
)
めないと
云
(
い
)
ふ
風
(
ふう
)
で、
思
(
おも
)
はず
時
(
とき
)
が
經
(
た
)
ち
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
「
記號
(
きがう
)
を
入
(
い
)
れますよ、ら、ら、」と、
紐
(
ひも
)
のついた
鉛筆
(
えんぴつ
)
で
一寸
(
ちよつと
)
記
(
しる
)
して
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「よし。」といって、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
孝二
(
こうじ
)
に
与
(
あた
)
えられました。いつも、
首席
(
しゅせき
)
を
争
(
あらそ
)
う
東
(
あずま
)
、
小原
(
おばら
)
は、まだ
出
(
で
)
ませんでした。つづいて
出
(
で
)
たのは
有田
(
ありた
)
です。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
すると
鉛筆
(
えんぴつ
)
はまだキッコが手もうごかさないうちにじつに早くじつに
立派
(
りっぱ
)
にそれを書いてしまうのでした。
みじかい木ぺん
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
次郎
(
じろう
)
さんが、
怒
(
おこ
)
って
出
(
で
)
ていってしまった
後
(
あと
)
で、きよは、どうしていいかわからないので、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
手
(
て
)
に
持
(
も
)
って、お
勝手
(
かって
)
もとで
泣
(
な
)
いていました。
気にいらない鉛筆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あっ、そうでしたか。この先生ですか。名高い人なんですね。」とネネムはそっとつぶやきながら自分もふところから
鉛筆
(
えんぴつ
)
と手帳を出して筆記をはじめました。
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「いや、いちばんおそく
出
(
だ
)
したものにも、
名誉
(
めいよ
)
のほうびをやろう。」と、
先生
(
せんせい
)
は、こんどは
使用
(
しよう
)
されている
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
高
(
たか
)
くさし
上
(
あ
)
げられました。
生きぬく力
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
先生はみんなの書いてしまう間、両手をせなかにしょってじっとしていましたがみんながばたばた
鉛筆
(
えんぴつ
)
を置いて先生の方を見始めますと、又講義をつづけました。
茨海小学校
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「
僕
(
ぼく
)
、
鉛筆
(
えんぴつ
)
があるから、いらない。」と、
少年
(
しょうねん
)
はなんといっても
取
(
と
)
らなかったが、ついに、
駆
(
か
)
け
出
(
だ
)
していってしまったのです。
銀のペンセル
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
画かきは、赤いしゃっぽもゆらゆら燃えて見え、まっすぐに立って手帳をもち
鉛筆
(
えんぴつ
)
をなめました。
かしわばやしの夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
学校
(
がっこう
)
で
字
(
じ
)
を
書
(
か
)
くときには、
鉛筆
(
えんぴつ
)
や、
筆
(
ふで
)
を
右手
(
みぎて
)
に
持
(
も
)
ち、またお
弁当
(
べんとう
)
をたべたり、お
家
(
うち
)
でみんなといっしょに、お
膳
(
ぜん
)
に
向
(
む
)
かってご
飯
(
はん
)
をたべるときは
左ぎっちょの正ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
桃色
(
ももいろ
)
の大きな月はだんだん小さく青じろくなり、かしわはみんなざわざわ
言
(
い
)
い、
画描
(
えか
)
きは自分の
靴
(
くつ
)
の中に
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
削
(
けず
)
って
変
(
へん
)
なメタルの歌をうたう、たのしい「夏の
踊
(
おど
)
りの
第
(
だい
)
三夜」です。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
年雄
(
としお
)
は、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
握
(
にぎ
)
ったままで、しばらく、その
列
(
れつ
)
をながめていました。
彼
(
かれ
)
の
目
(
め
)
は、いま
列
(
れつ
)
の
先頭
(
せんとう
)
に
立
(
た
)
って
歩
(
ある
)
いていく、
先生
(
せんせい
)
の
姿
(
すがた
)
にとまったのです。
丘の下
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
紙
(
かみ
)
を
切
(
き
)
るにも、ひっかかるようであったり、また
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
削
(
けず
)
るにもガリガリ
音
(
おと
)
がして、よく
切
(
き
)
れないのでありました。
脊の低いとがった男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「お
姉
(
ねえ
)
さん、その
光
(
ひか
)
った、
鉛筆
(
えんぴつ
)
をおくれよ。」と、また
思
(
おも
)
い
出
(
だ
)
したように、お
姉
(
ねえ
)
さんのところへやってきました。
小さな弟、良ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「これを
兄
(
にい
)
さんにあげるといいわ。
私
(
わたし
)
、やわらかいのをもらっておくから。」と、きよに、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
渡
(
わた
)
しました。きよは、ほんとうに、うれしく
思
(
おも
)
いました。
気にいらない鉛筆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そんないい
小刀
(
こがたな
)
を
持
(
も
)
つことのできた
太郎
(
たろう
)
は、
幸福
(
こうふく
)
でありました。いつも、
鉛筆
(
えんぴつ
)
の
先
(
さき
)
は、
木
(
き
)
の
香
(
か
)
がするようにきれいに
削
(
けず
)
られていて
気持
(
きも
)
ちがよかったからです。
脊の低いとがった男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こういって、
小刀
(
こがたな
)
で
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
削
(
けず
)
りはじめました。しんが、やわらかいとみえて、じきに
折
(
お
)
れてしまうのです。
気にいらない鉛筆
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
最初
(
さいしょ
)
、
鉛筆
(
えんぴつ
)
も
左手
(
ひだりて
)
でしたが、
字
(
じ
)
の
形
(
かたち
)
が
変
(
へん
)
になってしまうので、これも
右手
(
みぎて
)
に
持
(
も
)
つ
癖
(
くせ
)
をつけたのです。
左ぎっちょの正ちゃん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なんだかすこし
安
(
やす
)
すぎるので、
正直
(
しょうじき
)
な
彼
(
かれ
)
は、そのままにしておけない
気
(
き
)
がして、
公園
(
こうえん
)
のベンチのところでポケットから、
手帳
(
てちょう
)
と
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
して
計算
(
けいさん
)
をはじめました。
世の中へ出る子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そしてなにか、そこにないかとあたりを
探
(
さが
)
しますと、
自分
(
じぶん
)
が、おもしろ
半分
(
はんぶん
)
にその
頭
(
あたま
)
を
削
(
けず
)
った、
短
(
みじか
)
くなって
捨
(
す
)
てた一
本
(
ぽん
)
の
鉛筆
(
えんぴつ
)
が、かなしそうに
落
(
お
)
ちていたのであります。
脊の低いとがった男
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
学校
(
がっこう
)
で、
良
(
りょう
)
ちゃんのかたわらに、
紙
(
かみ
)
や、
鉛筆
(
えんぴつ
)
を
先生
(
せんせい
)
からもらっている
子供
(
こども
)
がいました。
少年の日二景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“鉛筆”の解説
鉛筆(えんぴつ)とは、筆記具・文房具の一種。顔料を細長く固めた芯(鉛筆芯)を軸(鉛筆軸)ではさんで持ち易くしたものである。
紙に筆記するために使われる。鉛筆の片側の末端部分を削って露出させた芯を紙に滑らせると、紙との摩擦で芯が細かい粒子になり、紙に顔料の軌跡を残すことで筆記される。
(出典:Wikipedia)
鉛
常用漢字
中学
部首:⾦
13画
筆
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“鉛筆”で始まる語句
鉛筆画
鉛筆書
鉛筆畫