“盲亀”の読み方と例文
読み方割合
もうき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例えば釈迦の引いた譬喩ひゆ盲亀もうき百年に一度大海から首を出して孔のあいた浮木にぶつかる機会にも比べられるほど少なそうであるが
小さな出来事 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
これぞ当時は八九分通り開けて居りますが、小笠原島おがさわらじまでございます。文治は盲亀もうき浮木うきぎに有附きたる心地して
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
しかし、一族大勢がやってきて、だんだんに智深の説得を聞き、盲亀もうき浮木ふぼくで、ついに彼の策にすがった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)