トップ
>
跳
>
をど
ふりがな文庫
“
跳
(
をど
)” の例文
そこで今此黒塀の内へ這入らうと、はつきり思つたときには、物を盗まうといふ意志も、一しよに意識の閾の上に
跳
(
をど
)
り出たのである。
金貨
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
その時彼は満足を感じた、
跳
(
をど
)
り上りたい程の満足をその短い瞬間に於て思ふ存分に感じた。而して始めて外界に対して耳が開けた。
An Incident
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
宇佐川鐵馬は小さい身體を
跳
(
をど
)
らせると、苦もなく生垣を越えて、四角な顏を
醜
(
みに
)
くく歪めたまま、逃げ腰乍ら一刀の
鯉口
(
こひぐち
)
を切ります。
銭形平次捕物控:109 二人浜路
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
『や、や、あの
旗
(
はた
)
は、あの
艦
(
ふね
)
は。』とばかり、
焦眉
(
せうび
)
の
急
(
きふ
)
も
忘
(
わす
)
れて
跳
(
をど
)
り
立
(
た
)
つ、
私
(
わたくし
)
も
急
(
いそ
)
ぎ
其
(
その
)
方
(
ほう
)
に
眼
(
まなこ
)
を
轉
(
てん
)
ぜんとしたが、
時
(
とき
)
既
(
すで
)
に
遲
(
おそ
)
かつた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
今しも丁度裸に成つて
跳
(
をど
)
り込んだお園の兄が、その向うの深みのところに浮いてゐる——衣の裾もまくれ、白い両足もあらはに
花束
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
▼ もっと見る
手桶
(
てをけ
)
の
冷
(
つめ
)
たい
水
(
みづ
)
で
曝
(
さら
)
した
蕎麥
(
そば
)
は
杉箸
(
すぎはし
)
のやうに
太
(
ふと
)
いのに、
黄蜀葵
(
ねり
)
の
特色
(
とくしよく
)
の
硬
(
こは
)
さと
滑
(
なめ
)
らかさとで
椀
(
わん
)
から
跳
(
をど
)
り
出
(
だ
)
し
相
(
さう
)
に
成
(
な
)
るのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼寺
(
かのてら
)
、
此邸
(
このてい
)
、皆
其
(
それ
)
等古人の目に触れ、前の橋、
後
(
うしろ
)
の
路
(
みち
)
、
凡
(
すべ
)
て
其
(
それ
)
等偉人の足跡を
印
(
しる
)
して居るのだと思へば予の胸は
自
(
おのづ
)
から
跳
(
をど
)
る。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
一寸も動かず。驚き
周章
(
あわ
)
てゝ押破らむとする和尚の背後より
跳
(
をど
)
りかゝり、左の肩より大袈裟がけに切りなぐり、板の間に引き倒ふして
止刺刀
(
とゞめ
)
を刺す。
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
我胸は
跳
(
をど
)
れり。こは驚のためのみにはあらず、
辱
(
はづかしめ
)
のためなりき。我はをぢがもろ人の前に我を辱めたりとおもひき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
自動車はゆつくり花壇の
周囲
(
まはり
)
に輪をかいて、それから速度を早めて、
跳
(
をど
)
るやうに中庭を走つて出て、街道に続く道の、菩提樹の並木の間に這入つて行く。
薔薇
(新字旧仮名)
/
グスターフ・ウィード
(著)
すると、その女は大聲で
喚
(
わめ
)
くと共に身を
跳
(
をど
)
らしたのです。そして次の瞬間鋪石の上に打碎かれて倒れてゐました。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
別して
呆
(
あき
)
れたるは
主
(
あるじ
)
の妻なり。彼は
鈍
(
おぞ
)
ましからず胸の
跳
(
をど
)
るを覚えぬ。同じ思は二人が
面
(
おもて
)
にも
顕
(
あらは
)
るるを見るべし。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
(臺所の被れ障子を蹴放して、助八は
擂粉木
(
すりこぎ
)
を持ちて
跳
(
をど
)
り出づ。つゞいて助十は
出刃庖丁
(
でばぼうちやう
)
を持ちて出づ。)
権三と助十
(旧字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
西の雲間に、
河岸並
(
かしなみ
)
に、
金
(
きん
)
の入日がぱつとして、
群集
(
ぐんじゆ
)
の
上
(
うへ
)
に、
淡紅
(
うすあか
)
の光の波のてりかへし。今シァアトレエの
廣場
(
ひろば
)
には、人の出さかり、馬車が
跳
(
をど
)
れば電車が滑る。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
御殿場のここの
駅路
(
うまやぢ
)
、一夜寝て
午夜
(
ごや
)
ふけぬれば、まだ深き
戸外
(
とのも
)
の闇に、早や目ざめ
猟犬
(
かりいぬ
)
が群、
勢
(
きほ
)
ひ起き鎖曳きわき、
跳
(
をど
)
り立ち啼き立ち
急
(
せ
)
くに、朝猟の公達か、あな
観相の秋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
激しい
水瀬
(
みづせ
)
の石の間を乗つて行つた時は私達の
身体
(
からだ
)
が
跳
(
をど
)
つて、船は
覆
(
くつが
)
へるかと思ふほどの騒ぎをした。
突貫
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
見るより忽ち出で來りて浦嶋太郎の腰を掛けた岩があれで向ふのが猿が踊を
跳
(
をど
)
ツた古跡だなどゝ茶かした
云立
(
いひたて
)
に一人前五厘と掴み込む田舍の道者
魂消
(
たまげ
)
た顏にて財布を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
襖
(
ふすま
)
障子
(
しやうじ
)
が
縱横
(
じうわう
)
に
入亂
(
いりみだ
)
れ、
雜式家具
(
ざふしきかぐ
)
の
狼藉
(
らうぜき
)
として、
化性
(
けしやう
)
の
如
(
ごと
)
く、
地
(
ち
)
の
震
(
ふる
)
ふたびに
立
(
た
)
ち
跳
(
をど
)
る、
誰
(
たれ
)
も
居
(
ゐ
)
ない、
我
(
わ
)
が
二階家
(
にかいや
)
を、
狹
(
せま
)
い
町
(
まち
)
の、
正面
(
しやうめん
)
に
熟
(
じつ
)
と
見
(
み
)
て、
塀越
(
へいごし
)
のよその
立樹
(
たちき
)
を
廂
(
ひさし
)
に
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
他の二つの場合(前に
陳
(
の
)
べたるものを
斥
(
さ
)
す)も今
憶
(
おも
)
ひ出だし候てだに心
跳
(
をど
)
りせらるゝ一種の光明、
慰藉
(
ゐしや
)
に候へども、先日御話いたしし実験は、最も神秘的にして
亦
(
また
)
最も明瞭に
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
夜の驚波に投ずる
燈火
(
あかり
)
、腰蓑を濡した鵜師の休みなき動作、
敏捷
(
すばしこ
)
く潜つては浮く水鳥の影、或は水上に胸を浮べるもの、その高く銜へた嘴には魚が
跳
(
をど
)
り、或は舟に上つて濡羽を震ふもの
三次の鵜飼
(新字旧仮名)
/
中村憲吉
(著)
湖水の
碧
(
みどり
)
なるを見るより、
四一
現
(
うつつ
)
なき心に
浴
(
あ
)
びて遊びなんとて、そこに衣を
脱
(
ぬ
)
ぎ
去
(
す
)
てて、身を
跳
(
をど
)
らして深きに
四二
飛び入りつも、
彼此
(
をちこち
)
に
游
(
およ
)
ぎめぐるに、
幼
(
わかき
)
より水に
狎
(
な
)
れたるにもあらぬが
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
今飲んだ水から急に元気を得た二疋の犬は、主人達よりも一足さきに庭のなかへ
跳
(
をど
)
り込んだ。松の樹の根元の濃い樹かげを
択
(
えら
)
んだ二疋の犬どもは、わがもの顔に土の上へ長々と身を横へた。
田園の憂欝:或は病める薔薇
(新字旧仮名)
/
佐藤春夫
(著)
大いなる傘に受くれば一しきり
跳
(
をど
)
れる雨も快きかな
註釈与謝野寛全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
河の怒りを鎮めむものと巨大な
躯
(
み
)
をば
跳
(
をど
)
らせて
ランボオ詩集≪学校時代の詩≫
(新字旧仮名)
/
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
(著)
岸破
(
がば
)
と
跳
(
をど
)
りぬ。そはなれが
呻吟
(
うめき
)
の聲か
接吻
(
くちづけ
)
か。
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
鰭
(
ひれ
)
ふり尾ふり
跳
(
をど
)
るらむ
筑波ねのほとり
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
今
(
いま
)
もなほ
胸
(
むね
)
にぞ
跳
(
をど
)
る
孔雀船
(旧字旧仮名)
/
伊良子清白
(著)
つゞいて
飛込
(
とびこ
)
まんとする
獅子
(
しゝ
)
を
目掛
(
めが
)
けて、
私
(
わたくし
)
は
一發
(
いつぱつ
)
ドガン、
水兵
(
すいへい
)
は
手鎗
(
てやり
)
て
突飛
(
つきと
)
ばす、
日出雄少年
(
ひでをせうねん
)
は
素早
(
すばや
)
く
身
(
み
)
を
跳
(
をど
)
らして、
入口
(
いりくち
)
の
扉
(
とびら
)
をピシヤン。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
病人はそれを聞くと病気も忘れて床の上で
跳
(
をど
)
り上つた。果てはその
荒
(
すさ
)
んだ気分が家中に伝はつて、互に睨み合ふやうな一日が過ごされたりした。
お末の死
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
それでも
猶旦
(
やつぱり
)
騙
(
だま
)
されぬ
時
(
とき
)
は
小
(
ちひ
)
さな
穴
(
あな
)
から
熱湯
(
ねつたう
)
をぽつちりと
臀
(
しり
)
に
注
(
そゝ
)
げば
蛸
(
たこ
)
は
必
(
かなら
)
ず
慌
(
あわ
)
てゝ
漁師
(
れふし
)
の
前
(
まへ
)
に
跳
(
をど
)
り
出
(
だ
)
す。
熱
(
あつ
)
い一
滴
(
てき
)
によつて
容易
(
ようい
)
に
蛸
(
たこ
)
は
騙
(
だま
)
されるのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
早速
(
さつそく
)
立
(
たち
)
ン
坊
(
ばう
)
君に五文銭一枚を与へねば成らなかつた。ゴンドラは軽く
跳
(
をど
)
る様に水を切つて小さな運河へ
入
(
はひ
)
つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
さしも願はぬ
一事
(
いちじ
)
のみは玉を転ずらんやうに何等の
障
(
さはり
)
も無く
捗取
(
はかど
)
りて、彼が
空
(
むなし
)
く貫一の
便
(
たより
)
を望みし一日にも似ず、三月三日は
忽
(
たちま
)
ち
頭
(
かしら
)
の上に
跳
(
をど
)
り
来
(
きた
)
れるなりき。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
かく思ひつゞくる程に、我心は
怏々
(
あう/\
)
として樂まずなりぬ。忽ち鈴つけたる帽を被れる
戲奴
(
おどけやつこ
)
、道化役者、魔法つかひなどに
打扮
(
いでた
)
ちたる男あまた我
圍
(
めぐり
)
を
跳
(
をど
)
り狂へり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
盡し歸りがけに
幸堂
(
かうだう
)
氏にまた止められ泥の如くなりて家に戻り
明日
(
あす
)
は朝の五時に總勢
此
(
こゝ
)
に會合すれば其の用意せよと云ふだけが確にて夢は早くも名所繪圖の
中
(
うち
)
に
跳
(
をど
)
り入ぬ
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
男
(
をとこ
)
の
膝
(
ひざ
)
に
取
(
とり
)
ついて
美女
(
びぢよ
)
が
泣
(
な
)
いて
身
(
み
)
を
震
(
ふる
)
はすやうで、
岸
(
きし
)
に
居
(
ゐ
)
てさへ
体
(
からだ
)
がわなゝく、
肉
(
にく
)
が
跳
(
をど
)
る。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
堀は訴状を
披見
(
ひけん
)
した。胸を
跳
(
をど
)
らせながら最初から読んで行くと、
果
(
はた
)
してきのふ
跡部
(
あとべ
)
に聞いた、あの事である。
陰謀
(
いんぼう
)
の
首領
(
しゆりやう
)
、その
与党
(
よたう
)
などの事は、前に聞いた所と格別の相違は無い。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
わが
要
(
もと
)
めは
空
(
むな
)
しからず、予はわが深き至情の宮居にわが神
在
(
いま
)
しぬと感じて幾たびか其の光明に心
跳
(
をど
)
りけむ。吾が見たる神は、最早
向
(
さ
)
きの因襲的偶像、又は抽象的理想にはあらざりし也。
予が見神の実験
(新字旧仮名)
/
綱島梁川
(著)
跳
(
をど
)
りぞ過ぐれ、湯は釜に
飛沫
(
しぶき
)
くわつくわと
沸
(
たぎ
)
りたる
第二邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
されど
寧
(
むし
)
ろ求めて
鞭
(
むち
)
打たれ、その刺戟に
跳
(
をど
)
る。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
中空
(
なかぞら
)
の山けたたまし
跳
(
をど
)
り過ぐる
火輪
(
くわりん
)
の響。
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
最早
(
もはや
)
疑
(
うたが
)
ふ
事
(
こと
)
は
出來
(
でき
)
ぬ、
海蛇丸
(
かいだまる
)
は
今
(
いま
)
や
立浪
(
たつなみ
)
跳
(
をど
)
つて
海水
(
かいすい
)
淺
(
あさ
)
き、
此
(
この
)
海上
(
かいじやう
)
で
我
(
わ
)
が
弦月丸
(
げんげつまる
)
を
一撃
(
いちげき
)
の
下
(
もと
)
に
撃沈
(
げきちん
)
せんと
企圖
(
くわだ
)
てゝ
居
(
を
)
るのだ。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
寢苦
(
ねぐるし
)
い
思
(
おも
)
ひの
息
(
いき
)
つぎに
朝戸
(
あさど
)
を
出
(
で
)
ると、あの
通
(
とほ
)
り
暴
(
あ
)
れまはつたトタン
板
(
いた
)
も
屋根板
(
やねいた
)
も、
大地
(
だいち
)
に、ひしとなつてへたばつて、
魍魎
(
まうりやう
)
を
跳
(
をど
)
らした、ブリキ
罐
(
くわん
)
、
瀬戸
(
せと
)
のかけらも
影
(
かげ
)
を
散
(
ち
)
らした。
十六夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
手に一條の杖を持ちたるが、これを
翁
(
おきな
)
が前に
横
(
よこた
)
へ、翁に
跳
(
をど
)
り超えよと促すにぞありける。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
隣に養へる
薔薇
(
ばら
)
の
香
(
か
)
の
烈
(
はげし
)
く
薫
(
くん
)
じて、
颯
(
さ
)
と座に
入
(
い
)
る風の、この
読尽
(
よみつく
)
されし長き
文
(
ふみ
)
の上に落つると見れば、紙は
冉々
(
せんせん
)
と舞延びて貫一の身を
縈
(
めぐ
)
り、
猶
(
なほ
)
も
跳
(
をど
)
らんとするを、彼は
徐
(
しづか
)
に敷据ゑて
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
わたしは新しい喜悦に胸を
跳
(
をど
)
らせながら
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
お
品
(
しな
)
は
二人
(
ふたり
)
の
子供
(
こども
)
を
思
(
おも
)
つて
心
(
こゝろ
)
が
跳
(
をど
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
温柔
(
をんにう
)
の氣、水の如く
中天
(
ちゆうてん
)
に流れ
跳
(
をど
)
つて
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
朱
(
しゆ
)
の色の
駅逓
(
えきてい
)
馬車
(
ぐるま
)
跳
(
をど
)
りゆく。
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
洪水
(
おほみづ
)
の如く
跳
(
をど
)
らせ
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
熱
(
ねつ
)
のある
身體
(
からだ
)
はもんどりを
打
(
う
)
つて、
元
(
もと
)
のまゝ
寢床
(
ねどこ
)
の
上
(
うへ
)
にドツと
跳
(
をど
)
るのが
身
(
み
)
を
空
(
くう
)
に
擲
(
なげう
)
つやうで、
心着
(
こゝろづ
)
くと
地震
(
ぢしん
)
かと
思
(
おも
)
つたが、
冷
(
つめた
)
い
汗
(
あせ
)
は
瀧
(
たき
)
のやうに
流
(
なが
)
れて、やがて
枕
(
まくら
)
について
綿
(
わた
)
のやうになつて
我
(
われ
)
に
返
(
かへ
)
つた。
怪談女の輪
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“跳(マツダ・跳)”の解説
マツダ・跳(ハズミ・HAZUMI)は、マツダが製作したコンセプトカーである。
(出典:Wikipedia)
跳
常用漢字
中学
部首:⾜
13画
“跳”を含む語句
跳躍
跳上
跳込
跳梁
跳出
跳起
跳返
跳梁跋扈
一跳
高跳
跳舞
跳越
飛跳
心跳
跳足
跳付
跳退
跳廻
跋扈跳梁
跳猿
...