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生
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い
ふりがな文庫
“
生
(
い
)” の例文
この
闇
(
やみ
)
の
中
(
なか
)
に、ただ一つ
生
(
い
)
きているもののごとく
思
(
おも
)
われたものがあります。それは、
半丁
(
はんちょう
)
おきごとに
点
(
とも
)
されている
電燈
(
でんとう
)
でありました。
老工夫と電灯:――大人の童話――
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
唯一の憧れであった蕗子が死んでみれば放浪に出ることなんか意義のないことで、免訴になったところで何の
生
(
い
)
き
効
(
がい
)
があるでしょう。
流転
(新字新仮名)
/
山下利三郎
(著)
このごろはめっきり
年
(
とし
)
をとって、こんどまた
会
(
あ
)
おうといっても、それまで
生
(
い
)
きていられるかおぼつかない。ああ、ざんねんなことだ。
羅生門
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
自分はその後に続く言葉を言わないでもただ
奎吉
(
けいきち
)
と言っただけでその時の母の気持を
生
(
い
)
きいきと
蘇
(
よみが
)
えらすことができるようになった。
泥濘
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
塔
(
たふ
)
の
上
(
うへ
)
には
鳩
(
はと
)
が
群
(
む
)
れ
居
(
ゐ
)
、
群
(
む
)
れ
遊
(
あそ
)
ぶさうである。
尚
(
な
)
ほ
聞
(
き
)
く。
花屋敷
(
はなやしき
)
の
火
(
ひ
)
をのがれた
象
(
ざう
)
は
此
(
こ
)
の
塔
(
たふ
)
の
下
(
した
)
に
生
(
い
)
きた。
象
(
ざう
)
は
寶塔
(
はうたふ
)
を
背
(
せ
)
にして
白
(
しろ
)
い。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
……しかし久しい間、つい隣国に、こんど
生
(
い
)
け
捕
(
ど
)
りになった虎が
穴居
(
けっきょ
)
しておりましたので、折々、好まぬ相手にもなっておりましたが
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
生
(
い
)
きものは、そっと しておいてやってよ。
兄
(
にい
)
さんたちが かもをころすのを、ぼく みちゃいられないよ。」と、いいました。
みつばちの 女王
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
おかみさん、
生
(
い
)
きてるよ、金いろだよ、美しいよ。まるで清い小さい心の臟だ、蝋の涙だ。蝋と愛と死のこの香がしないのかねえ。
わるい花
(旧字旧仮名)
/
レミ・ドゥ・グルモン
(著)
何
(
なに
)
實
(
じつ
)
を
云
(
い
)
ふと、二十
年
(
ねん
)
も三十
年
(
ねん
)
も
夫婦
(
ふうふ
)
が
皺
(
しわ
)
だらけになつて
生
(
い
)
きてゐたつて、
別
(
べつ
)
に
御目出度
(
おめでたく
)
もありませんが、
其所
(
そこ
)
が
物
(
もの
)
は
比較的
(
ひかくてき
)
な
所
(
ところ
)
でね。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
その上で
尋
(
たず
)
ねてみると、どうも様子がおかしい。
遂
(
つい
)
に正体が
露見
(
ろけん
)
するが、結社の本部を知られてはもう
生
(
い
)
かして置けぬということになる。
地獄街道
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その
靈魂
(
れいこん
)
が
生
(
い
)
きてゐる
人間
(
にんげん
)
に
惡
(
わ
)
るいことをしないために、
足部
(
そくぶ
)
をまげて
縛
(
しば
)
るといふことがあつたものと
考
(
かんが
)
へられるのであります。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
母親は二階の
床
(
とこ
)
の間に、
燃
(
も
)
ゆるような
撫子
(
なでしこ
)
と薄紫のあざみとまっ白なおかとらのおと
黄
(
き
)
いろいこがねおぐるまとを
交
(
ま
)
ぜて
生
(
い
)
けた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
食料
(
くひもの
)
措
(
を
)
しがるなんち
業
(
ごふ
)
つくばりもねえもんぢやねえか、
本當
(
ほんたう
)
に
罰
(
ばち
)
つたかりだから、
俺
(
お
)
らだら
生
(
い
)
かしちや
置
(
お
)
かねえ、いや
全
(
まつた
)
くだよ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
子供
(
こども
)
の
頭
(
あたま
)
には、善良と馬鹿とは、だいたい同じ
意味
(
いみ
)
の言葉と
思
(
おも
)
われるものである。
小父
(
おじ
)
のゴットフリートは、その
生
(
い
)
きた
証拠
(
しょうこ
)
のようだった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「ええ……そうですね。それはたしかに、あたりまえですが……その
生
(
い
)
きていた
時
(
とき
)
には、
元気
(
げんき
)
にひらひら
游
(
およ
)
いでいたといいましたから……」
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
見つけ出してその木を
拆
(
さ
)
いて取り出して
生
(
い
)
かして、その子に仰せられるには、「お前がここにいるとしまいには大勢の神に
殺
(
ころ
)
されるだろう」
古事記:03 現代語訳 古事記
(旧字新仮名)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
皆
(
みな
)
さんこんないろ/\のわけをお
話
(
はなし
)
したら、われ/\がお
互
(
たがひ
)
に、
今
(
いま
)
生
(
い
)
き
育
(
そだ
)
つてゐるすべての
老樹
(
ろうじゆ
)
名木
(
めいぼく
)
を、ます/\
大事
(
だいじ
)
にして
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
「お
互
(
たがひ
)
に、
明日
(
あす
)
の
生命
(
いのち
)
もしれない、はかない
生
(
い
)
き
物
(
もの
)
なんだ。
何
(
なん
)
でも
出來
(
でき
)
るうちに
爲
(
す
)
る
方
(
はう
)
がいいし、また、やらせることだ」と。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
へえ、これは、その、
或
(
あ
)
る
家
(
いえ
)
の
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
りますと、
槙
(
まき
)
の
木
(
き
)
の
生
(
い
)
け
垣
(
がき
)
にこれがかけて
干
(
ほ
)
してありました。
見
(
み
)
るとこの、
尻
(
しり
)
に
穴
(
あな
)
があいていたのです。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
段段
先方
(
むかう
)
では憎しみを増し、此方では
邪
(
ひが
)
みが募る。意地を張つても、悲しいことには、彼女の一家は人の
情
(
なさけ
)
と憐みとで
生
(
い
)
きなければならない。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
「このお人は生きてござんす、その片腕を切られたのは、このお人ではござんせぬ、薬を飲まして呼び
生
(
い
)
けて上げましょう」
大菩薩峠:08 白根山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
まことに畏しかつたことを覚えない郎女にしては、初めてまざ/″\と圧へられるやうな
畏
(
こは
)
さを知つた。あゝあの歌が、胸に
生
(
い
)
き
蘇
(
かへ
)
つて来る。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
木曾は愈〻勢ひに乘りて、
明日
(
あす
)
にも都に押寄せんず
風評
(
ふうひやう
)
、平家の人々は今は居ながら
生
(
い
)
ける心地もなく、
然
(
さ
)
りとて敵に向つて死する力もなし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
すると向うからお嬢さんが
一人
(
ひとり
)
、
生
(
い
)
け
垣
(
がき
)
に沿うて歩いて来た。白地の
絣
(
かすり
)
に赤い帯をしめた、
可也
(
かなり
)
背
(
せい
)
の高いお嬢さんだつた。
O君の新秋
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
『だつてあなたは、
私
(
わたし
)
がやつぱし、
父
(
ちゝ
)
のいふ
意味
(
いみ
)
の
幸福
(
かうふく
)
な
結婚
(
けつこん
)
を
求
(
もと
)
め、さうしてまた、それに
滿足
(
まんぞく
)
して
生
(
い
)
きてられる
女
(
をんな
)
だとしか
思
(
おも
)
つてない……』
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
そりゃァもう
仙蔵
(
せんぞう
)
のいう
通
(
とお
)
り
真正
(
しんしょう
)
間違
(
まちげ
)
えなしの、
生
(
い
)
きたおせんちゃんを
江戸
(
えど
)
の
町中
(
まちなか
)
で
見
(
み
)
たとなりゃァ、また
評判
(
ひょうばん
)
は
格別
(
かくべつ
)
だ。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
青黒い
滑々
(
ぬめぬめ
)
したあの長細い
体
(
からだ
)
が、
生
(
い
)
き
縄
(
なわ
)
の様に眼の前に伸びたり縮んだりするのは、見て居て気もちの好いものではない。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それに、この家には、おばさんがひとり住んでいるだけですが、あのおばあさんは、
生
(
い
)
き
物
(
もの
)
をつかまえたりはしませんよ。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
くじに当たった男は
新平
(
しんぺい
)
という
若
(
わか
)
い力持ちの男だった。
猟
(
りょう
)
に行って
穴熊
(
あなぐま
)
を
生
(
い
)
け
捕
(
ど
)
りにしたことのある男で、村でも指
折
(
お
)
りの度胸のいい男であった。
鬼退治
(新字新仮名)
/
下村千秋
(著)
何を探すのかも
知
(
し
)
らずにたゞ探しました。今になつて思つてみれば、それは
生
(
い
)
きようとする要求に
外
(
ほか
)
なりませんでした。
冬を迎へようとして
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
此
(
この
)
至情
(
しゞやう
)
をあざける
人
(
ひと
)
は、百
萬年
(
まんねん
)
も千
萬年
(
まんねん
)
も
生
(
い
)
きるが
可
(
よ
)
い、
御氣
(
おき
)
の
毒
(
どく
)
ながら
地球
(
ちきう
)
の
皮
(
かは
)
は
忽
(
たちま
)
ち
諸君
(
しよくん
)
を
吸
(
す
)
ひ
込
(
こ
)
むべく
待
(
ま
)
つて
居
(
ゐ
)
る、
泡
(
あわ
)
のかたまり
先生
(
せんせい
)
諸君
(
しよくん
)
湯ヶ原より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
事実上
(
じじつじょう
)
の
細
(
こま
)
かい
注意
(
ちゅうい
)
を
残
(
のこ
)
りなくお
初
(
はつ
)
から
教
(
おし
)
えられたにしても、こんな
時
(
とき
)
に
母
(
かあ
)
さんでも
生
(
い
)
きていて、その
膝
(
ひざ
)
に
抱
(
だ
)
かれたら、としきりに
恋
(
こい
)
しく
思
(
おも
)
った。
伸び支度
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
(笑ふ)
戲談
(
じゃうだん
)
が
今
(
いま
)
となって
眞
(
ほん
)
の
事
(
こと
)
になったと
思
(
おも
)
ふと! ほんに/\、千
年
(
ねん
)
生
(
い
)
きたとても、これが
忘
(
わす
)
れられることかいな。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
そのつぎには
生
(
い
)
け
垣
(
がき
)
があって二つの土蔵があって、がちょうの叫び声がきこえる、それはこの町の医者の家である。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
それから、小さいニールスは、家も食べ物も何もない、野の
生
(
い
)
き物たちと生活をともにして、小さな生き物たちの
苦
(
くる
)
しみや
悲
(
かな
)
しみをつぶさに知ります。
「ニールスのふしぎな旅 下」まえがき
(新字新仮名)
/
矢崎源九郎
(著)
その
時
(
とき
)
の一
念
(
ねん
)
は
深
(
ふか
)
く
深
(
ふか
)
く
私
(
わたくし
)
の
胸
(
むね
)
に
喰
(
く
)
い
込
(
こ
)
んで、
現世
(
げんせ
)
に
生
(
い
)
きている
時
(
とき
)
はもとよりのこと、
死
(
し
)
んでから
後
(
のち
)
も
容易
(
ようい
)
に
私
(
わたくし
)
の
魂
(
たましい
)
から
離
(
はな
)
れなかったのでございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
もし、お
父
(
とう
)
さまが
生
(
い
)
きておられたら、おまえは、いまごろは、どこかのお
寺
(
てら
)
の
小
(
こ
)
ぞうさんになっているところだよ。
福沢諭吉:ペンは剣よりも強し
(新字新仮名)
/
高山毅
(著)
「
生
(
い
)
きていればね。だが、おそらく
死
(
し
)
んでいるだろう。目に見えないねこに、えさをやる人もいないだろうからね」
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
愛
(
うつく
)
しと
吾
(
わ
)
が
念
(
も
)
ふ
妹
(
いも
)
は
早
(
はや
)
も
死
(
し
)
ねやも
生
(
い
)
けりとも
吾
(
われ
)
に
依
(
よ
)
るべしと
人
(
ひと
)
の
言
(
い
)
はなくに 〔巻十一・二三五五〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
泣きたくなるような気持で、またションボリと家へはいると、ただ一人つけられている若い女中が背戸口から秋草を取ってきて、床の間に
生
(
い
)
けています。
丹下左膳:03 日光の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
もう
生
(
い
)
きがいのないわたし、あなたが殺されなけりゃわたしが殺す……。こうさけんで母は
奥座敷
(
おくざしき
)
へとび
去
(
さ
)
った。……
礼子
(
れいこ
)
と
下女
(
げじょ
)
は
泣
(
な
)
き
声
(
ごえ
)
あげて
外
(
そと
)
へでた。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
生
(
い
)
き
霊
(
りょう
)
のたたりであろうか、もしかしたら故郷に捨ててきた妻が
怨霊
(
おんりょう
)
となってたたりをしているのであろうかと、正太郎は、ひとり胸をいためるのだった。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
ちょうど片目の魚が
生
(
い
)
け
牲
(
にえ
)
のうちからおそれ敬われたように、後々神の御身につく布である故に、その機の音のするところへは、ただの人の布を織る者は
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ついで政右衛門はひそかに戸外へ忍び出て、雪の上に倒れた妻を呼び
生
(
い
)
ける。前段の苦悩によって不当に緊張させられた心が、ここにおいてややくつろぐ。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
若し眞似をしようと思つたら、お手本よりも一枚
上手
(
うはて
)
に出て、まんまと自分の肚の藝にし
生
(
い
)
かしてしまふに違ひ無い。さういふひえもんを持つて生れた人だ。
貝殻追放:017 泉鏡花先生と里見弴さん
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
机の上には、置時計と、きれいな花を
生
(
い
)
けたむらさき色のガラスの花びん、筆立てなどが置いてあります。その置時計の針は、もう十時半をさしていました。
おれは二十面相だ
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「こりゃ、生れぞくない——今、門倉うじ
仰
(
おお
)
せの通り、汚らわしい身を以って、剣法をもてあそぶ奴、
生
(
い
)
けては、この場を立たせぬのだ。覚悟するがいいぞ」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
しかし、とうとうやっと
一
(
ひと
)
つ、
殻
(
から
)
が
裂
(
さ
)
け、それから
続
(
つづ
)
いて、
他
(
ほか
)
のも
割
(
わ
)
れてきて、めいめいの
卵
(
たまご
)
から、一
羽
(
わ
)
ずつ
生
(
い
)
き
物
(
もの
)
が
出
(
で
)
て
来
(
き
)
ました。そして
小
(
ちい
)
さな
頭
(
あたま
)
をあげて
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
ひよつくり
變
(
へん
)
てこな
夢
(
ゆめ
)
なんかを
見
(
み
)
てね、
平常
(
ふだん
)
優
(
やさ
)
しい
事
(
こと
)
の
一言
(
ひとこと
)
も
言
(
い
)
つて
呉
(
く
)
れる
人
(
ひと
)
が
母親
(
おふくろ
)
や
親父
(
おやぢ
)
や
姉
(
あね
)
さんや
兄
(
あに
)
さんのやうに
思
(
おも
)
はれて、もう
少
(
すこ
)
し
生
(
い
)
きて
居
(
ゐ
)
やうかしら
わかれ道
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
おしつまって来るほどに
匆忙
(
そうぼう
)
として日は暮れる、
床
(
とこ
)
の
間
(
ま
)
に
生
(
い
)
けてある水仙——もしくは鉢に植えてある水仙——も、その多忙のために余り
顧
(
かえり
)
みる人がなくって
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“生”を含む語句
生活
先生
生長
畜生
平生
生々
蘇生
生死
衆生
生業
生暖
根生
生命
生存
存生
生出
後生
生温
生計
生身
...