“程朱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていしゅ71.4%
ていしゆ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
道衍の言を考うるに、大槩たいがい禅宗ぜんしゅうに依り、楞伽りょうが楞厳りょうごん円覚えんがく法華ほっけ華厳けごん等の経に拠って、程朱ていしゅの排仏の説の非理無実なるを論ずるに過ぎず。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
彼の眼界は、日本、シナ、インドの全体にわたり、仏教哲学、程朱ていしゅの学、日本の古典などにすべて通じている。著書も多く、当時の学問の集大成の観がある。
竹原は広島の東十里に在り煙火蕭条の一邑いちいふにして頼氏の郷里たり。春水の始めてつかふるや当時藩学新たに建つに会し建白して程朱ていしゆの学を以て藩学の正宗となさんと欲す。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
横井は福間某ふくまぼうと云ふ蘭法医らんぱふいに治療を託した。当時元田永孚もとだながざねなどとまじはつて、塾を開いて程朱ていしゆの学を教へてゐた横井が、肉身の兄の病を治療してもらふ段になると、ヨオロツパの医術にたよつた。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)