トップ
>
仕
>
つか
ふりがな文庫
“
仕
(
つか
)” の例文
いえ/\二君に
仕
(
つか
)
えんなどと申すは立派な武士の申すことで、どうか斯うやって
店借
(
たながり
)
を致して、
売卜者
(
ばいぼくしゃ
)
で生涯
朽果
(
くちはて
)
るも心外なことで
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
以て徳川氏の威権を維持せんとしたるが如きは、人各々その
仕
(
つか
)
うる所に向って職分を忘れざるものにして、また哀むに足るものあり。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「冗談ぢやない、——多勢の弟子の中から運ばれて、道人の側近く
仕
(
つか
)
へ
乍
(
なが
)
ら、朝夕教へを聽くことになつたんだから大したものでせう」
銭形平次捕物控:104 活き仏
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お君は、今この優しい言葉を聞き、これから始終、この殿様の傍に
仕
(
つか
)
えることができるという嬉しさに、胸がいっぱいであります。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
幼児
(
をさなご
)
たちは
皆
(
みな
)
十字架
(
クルス
)
を
背負
(
しよ
)
つて、
主
(
しゆ
)
の
君
(
きみ
)
に
仕
(
つか
)
へ
奉
(
たてまつ
)
る。してみるとその
体
(
からだ
)
も
主
(
しゆ
)
の
御体
(
おんからだ
)
、あたしに
分
(
わ
)
けて
下
(
くだ
)
さらなかつたその
御体
(
おんからだ
)
だ。
癩病やみの話
(新字旧仮名)
/
マルセル・シュウォッブ
(著)
▼ もっと見る
「どうもそれはけしからん
仰
(
おお
)
せです。かりそめにも、科学と技術とをもってお
仕
(
つか
)
えする油学士であります。そんな妖術などを、誰が……」
人造人間戦車の機密:――金博士シリーズ・2――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
もと、
仕
(
つか
)
え
人
(
びと
)
だった者が、街で事件をひき起こした。そのため、あらぬ疑惑を上西門院に向けられては、内親王へ、おそれ多い。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私
(
わたくし
)
はもと
京
(
きょう
)
の
生
(
うま
)
れ、
父
(
ちち
)
は
粟屋左兵衞
(
あわやさひょうえ
)
と
申
(
もう
)
して
禁裡
(
きんり
)
に
仕
(
つか
)
えたものでございます。
私
(
わたくし
)
の
名
(
な
)
は
佐和子
(
さわこ
)
、二十五
歳
(
さい
)
で
現世
(
げんせ
)
を
去
(
さ
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
孔子は十二君に歴事したりといい、孟子が
斉
(
せい
)
の
宣王
(
せんおう
)
に用いられずして梁の恵王を
干
(
おか
)
すも、君に
仕
(
つか
)
うること容易なるものなり。
徳育如何
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
そのとき皇后のおそばには、
口子
(
くちこ
)
の妹の
口媛
(
くちひめ
)
という者がお
仕
(
つか
)
え申しておりました。
口媛
(
くちひめ
)
はおにいさまのそのありさまを見て
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
私も山の中より町の方が
面白
(
おもしろ
)
いから、
御飯
(
ごはん
)
だけ
食
(
た
)
べさしてくだされば、長くあなたの
側
(
そば
)
に
仕
(
つか
)
えて、人形を
踊
(
おど
)
らせましょう
人形使い
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
そしてせっかく
御所
(
ごしょ
)
に
仕
(
つか
)
えながら
低
(
ひく
)
い
位
(
くらい
)
に
埋
(
うず
)
もれていて、人にもしられずにいる
山守
(
やまも
)
りが
高
(
たか
)
い山の上の月をわずかに
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
から
隙
(
す
)
き
見
(
み
)
するように
鵺
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
頼家 いや、なおかさねて
主人
(
あるじ
)
に所望がある。この娘を予が手もとに召し
仕
(
つか
)
いとう存ずるが、奉公さする心はないか。
修禅寺物語
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
定得意
(
ぢやうとくい
)
となし居る身の上なればお
常
(
つね
)
は
勿論
(
もちろん
)
忠
(
ちう
)
八が云事にても
背
(
そむ
)
く事なく主人の如くに
仕
(
つか
)
へ
毎日
(
まいにち
)
お
常
(
つね
)
の
肩
(
かた
)
など
揉
(
もみ
)
て
機嫌
(
きげん
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
五人
(
ごにん
)
の
方々
(
かた/″\
)
に
私
(
わたし
)
の
欲
(
ほ
)
しいと
思
(
おも
)
ふ
物
(
もの
)
を
註文
(
ちゆうもん
)
して、それを
間違
(
まちが
)
ひなく
持
(
も
)
つて
來
(
き
)
て
下
(
くだ
)
さる
方
(
かた
)
にお
仕
(
つか
)
へすることに
致
(
いた
)
しませう
竹取物語
(旧字旧仮名)
/
和田万吉
(著)
そのとき、次郎左衛門は、栄之丞の前に手を
仕
(
つか
)
へて、男として一生の頼みには、どうか一ヶ月丈けこの八つ橋を、
退
(
ひ
)
かせて自分の手許へ置かせて呉れ。
吉原百人斬り
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
そして、妹のラ・ベルが、いつもうちにひっこんでいて、つつましくおとうさまに
仕
(
つか
)
えているのを、「あの子はばかだから。」といってあざけりました。
ラ・ベルとラ・ベート(美し姫と怪獣)
(新字新仮名)
/
ガブリエル=シュザンヌ・バルボ・ド・ヴィルヌーヴ
(著)
責
(
せ
)
めて
仕
(
つか
)
へんか
夫
(
それ
)
は
何
(
なん
)
としてもなる
事
(
こと
)
ならず
兎
(
と
)
ても
角
(
かく
)
ても
憂
(
う
)
き
世
(
よ
)
なれば
人
(
ひと
)
訪
(
と
)
はぬ
深山
(
みやま
)
の
奧
(
おく
)
にかき
籠
(
こも
)
りて
松風
(
まつかぜ
)
に
耳
(
みゝ
)
を
五月雨
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
親房
(
ちかふさ
)
の第二子
顕信
(
あきのぶ
)
の子
守親
(
もりちか
)
、
陸奥守
(
むつのかみ
)
に任ぜらる……その孫
武蔵
(
むさし
)
に住み
相模
(
さがみ
)
扇ヶ谷
(
おうぎがやつ
)
に転ず、
上杉家
(
うえすぎけ
)
に
仕
(
つか
)
う、
上杉家
(
うえすぎけ
)
滅
(
ほろ
)
ぶるにおよび
姓
(
せい
)
を
扇
(
おうぎ
)
に改め後
青木
(
あおき
)
に改む
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
俊寛 ちょうど
暴虐
(
ぼうぎゃく
)
な主人に
仕
(
つか
)
える犬が、幾たび
鞭
(
むち
)
で打たれても、今度は、今度はと思って、
媚
(
こ
)
びるように尾を振っては、あわれみを
乞
(
こ
)
うような眼つきをして
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
随
(
したが
)
って二重に
仕
(
つか
)
えるという観念もないのであります。ただ、
目下
(
もっか
)
は、キリスト教に対しては、その教理をやや研究的に、仏教には
殆
(
ほとん
)
ど
陶酔
(
とうすい
)
的状態に見うけられます。
岡本一平論:――親の前で祈祷
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
竹原は広島の東十里に在り煙火蕭条の
一邑
(
いちいふ
)
にして頼氏の郷里たり。春水の始めて
仕
(
つか
)
ふるや当時藩学新たに建つに会し建白して
程朱
(
ていしゆ
)
の学を以て藩学の正宗となさんと欲す。
頼襄を論ず
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
が、女の方では、そんなこととは知らないから、世にも手頼りない身の
盲亀
(
もうき
)
の浮木に逢った気で、真心籠めて小平太に
仕
(
つか
)
える。小平太もそうされて嬉しくないことはない。
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
それを取り出して中より破って
片破
(
かたわ
)
れを箱に入れ今一つの片破れを男に与えて、これを一度に
仕
(
つか
)
わず要に随うて片端より破って仕いたまわば一生涯乏しき事あらじという
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
が、忠義と云うものは現在
仕
(
つか
)
えている主人を
蔑
(
ないがしろ
)
にしてまでも、「家」のためを計るべきものであろうか。しかも、林右衛門の「家」を
憂
(
うれ
)
えるのは、
杞憂
(
きゆう
)
と云えば杞憂である。
忠義
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
……何分遠い昔の
想
(
おも
)
い
出
(
で
)
話でございますでな。手前は父上様にお
仕
(
つか
)
え申す身になって四十年。
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
話にも聞きつらん、祖先
兵衞
(
ひやうゑ
)
直頼殿、
餘五將軍
(
よごしやうぐん
)
に
仕
(
つか
)
へて
拔群
(
ばつくん
)
の譽を顯はせしこのかた、
弓矢
(
ゆみや
)
の前には
後
(
おく
)
れを取らぬ齋藤の
血統
(
ちすぢ
)
に、
女色
(
によしよく
)
に魂を奪はれし未練者は其方が初めぞ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
多聞天は、紫微内相藤原
中卿
(
ちうけい
)
だ。あの柔和な、五十を越してもまだ三十代の美しさを失はないあの方が、近頃おこりつぽくなつて、よく下官や、
仕
(
つか
)
へ
人
(
びと
)
を叱るやうになつた。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
さては谷川の岸に
菜
(
な
)
を洗いつつ、
路
(
みち
)
行く貴人に
艶
(
えん
)
なる
詞
(
ことば
)
を送り、見いだされてその家に
仕
(
つか
)
え、故郷の親兄弟を
悦
(
よろこ
)
ばせたりしたのかも知れぬが、
世
(
よ
)
降
(
くだ
)
ってはそれもことごとく
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
老人
(
ろうじん
)
は、こんどは、
西国
(
さいごく
)
へいって、
女王
(
じょおう
)
に
仕
(
つか
)
えようと
思
(
おも
)
って、とぼとぼとやってきました。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
子
(
し
)
亟
(
すみや
)
かに
去
(
さ
)
れ、
我
(
われ
)
を
汙
(
けが
)
すこと
無
(
な
)
かれ。
我
(
われ
)
寧
(
むし
)
ろ
(三七)
汙涜
(
をとく
)
の
中
(
うち
)
に
遊戲
(
いうぎ
)
して
自
(
みづか
)
ら
快
(
こころよ
)
うせん。
國
(
くに
)
を
有
(
たも
)
つ
者
(
もの
)
に
(三八)
覊
(
き
)
せらるること
無
(
な
)
からん。
終身
(
しうしん
)
仕
(
つか
)
へず、
以
(
もつ
)
て
吾
(
わ
)
が
志
(
こころざし
)
を
快
(
こころよ
)
うせんかな
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
降
(
ふ
)
る
雪
(
ゆき
)
の
白髪
(
しろかみ
)
までに
大君
(
おほきみ
)
に
仕
(
つか
)
へまつれば
貴
(
たふと
)
くもあるか 〔巻十七・三九二二〕 橘諸兄
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
家に
仕
(
つか
)
ふる者ども、其物音に
駈附
(
かけつ
)
けしも、主人が血相に
恐
(
おそれ
)
をなして、
留
(
とゞ
)
めむとする者無く、
遠巻
(
とほまき
)
にして打騒ぎしのみ。
殺尽
(
ころしつく
)
せしお村の死骸は、竹藪の中に
埋棄
(
うづみす
)
てて、
跡弔
(
あととむらひ
)
もせざりけり。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
わたくしはともかく、あなた様は八つからお身近く
仕
(
つか
)
えて、人一倍
御寵愛
(
ごちょうあい
)
うけたお気に入りで厶ります。親とも思うて我まませい、とまでお殿様が仰せあった程のそなた様で厶ります。
老中の眼鏡
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「ウン、二人死ぬのはつまらぬ。二人が死ねば島津家は真っ暗になってしまう。一人残るがよい。
俺
(
おれ
)
は罪を得たから死ぬが、
汝
(
きさま
)
は生き残って俺の代りに君公に
仕
(
つか
)
え、二人前を働いてくれ」
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
按
(
あん
)
ずるに視覚を失った相愛の男女が
触覚
(
しょっかく
)
の世界を楽しむ程度は到底われ
等
(
ら
)
の想像を許さぬものがあろうさすれば佐助が
献身
(
けんしん
)
的に春琴に
仕
(
つか
)
え春琴がまた
怡々
(
いい
)
としてその奉仕を求め
互
(
たがい
)
に
倦
(
う
)
むことを
春琴抄
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
長く
仕
(
つか
)
えて居ったものですから、その小僧の始末を付けなけりゃあならぬ。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
余
(
よ
)
が
住
(
すむ
)
塩沢
(
しほさは
)
に
遠
(
とほ
)
からざる村の
農夫
(
のうふ
)
男
(
せがれ
)
一人あり、
篤実
(
とくじつ
)
にして
善
(
よく
)
親
(
おや
)
に
仕
(
つか
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
掛
(
かけ
)
まくも
文
(
あや
)
に
恐
(
かしこ
)
き、いはまくも穴に尊き、
広幡
(
ひろはた
)
の
八幡
(
やはた
)
の
御神
(
みかみ
)
、此浦の
行幸
(
いでまし
)
の宮に、
八百日日
(
やおかび
)
はありといへども、
八月
(
はつき
)
の今日を
足日
(
たるひ
)
と、行幸して遊び
坐
(
いま
)
せば、
神主
(
かみぬし
)
は御前に立ちて、
幣帛
(
みてぐら
)
を捧げ
仕
(
つか
)
ふれ
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
親に
仕
(
つか
)
へて、
此上無
(
こよな
)
う優かりしを、
柏井
(
かしわい
)
の
鈴
(
すず
)
とて美き娘をも見立てて、この秋には
妻
(
めあは
)
すべかりしを、又この
歳暮
(
くれ
)
には
援
(
ひ
)
く
方
(
かた
)
有りて、新に興るべき鉄道会社に好地位を得んと頼めしを、事は皆
休
(
や
)
みぬ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
また一度はもう世の中が
厭
(
いや
)
になって仏に
仕
(
つか
)
えたいとも思った。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
われをして
遂
(
つい
)
に
膝下
(
しっか
)
に
仕
(
つか
)
えしめずんば止まざるべし。
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
気の変る人に
仕
(
つか
)
へて
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「そんな遠慮はいらないよ。ただ、お前さんは官途の
仕
(
つか
)
えは大嫌いだそうだから、そっちへはお世話もできないと、
聟
(
むこ
)
どのがいっている」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
数間
(
かずま
)
の
爺
(
じい
)
やのことは、ツイうっかりしてまだ一
度
(
ど
)
もお
風評
(
うわさ
)
を
致
(
いた
)
しませんでしたが、これは、むかし
鎌倉
(
かまくら
)
の
実家
(
さと
)
に
仕
(
つか
)
えていた
老僕
(
ろうぼく
)
なのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
女にも異存はなく、やがては餓死するかも知れない者を、お召
仕
(
つか
)
いくだされば望外の仕合わせでございますと答えた。
中国怪奇小説集:10 夷堅志(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
貴下も神に
仕
(
つか
)
える身でありながら、まだ生れないにしても、一つの
生霊
(
せいれい
)
を
自
(
みずか
)
ら手を下して
暗闇
(
やみ
)
から
暗闇
(
やみ
)
にやってしまうなんて、残酷な方! ああ、人殺し……
振動魔
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
尼にされた我が子の
囮
(
おとり
)
で、子鉄がお縄を受けることになったのが運の尽きでございます、今まで子鉄のした悪事という悪事のうち、仏に
仕
(
つか
)
える尼さんをいじめた
大菩薩峠:32 弁信の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
聴いて下さい、親分さん方、これには深い
仔細
(
しさい
)
がございます。——私の夫加島屋文五兵衛は、西国のさる大藩に
仕
(
つか
)
え、三百石を頂戴した立派な武家でございました。
銭形平次捕物控:147 縞の財布
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一
夫
(
それ
)
女子
(
にょし
)
は成長して他人の家へ行き
舅
(
しゅうと
)
姑
(
しゅうとめ
)
に
仕
(
つか
)
ふるものなれば、
男子
(
なんし
)
よりも親の教
緩
(
ゆるがせ
)
にすべからず。
女大学評論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
“仕”を含む語句
仕舞
給仕
仕合
仕損
仕掛
仕様
給仕人
仕事
仕込
奉仕
不仕合
召仕
仕度
仕方
仕出
仕切
仕丁
仕立
仕遂
出仕
...