“もうき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
濛気50.0%
盲亀29.2%
孟起8.3%
朦気4.2%
蒙倛4.2%
蒙貴4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
濛気もうきの幕によろめくような機影を曳きながら飛んでいたが、おいおい高度をあげるにつれて、四方からコクのある雲がおしかさなってきて
雲の小径 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
これぞ当時は八九分通り開けて居りますが、小笠原島おがさわらじまでございます。文治は盲亀もうき浮木うきぎに有附きたる心地して
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おう、馬騰の子、馬超ばちょう字は孟起もうき。親のかたきをいま見るうれしさ。曹操、そこをうごくなよ」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
考えて見りゃこの湖水、どうも少し可笑おかしいよ。いつも朦気もうきが立ちこめていて向こう岸が見えないんだからな。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
湖水の真ん中と思われる辺から漠々たる朦気もうきの立ち上っていることで、それも尋常の朦気とはちがい無限に長い白布を湖面を横断して引き延ばし、さらにそれを空に向けて高く高く釣り上げたようで
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
『本草綱目』に蒙頌もうしょう一名蒙貴もうきは尾長猿の小さくて紫黒色のもの、交趾こうしで畜うて鼠を捕えしむるに猫にまさるとあるを見て蒙倛もうきは蒙貴で英語のモンキーだ。
『本草綱目』に蒙頌もうしょう一名蒙貴もうきは尾長猿の小さくて紫黒色のもの、交趾こうしで畜うて鼠を捕えしむるに猫にまさるとあるを見て蒙倛もうきは蒙貴で英語のモンキーだ。