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齊
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せい
彼の
(四三)三
晉の
兵は、
素(四四)悍勇にして
齊を
輕んじ、
齊を
號して
怯と
爲す。
善く
戰ふ
者は
(四五)其勢に
因つて
之を
利導す。
中番頭から
小僧達まで、一
同の
顔が一
齊に
松五
郎の
方へ
向き
直った。が、
徳太郎は
暖簾口から
見世の
方を
睨みつけたまま、
返事もしなかった。
其れが
月光を
遮つて
居る
樅の
木陰に
著るしく
目に
立つて、
身を
動かす
度に一
齊にがさがさと
鳴りながら
波の
如く
動いて
彼等の
風姿を
添へて
居る。
『
過去の
事を
思ひ
出すものは、
兩眼を
抉つて
了ひませう。リユバフキン!』と、
彼は
大聲で
誰かを
呼ぶ。
郵便局の
役員も、
來合はしてゐた
人々も、一
齊に
吃驚する。
世上の
假説何ものぞ、われは
唯窓に
出でゝ、
夜を開き、眼にはかの一
齊に
列びたる數字となりて
行列が
愛ちやんと
相對峙する
迄進んで
來た
時に、
彼等は一
齊に
止まつて
愛ちやんを
打眺めました、
女王樣は
嚴肅に、『こは
何者ぞ?』と
心臟の
軍人にまで
申されました。
いままで、ごろごろとのんきにころがつて
罪のない
世間話をしてゐた
瓜が、一
齊にぴたりとその
話をやめて、
息を
殺しました。みんな、そして
眠つた
眞擬をしてゐました。
三十三
萬三千三百三十三
人の『
中外』の
讀者が一
齊に
僕の
頭腦の
明晰を
感嘆したんだからね。
それが
汽車の
通るのを
仰ぎ
見ながら、一
齊に
手を
擧げるが
早いか、いたいけな
喉を
高く
反らせて、
何とも
意味の
分らない
喊聲を一
生懸命に
迸らせた。するとその
瞬間である。
是に
於て
齊の
軍の
善く
射る
者をして、
(五三)萬弩、
道を
夾んで
伏せしめ、
(五四)期して
曰く、『
暮に
火の
擧がるを
見ば
倶に
發せよ』
其の
日も
埃が
天を
焦して
立つた。
其の
埃は
黄褐色で
霧の
如く
地上の
凡てを
掩ひ
且つ
包んだ。
雜木林は一
齊に
斜に
傾かうとして
梢は
彎曲を
描いた。
飴売土平の
道化た
身振りに、われを
忘れて
見入っていた
人達は、
降って
湧いたような「おせんが
来た」という
声を
聞くと、一
齊に
首を
東へ
振り
向けた。
と
小さい
嘴が一
齊にこたへました。
母燕はたまらなくなつて、みんな一しよに
抱きしめながら
他の
者は
云ひ
合せたやうに
四邊を
見廻し、それから一
齊に
腰を
低めてお
辭儀をしました。
司馬穰苴は
田完の
(一)苗裔也。
齊の
景公の
時、
晉は
(二)阿・
甄を
伐ち、
而して
燕は
(三)河上を
侵し、
齊の
師敗績せり。
景公之を
患ふ。
自分等が
立てる
響に
誘はれて
騷ぐ
彼等の
極つた
囃の
聲が「ほうい/\」と
一人の
口からさうして
段々と
各自の
口から一
齊に
迸つて
愉快相に
聞えた。
と。
鮑叔既に
管仲を
進め、
身を
以て
之に
下る。((鮑叔ノ))
子孫世齊に
祿せられ、
封邑を
有つ
者十
餘世、
常に
名大夫たり。
因て
齊に
家せり。
世の・
老子を
學ぶ
者は
則ち
儒學を
絀け、
儒學も
亦老子を
絀く。『
道、
同じからざれば、
相爲めに
謀らず』とは、
豈是を
謂ふ
邪。
(四八)齊の
軍をして
魏の
地に
入り十
萬の
竈を
爲らしめ、
明日は五
萬の
竈を
爲らしめ、
又明日は三
萬の
竈を
爲らしむ。
景公、
諸大夫と
郊に
迎へ、
師を
勞ひ
禮を
成し、
然る
後反つて
(三二)寢に
歸る。
既にして
穰苴を
見、
尊んで
大司馬と
爲す。
田氏日に
以て
益〻齊に
尊し。
(一三)區區の
齊を
以て、
(一四)海濱に
在り、
(一五)貨を
通じ
財を
積み、
國を
富まし
兵を
彊うし、
(一六)俗と
好惡を
同じうす
故に
(一七)其稱に
曰く、
(一八)
而して
諸矦、
齊に
朝す。
齊の
威王、
大夫をして
古者の
司馬の
兵法を
(三五)追論せしめ、
而して
穰苴((ノ兵法))を
其中に
附け、
因つて
號して
司馬穰苴の
兵法と
曰ふ。
晏平仲嬰は、
(三六)莱の
夷維の
人也。
齊の
靈公・
莊公・
景公に
事へ、
節儉力行を
以て
齊に
重んぜらる。
既に
齊に
相として、
(三七)食は
肉を
重ねず、
妾は
(三八)帛を
衣ず。
莊子は
(一八)蒙人也。
名は
周。
周嘗て
蒙の
(一九)漆園の
吏たり。
梁の
惠王・
齊の
宣王と
時を
同じうす。
(二〇)其學は
闚はざる
所無し。
然れども
其要は
老子の
言に
本づき
歸す。