“広幡”の読み方と例文
読み方割合
ひろはた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下向して在府中であった年頭の勅使、広幡ひろはた梅渓うめだにの二きょうが帰った後は、饗応きょうおうの混雑やおびただしい供人ともびとも去って、江戸城がにわかに広くなったような気がしました。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
場所は米沢よねざわ市に近い。詳しくは南置賜みなみおきたま広幡ひろはた村にある。どの系統の窯か歴史はつまびらかでないが、作風からすると本郷の窯と兄弟である。作るものや名称に似通った点が多い。
現在の日本民窯 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
かけまくもあやかしこき、いはまくも穴に尊き、広幡ひろはた八幡やはた御神みかみ、此浦の行幸いでましの宮に、八百日日やおかびはありといへども、八月はつきの今日を足日たるひと、行幸して遊びいませば、神主かみぬしは御前に立ちて、幣帛みてぐらを捧げつかふれ
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)