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理屈
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りくつ
ふりがな文庫
“
理屈
(
りくつ
)” の例文
それぞれいろいろの
理屈
(
りくつ
)
を考えだして自説を主張しましたが、だれも、いずれが正しいか、
審判
(
しんぱん
)
をあたえるものはありませんでした。
ジェンナー伝
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
子供
(
こども
)
たちは、かってな
理屈
(
りくつ
)
をつけて、さおにさおを
継
(
つ
)
ぎ
足
(
た
)
して、どうかして
高
(
たか
)
い
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
までとどくようにしたいと
苦心
(
くしん
)
していました。
おばあさんと黒ねこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
勞働者勞働者と一口に
賤
(
いやし
)
んだツて、
我々
(
われ/\
)
も其の勞働者と些ツとも違やしないぢやないか。下らぬ
理屈
(
りくつ
)
を
並
(
なら
)
べるだけ
却
(
かえ
)
ツて惡いかも知れない。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「皆同じことだ。ただ個人としてえらい人がえらいんだ。そんなくだらない
理屈
(
りくつ
)
をいわないで、そのひまに数学を勉強する!」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
乃
(
そこ
)
で
種々
(
いろ/\
)
押問答
(
おしもんだふ
)
しましたが、
愛
(
あい
)
ちやんの
方
(
はう
)
でも
別段
(
べつだん
)
巧
(
うま
)
い
理屈
(
りくつ
)
も
出
(
で
)
ず、
殊
(
こと
)
に
芋蟲
(
いもむし
)
が
非常
(
ひじよう
)
に
不興
(
ふきよう
)
げに
見
(
み
)
えたので、
愛
(
あい
)
ちやんは
早速
(
さつそく
)
戻
(
もど
)
りかけました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
▼ もっと見る
どうかして
宗教
(
しゅうきょう
)
にはいらしめようとこころみたが、
多少
(
たしょう
)
理屈
(
りくつ
)
の頭があったから、どうしても
信仰
(
しんこう
)
にはいることができない。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
理屈
(
りくつ
)
を
申
(
まう
)
すぢやありません、
私
(
わたくし
)
の
越權
(
えつけん
)
は
私
(
わたくし
)
が
責任
(
せきにん
)
を
負
(
お
)
ひます。
貴下
(
あなた
)
は
信
(
しん
)
じませんか、
今
(
いま
)
現
(
げん
)
に
難破船
(
なんぱせん
)
が
救助
(
きゆうじよ
)
を
求
(
もとめ
)
て
居
(
を
)
るのを。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
幕臣になったから皇室へご奉公ができんという
理屈
(
りくつ
)
はないから、おひきうけ申したよ。……君も、藩へ帰ってはどうだな
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そしてそのためにおたがいに仲よく暮らしたいというのも人情であるならば、ひとまずやかましい
理屈
(
りくつ
)
はぬきにして、その人情を生かしあうことに
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
いや、
理屈
(
りくつ
)
を言うわけではないがね、目的を達するのを
報恩
(
おんがえし
)
といえば、
乞食
(
こじき
)
も同然だ。乞食が銭をもらう、それで食っていく、渠らの目的は食うのだ。
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ただ、女は何と
云
(
い
)
っても、男より、外観美を保たなくてはいけない、これは
理屈
(
りくつ
)
より
審美
(
しんび
)
的立場から
云
(
い
)
うのです。
女性の不平とよろこび
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
「おい、ここだ、ここだ。きみはあべこべの
理屈
(
りくつ
)
をわすれたのかい。おれはとびおりたのでなくて、昇天しているんだぜ。悪魔の
昇天
(
しょうてん
)
さ。ハハハ……。」
少年探偵団
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
隆夫が元のように戻ってくれれば、それだけで十分であった。どうして隆夫が変り、どうして隆夫が
癒
(
なお
)
ったか、そんな
理屈
(
りくつ
)
はどうでもよかったのである。
霊魂第十号の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
これに反し、人心とは道心のその
正
(
せい
)
を
失
(
うしな
)
ったところで、
我田引水
(
がでんいんすい
)
的に勝手しだいの
理屈
(
りくつ
)
を案ずる心理
動作
(
どうさ
)
で、自己の感情によりて万事を判断する心である。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
此
理
(
り
)
を以てする時はお
内義
(
ないぎ
)
さまいつもお内義さまでは
陰中
(
いんちゆう
)
に陽を
抱
(
いだか
)
ずして
天理
(
てんり
)
に
叶
(
かなは
)
ず、をり/\は
夫
(
をつと
)
に
代
(
かは
)
りて
理屈
(
りくつ
)
をいはざれば
家内
(
かない
)
治
(
おさまら
)
ず、さればとて
理屈
(
りくつ
)
に
過
(
すぎ
)
牝鳥
(
めんどり
)
旦
(
とき
)
をつくれば
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
夫
(
そ
)
れでは
何
(
なに
)
か
理屈
(
りくつ
)
があつて
止
(
や
)
むを
得
(
ゑ
)
ずといふ
次第
(
しだい
)
か、
苦
(
くる
)
しからずは
承
(
うけたまは
)
りたい
物
(
もの
)
だといふに、
貴君
(
あなた
)
には
聞
(
き
)
いて
頂
(
いたゝ
)
かうと
此間
(
このあひだ
)
から
思
(
おも
)
ひました、だけれども
今夜
(
こんや
)
はいけませぬ、
何故
(
なぜ
)
/\
にごりえ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
しかしまた
極
(
ご
)
く
腹立易
(
はらだちッぽ
)
い
男
(
おとこ
)
で、
誰
(
だれ
)
か
郵便局
(
ゆうびんきょく
)
に
来
(
き
)
た
者
(
もの
)
で、
反対
(
はんたい
)
でもするとか、
同意
(
どうい
)
でもせぬとか、
理屈
(
りくつ
)
でも
並
(
なら
)
べようものなら、
真赤
(
まっか
)
になって、
全身
(
ぜんしん
)
を
顫
(
ふる
)
わして
怒立
(
おこりた
)
ち、
雷
(
らい
)
のような
声
(
こえ
)
で
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
勤王
(
きんのう
)
も面白かろう。佐幕もまた妙じゃ。が、しかしなあ、世のことおおむね
理屈
(
りくつ
)
ではない。まわりまわって帰するところ、要するにこの身一個のやりくりだ。な、篁、そうではないか
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
真面目
(
まじめ
)
に
理屈
(
りくつ
)
しんなり
諄々
(
くどくど
)
と説諭すれば、不思議やさしも
温順
(
おとなし
)
き人、何にじれてか
大薩摩
(
おおざつま
)
ばりばりと語気
烈
(
はげ
)
しく、
要
(
い
)
らざる御心配無用なりうるさしと一トまくりにやりつけられ敗走せしが
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
ものの哀れが東洋芸術の
精随
(
せいずい
)
であることは言うまでもない。ドヴォルシャークが、
派手
(
はで
)
なアメリカ人にも、
理屈
(
りくつ
)
好きのヨーロッパ人にも、
瞑想的
(
めいそうてき
)
な東洋人にも喜ばれるのはそのためである。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
なるほど、一
應
(
おう
)
理屈
(
りくつ
)
はあるやうであるが、
予
(
よ
)
の
見
(
み
)
る
所
(
ところ
)
は
全然
(
ぜん/\
)
これに
異
(
こと
)
なる。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
などと、
憤慨
(
ふんがい
)
して帰って来ることもあったが、しかしそれは複雑した心の状態を簡単に一時の
理屈
(
りくつ
)
で解釈したもので、女の心にはもっとまじめなおもしろいところがあることがだんだんわかった。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
手間
(
てま
)
が
惜
(
お
)
しさに
見舞
(
みまい
)
にも
行
(
ゆ
)
かねえしみッたれ
野郎
(
やろう
)
だ、とそれこそ
口
(
くち
)
をそろえて
悪
(
わる
)
くいわれるなァ、
加賀様
(
かがさま
)
の
門
(
もん
)
よりもよく
判
(
わか
)
ってるぜ。——つまらねえ
理屈
(
りくつ
)
ァいわねえで、
速
(
はや
)
く
羽織
(
はおり
)
を
着
(
き
)
せねえかい。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
金や
威力
(
いりょく
)
や
理屈
(
りくつ
)
で人間の心が買える者なら、高利貸でも
巡査
(
じゅんさ
)
でも大学教授でも一番人に好かれなくてはならない。中学の教頭ぐらいな論法でおれの心がどう動くものか。人間は好き嫌いで働くものだ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
理屈
(
りくつ
)
ッぽい人達の言いそうな言葉だ。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「そんな
理屈
(
りくつ
)
かのう。」
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
だがね、
理屈
(
りくつ
)
に合ったことをやるのが一番だよ、つまりでたらめのことはやらないがいいってことだ。おれの着ているこのさしこの
頭巾
(
ずきん
)
や、はっぴを見なよ。
一坪館
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「弟は堅いから、兄貴も、堅くしなければならんという
理屈
(
りくつ
)
はない。それに、吉原や
辰巳
(
たつみ
)
へでも、
交際
(
つきあ
)
えというならとにかく、酒ぐらい飲んで、何がなんだ」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
俊男は其の
怜
(
さか
)
しい頭が氣に
適
(
く
)
はぬ。また見たところ
柔和
(
にうわ
)
らしいのにも似ず、
案外
(
あんぐわい
)
理屈
(
りくつ
)
ツぽいのと
根性
(
こんじやう
)
ツ
骨
(
ぽね
)
の太いのが
憎
(
にく
)
い。で、ギロリ、其の横顏を
睨
(
にら
)
め付けて
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
父親
(
ちちおや
)
は、
説明
(
せつめい
)
しているらしかったのです。すると、その
若
(
わか
)
い
男
(
おとこ
)
は、なにか
小
(
ちい
)
さな
声
(
こえ
)
で、
理屈
(
りくつ
)
をいっているらしかったが、たちまち、三
人
(
にん
)
のいる
方
(
ほう
)
へ
顔
(
かお
)
を
向
(
む
)
けて
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、
理屈
(
りくつ
)
ではわかっていても、実際問題となると、またべつだからね。せいぜい
自重
(
じちょう
)
してくれたまえ。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
暑
(
あつ
)
い
時分
(
じぶん
)
ぢやが、
理屈
(
りくつ
)
をいふと
恁
(
か
)
うではあるまい、
私
(
わし
)
の
血
(
ち
)
が
湧
(
わ
)
いたせいか、
婦人
(
をんな
)
の
温気
(
ぬくみ
)
か、
手
(
て
)
で
洗
(
あら
)
つてくれる
水
(
みづ
)
が
可
(
いゝ
)
工合
(
ぐあひ
)
に
身
(
み
)
に
染
(
し
)
みる、
尤
(
もツと
)
も
質
(
たち
)
の
佳
(
い
)
い
水
(
みづ
)
は
柔
(
やはらか
)
ぢやさうな。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
好事魔
(
こうじま
)
多
(
おほ
)
しとはよく
人
(
ひと
)
の
言
(
い
)
ふ
處
(
ところ
)
で、
私
(
わたくし
)
も
其
(
その
)
理屈
(
りくつ
)
を
知
(
し
)
らぬではないが、
人間
(
にんげん
)
の
一生
(
いつせう
)
に
此樣
(
こん
)
な
旅行
(
りよかう
)
は、
二度
(
にど
)
も
三度
(
さんど
)
もある
事
(
こと
)
でない、
其上
(
そのうへ
)
大佐
(
たいさ
)
と
約束
(
やくそく
)
の
五日目
(
いつかめ
)
までは、
未
(
ま
)
た
三日
(
みつか
)
の
間
(
ひま
)
がある、そこで
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
恨
(
うら
)
めしきは
御新造
(
ごしんぞ
)
とお
峯
(
みね
)
は
口惜
(
くちを
)
しさに
物
(
もの
)
も
言
(
い
)
はれず、
常〻
(
つね/″\
)
をとなしき
身
(
み
)
は
理屈
(
りくつ
)
づめにやり
込
(
こめ
)
る
術
(
すべ
)
もなくて、すご/\と
勝手
(
かつて
)
に
立
(
た
)
てば
正午
(
しようご
)
の
號砲
(
どん
)
の
音
(
おと
)
たかく、かゝる
折
(
をり
)
ふし
殊更
(
ことさら
)
胸
(
むね
)
にひゞくものなり。
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
然
(
しか
)
し
又
(
また
)
極
(
ご
)
く
腹立易
(
はらだちツぽ
)
い
男
(
をとこ
)
で、
誰
(
だれ
)
か
郵便局
(
いうびんきよく
)
に
來
(
き
)
た
者
(
もの
)
で、
反對
(
はんたい
)
でもするとか、
同意
(
どうい
)
でも
爲
(
せ
)
ぬとか、
理屈
(
りくつ
)
でも
並
(
なら
)
べやうものなら、
眞赤
(
まつか
)
になつて、
全身
(
ぜんしん
)
を
顫
(
ふる
)
はして
怒立
(
おこりた
)
ち、
雷
(
らい
)
のやうな
聲
(
こゑ
)
で、
默
(
だま
)
れ! と一
喝
(
かつ
)
する。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
到底
(
たうてい
)
單純
(
たんじゆん
)
な
理屈
(
りくつ
)
一
遍
(
ぺん
)
で
律
(
りつ
)
することが
出來
(
でき
)
ない。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
そりゃあどういう
理屈
(
りくつ
)
だネ。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「
理屈
(
りくつ
)
っぽい人ね」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「嫌だよ、阿母さんは!………何んとか
巧
(
うま
)
く
理屈
(
りくつ
)
を何けるんだもの。」とお房は、
飜弄
(
まぜつかへ
)
すやうにいふ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
図画
(
ずが
)
の
先生
(
せんせい
)
は、
目
(
め
)
をぱちぱちさして、どちらにも
理屈
(
りくつ
)
があるので、
判断
(
はんだん
)
に
苦
(
くる
)
しむといったようすでしたが、
窓
(
まど
)
ぎわへきて、
子
(
こ
)
を
案
(
あん
)
じて
鳴
(
な
)
いている
親
(
おや
)
すずめの
鳴
(
な
)
き
声
(
ごえ
)
が
耳
(
みみ
)
に
入
(
はい
)
ると
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ただし
理屈
(
りくつ
)
の上だけでは……。だが実際にやるには、なかなかむずかしい。
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
何
(
ど
)
うも
是
(
こ
)
れも
授
(
さづか
)
り
物
(
もの
)
だからと
一人
(
ひとり
)
が
言
(
い
)
ふに、
仕方
(
しかた
)
が
無
(
な
)
い、十
分
(
ぶん
)
先
(
せん
)
の
大旦那
(
おほだんな
)
がしぼり
取
(
と
)
つた
身上
(
しんじよう
)
だから、
人
(
ひと
)
の
物
(
もの
)
に
成
(
な
)
ると
言
(
い
)
つても
理屈
(
りくつ
)
は
有
(
あ
)
るまい、だけれどお
前
(
まい
)
、
不正直
(
ふしようぢき
)
は
此處
(
こゝ
)
の
旦那
(
だんな
)
で
有
(
あ
)
らうと
言
(
い
)
ふに
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「
理屈
(
りくつ
)
はそうさ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「
待
(
ま
)
ってやって、
理屈
(
りくつ
)
をいわれるようじゃつまらない。さっさと
時間
(
じかん
)
がきたら、
仕事
(
しごと
)
を
始
(
はじ
)
めてしまうがいい。」と、
早
(
はや
)
い
時間
(
じかん
)
を
信
(
しん
)
ずる
組
(
くみ
)
は、
遅
(
おく
)
れた
時間
(
じかん
)
を
信
(
しん
)
ずるものにかまわずに
時計のない村
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ごま化したりしていやしないよ、子供でもこれは分る
理屈
(
りくつ
)
なんだがなあ。——とにかく君の本当の生命があやうくなるようなことを、君の親友の僕たるものがすすめるはずがないじゃないか。
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
理屈
(
りくつ
)
にあわない事件だ。奇怪な事件だ。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そういう
理屈
(
りくつ
)
だろう
海底都市
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“理屈”の意味
《名詞》
理屈(りくつ 「理窟」の「同音の漢字による書きかえ」)
筋の通った論理。道理。
無理にこじつけた論理。論理だけに偏り、現実に合わない口実・説明。屁理屈。
(出典:Wiktionary)
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
屈
常用漢字
中学
部首:⼫
8画
“理屈”で始まる語句
理屈詰