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『雲の小径』
ふりがな文庫
『
雲の小径
(
くものこみち
)
』
時間からいうと、伊勢湾の上あたりを飛んでいるはずだが、窓という窓が密度の高いすわり雲に眼隠しされているので、所在の感じが曖昧である。 大阪を飛びだすと、すぐ雲霧に包みこまれ、それからもう一時間以上も、模糊とした灰白色の空間を彷徨している。は …
著者
久生十蘭
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「別冊少年新潮」1956(昭和31)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約34分(500文字/分)
朗読目安時間
約56分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
上
(
あが
)
顰
(
しか
)
偏揺
(
かたゆ
)
細
(
こま
)
気
(
け
)
撓
(
しな
)
石楠
(
しゃくなげ
)
濛気
(
もうき
)
社
(
やしろ
)
祝詞
(
のりと
)
空家
(
あきや
)
置床
(
おきどこ
)
肉置
(
ししお
)
脂湿
(
あぶらじめ
)
苦患
(
くげん
)
血斑
(
けっぱん
)
負
(
お
)
軋
(
きし
)
都度
(
つど
)
重石
(
おもし
)
長押
(
なげし
)
雪隠
(
せっちん
)
霊愛
(
れいあい
)
庫裡
(
くり
)
乾反
(
ひぞ
)
五音
(
ごいん
)
保
(
も
)
優
(
やさ
)
凭
(
もた
)
大人
(
おとな
)
小間
(
こま
)
床前
(
とこまえ
)
煤
(
すす
)
所作
(
しょさ
)
抜裏
(
ぬけうら
)
模糊
(
もこ
)
浄
(
きよ
)
浅間
(
あさま
)
溷濁
(
こんだく
)
漉
(
こ
)
無間
(
むげん
)