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株
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かぶ
ふりがな文庫
“
株
(
かぶ
)” の例文
このように、一
株
(
かぶ
)
上に
雄花
(
ゆうか
)
と
雌花
(
しか
)
とを持っている植物を、植物学上では一
家花
(
かか
)
植物と呼んでいる。すなわち
雌雄同株
(
しゆうどうしゅ
)
植物である。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
恐ろしい半之丞の明察、——平次はお
株
(
かぶ
)
を奪はれて暫らく默つてしまひました。が、やがて、心を落着けると、平次の日頃の
叡智
(
えいち
)
が
蘇
(
よみが
)
へります。
銭形平次捕物控:080 捕物仁義
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
彼
(
かれ
)
は
又
(
また
)
火
(
ひ
)
が
野茨
(
のいばら
)
の
株
(
かぶ
)
に
燃
(
も
)
え
移
(
うつ
)
つて、
其處
(
そこ
)
に
茂
(
しげ
)
つた
茅萱
(
ちがや
)
を
燒
(
や
)
いて
焔
(
ほのほ
)
が一
條
(
でう
)
の
柱
(
はしら
)
を
立
(
た
)
てると、
喜悦
(
よろこび
)
と
驚愕
(
おどろき
)
との
錯雜
(
さくざつ
)
した
聲
(
こゑ
)
を
放
(
はな
)
つて
痛快
(
つうくわい
)
に
叫
(
さけ
)
びながら
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「なんにも
株
(
かぶ
)
家督
(
かとく
)
があるじゃなし、なんでわたくしどものような貧乏人のところへ婿や養子に来る者があるもんですか」
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
とんとね、……せんぶりという、あっしのお
株
(
かぶ
)
をとったような、なんとも言えねえ苦い面をしましてね、こりゃア、千太さん、たいそう精が出るの。
顎十郎捕物帳:06 三人目
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
でね、
少
(
すこ
)
し
有
(
あ
)
つた
株
(
かぶ
)
をみんな
其方
(
そのはう
)
へ
廻
(
まは
)
す
事
(
こと
)
にしたもんだから、
今
(
いま
)
ぢや
本當
(
ほんたう
)
に一
文
(
もん
)
なし
同然
(
どうぜん
)
な
仕儀
(
しぎ
)
でゐるんですよ。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
お松 (お吉に)およしおよし、あの人のお
株
(
かぶ
)
なんだ。何をいったって
徒労
(
むだ
)
さ。やけくそな女なんだからねえ。
一本刀土俵入 二幕五場
(新字新仮名)
/
長谷川伸
(著)
林を拓いて出来た新開地だけに、いずれも古くて三十年二十年前
株
(
かぶ
)
を分けてもらった新家の部落で、粕谷中でも一番新しく、且人家が
殊
(
こと
)
に
疎
(
まばら
)
な方面である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
その頃彼は「
信友会
(
しんゆうかい
)
」かなんかの組合に属しているとかのことであったが、あんまりしっかりした男でなく、いわば「でも社会主義者」の
株
(
かぶ
)
に属していた。
何が私をこうさせたか:――獄中手記――
(新字新仮名)
/
金子ふみ子
(著)
家の
横手
(
よこて
)
をお宮の方へ登って行く、上阪という
細逕
(
ほそみち
)
があって、それを隔てたすぐ西隣の田のへりに、この記念すべき植物が、毎年三、四
株
(
かぶ
)
自生していたのである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
またぜいたくがしたくなり、千
金
(
きん
)
を
夢
(
ゆめ
)
みて
株
(
かぶ
)
などへ
手
(
て
)
を
出
(
だ
)
すようになると、さすがに
自分
(
じぶん
)
の
力
(
ちから
)
ばかりを
信
(
しん
)
じられず、ひたすら
神
(
かみ
)
さまを
頼
(
たよ
)
ろうとするようになりました。
きつねをおがんだ人たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
黄色っぽい
灰色
(
はいいろ
)
の四角は、去年の夏みのったカラス麦の畑で、いまは
刈
(
か
)
り
株
(
かぶ
)
がのこっているのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
お
妃
(
きさき
)
やお子さまたちは、それをご
覧
(
らん
)
になると、すぐに泣き泣きそのあとを追いしたって、ささの切り
株
(
かぶ
)
にお足を傷つけて血だらけにおなりになっても、
痛
(
いた
)
さを
忘
(
わす
)
れて
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
廃
(
すた
)
れ
株
(
かぶ
)
の買占めで
失敗
(
しくじ
)
ってから、家のばたばたになった本家の後始末に気骨を折っている父親が、このごろは皆なの思うほど気楽でもないことは、こっちへも解って来た。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
今
(
いま
)
其
(
そ
)
の
祠
(
ほこら
)
は
沼
(
ぬま
)
に
向
(
むか
)
つて
草
(
くさ
)
に
憩
(
いこ
)
つた
背後
(
うしろ
)
に、なぞへに
道芝
(
みちしば
)
の
小高
(
こだか
)
く
成
(
な
)
つた
小
(
ちひ
)
さな
森
(
もり
)
の
前
(
まへ
)
にある。
鳥居
(
とりゐ
)
が
一基
(
いつき
)
、
其
(
そ
)
の
傍
(
そば
)
に
大
(
おほき
)
な
棕櫚
(
しゆろ
)
の
樹
(
き
)
が、五
株
(
かぶ
)
まで、一
列
(
れつ
)
に
並
(
なら
)
んで、
蓬々
(
おどろ/\
)
とした
形
(
かたち
)
で
居
(
ゐ
)
る。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
姉さん
株
(
かぶ
)
の富江が煙ったいのか、クララはおさえるような手つきをして
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
また、飛び飛びの
伐
(
き
)
り
株
(
かぶ
)
、測量のテント、道端の
虎杖
(
いたどり
)
、そうして樺太蕗。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
B、Cが丘の中程の木の切り
株
(
かぶ
)
に並んで腰をかけて、編物をして居る。
旅人
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
盡
(
つく
)
しければ
則
(
すなは
)
ち加賀屋の
暖簾
(
のれん
)
を
貰
(
もら
)
ひ同所へ
材木店
(
ざいもくみせ
)
を出せしが
漸次
(
しだい
)
に
繁昌
(
はんじやう
)
して此春より將軍家
桶御用
(
をけごよう
)
の
株
(
かぶ
)
を
讓
(
ゆづ
)
られ
猶々
(
なほ/\
)
榮
(
さか
)
え
消光
(
くらし
)
けるも
必竟
(
ひつきやう
)
長兵衞
(
ちやうべゑ
)
の
心懸
(
こゝろがけ
)
よき故なり
斯
(
かく
)
て白子屋
庄
(
しやう
)
三郎は長兵衞方へ
厚
(
あつ
)
く
禮
(
れい
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「又お
株
(
かぶ
)
を始めやがったな。ヨイショ、これでいいか」
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
木の
株
(
かぶ
)
が歩いているような。それとも石のきれか。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
賣
(
う
)
れ
口
(
くち
)
よければ
仕入
(
しいれ
)
あたらしく
新田
(
につた
)
と
呼
(
よ
)
ぶ
苗字
(
めうじ
)
そのまゝ
暖簾
(
のれん
)
にそめて
帳場格子
(
ちやうばがうし
)
にやに
下
(
さが
)
るあるじの
運平
(
うんぺい
)
不惑
(
ふわく
)
といふ
四十男
(
しじふをとこ
)
赤
(
あか
)
ら
顏
(
がほ
)
にして
骨
(
ほね
)
たくましきは
薄醤油
(
うすじやうゆ
)
の
鱚
(
きす
)
鰈
(
かれひ
)
に
育
(
そだ
)
ちて
世
(
よ
)
のせち
辛
(
がら
)
さなめ
試
(
こゝろ
)
みぬ
附
(
つ
)
け
渡
(
わた
)
りの
旦那
(
だんな
)
株
(
かぶ
)
とは
覺
(
おぼ
)
えざりけり
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
宿根草
(
しゅっこんそう
)
で、これを人家の庭に
栽
(
う
)
えても
能
(
よ
)
く育ち、毎年花が咲いてかわいらしい。葉は一
株
(
かぶ
)
から二、三枚ほど
出
(
い
)
でて毛がある。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
萬一それが
紛失
(
ふんしつ
)
すれば、秤座役人の
株
(
かぶ
)
を召上げになつた上、この守隨彦太郎腹でも切らなければなるまい。——が、それは大丈夫だ。三重の締りを
銭形平次捕物控:146 秤座政談
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
それは
刈
(
か
)
られてぐつしやりと
濕
(
しめ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
稻
(
いね
)
が
土手
(
どて
)
の
芝
(
しば
)
の
上
(
うへ
)
一
杯
(
ぱい
)
に
干
(
ほ
)
されてあつたからである。
稻
(
いね
)
はぼつ/\と
簇
(
むらが
)
つて
居
(
ゐ
)
る
野茨
(
のばら
)
の
株
(
かぶ
)
を
除
(
のぞ
)
いて
悉
(
こと/″\
)
く
擴
(
ひろ
)
げられてある。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
田や畑の
其処
(
そこ
)
此処
(
ここ
)
に
焼
(
や
)
け残りの黒い木の
株
(
かぶ
)
が立って居るのを見ると、
開
(
ひら
)
け行く北海道にまだ死に切れぬアイヌの
悲哀
(
かなしみ
)
が身にしみる様だ。
下富良野
(
しもふらの
)
で青い
十勝岳
(
とかちだけ
)
を仰ぐ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
今日
(
きょう
)
、
向
(
む
)
かいのご
隠居
(
いんきょ
)
が、
取引所
(
とりひきじょ
)
で、
白
(
しろ
)
い
男
(
おとこ
)
がみんなの
中
(
なか
)
に
混
(
ま
)
じって
見物
(
けんぶつ
)
していたといわれました。それで、
昼過
(
ひるす
)
ぎからの
株
(
かぶ
)
がたいへんに
下
(
さ
)
がって、
大騒
(
おおさわ
)
ぎだったそうですよ。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「うん、まあ、
悪
(
わる
)
くつても
仕方
(
しかた
)
がない。気に入つた
家
(
うち
)
へ這入らうと思へば、
株
(
かぶ
)
でも
遣
(
や
)
るより外に仕様がなからう。此頃東京に出来る立派な
家
(
うち
)
はみんな株屋が
拵
(
こしら
)
へるんだつて云ふぢやないか」
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
去年
(
きよねん
)
の
暮
(
くれ
)
のやつが
盆
(
ぼん
)
を
越
(
こ
)
して
居
(
ゐ
)
るぢやないか。だらしなく
飮
(
の
)
みたがつてばかり
居
(
ゐ
)
るからだ。」「は、
今度
(
こんど
)
と
言
(
い
)
ふ
今度
(
こんど
)
は……」「お
株
(
かぶ
)
を
言
(
い
)
つてら。——
此
(
こ
)
の
暮
(
くれ
)
には
屹
(
きつ
)
と
入
(
い
)
れなよ。」——その
癖
(
くせ
)
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
株
(
かぶ
)
の
風見
(
かざみ
)
がくるくるまはる。
とんぼの眼玉
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
以て拙僧
宜
(
よろし
)
く御取持せん思し
召
(
めし
)
もあらば
承
(
うけた
)
まはらんと
説法口
(
せつぱふぐち
)
の
辯
(
べん
)
に任せて思ふ樣に
欺
(
たばか
)
りければ四人の者共は
先頃
(
さきごろ
)
よりの寺の
動靜
(
やうす
)
如何樣
斯
(
かく
)
有んと思へど誰も
貯
(
たくは
)
へは無れど
永代
(
えいだい
)
の家の
株
(
かぶ
)
と無理にも金子
調達
(
てうだつ
)
仕つらんそれには御
實情
(
じつじやう
)
の處も
伺
(
うかゞ
)
ひたしといふに心得たりと常樂院は
奧
(
おく
)
へ
赴
(
おも
)
ぶき此由を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
葉は
分裂
(
ぶんれつ
)
しており、
株
(
かぶ
)
から
花茎
(
かけい
)
が立ち十数センチメートルの高さで花を
着
(
つ
)
けている。花は
点頭
(
てんとう
)
して横向きになっており、日光が当たると
能
(
よ
)
く開く。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
「宜からう。十手捕繩なんか、
潔
(
いさぎよ
)
く返上して、後家附の番太の
株
(
かぶ
)
でも搜すが宜い。決して留めはしないが——な八」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「なに、
株
(
かぶ
)
でも
買
(
か
)
った
気
(
き
)
になりゃ、なんでもないことだ。
知
(
し
)
らない
景色
(
けしき
)
を
見
(
み
)
ただけでも
損
(
そん
)
にはならない。それに、
今年
(
ことし
)
は
旅行
(
りょこう
)
もしなかったのだから……。」と、
地主
(
じぬし
)
は
思
(
おも
)
いました。
大根とダイヤモンドの話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
此
(
こ
)
れでどの
位
(
くれえ
)
殖
(
ふ
)
えるものだと
思
(
おも
)
つたら一ツ
株
(
かぶ
)
で一
升
(
しよう
)
位
(
ぐれえ
)
づゝも
起
(
おこ
)
せるよ」
亭主
(
ていしゆ
)
がいへば
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
熟々
(
つくづく
)
と見て居ると、
紅
(
くれない
)
の
歓楽
(
かんらく
)
の世に
独
(
ひとり
)
聖者
(
せいじゃ
)
の
寂
(
さび
)
しげな白い紫雲英が、
彼所
(
かしこ
)
に一本、
此処
(
ここ
)
に一
株
(
かぶ
)
、眼に立って見える。主人はやおら立って、野に置くべきを我庭に
移
(
うつ
)
さんと白きを掘る。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
門を這入ると、
此間
(
このあひだ
)
の萩が、人の
丈
(
たけ
)
より高く
茂
(
しげ
)
つて、
株
(
かぶ
)
の
根
(
ね
)
に黒い影が出来てゐる。此黒い
影
(
かげ
)
が地の
上
(
うへ
)
を
這
(
は
)
つて、奥の方へ行くと、見えなくなる。葉と葉の
重
(
かさ
)
なる
裏
(
うら
)
迄
上
(
のぼ
)
つて
来
(
く
)
る様にも
思
(
おもわ
)
れる。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「君の吹くぜもお
株
(
かぶ
)
だ。実際ださ、実際僕の見た話だ。」
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
私の
夫
(
をつと
)
玄策
(
げんさく
)
に取り入り、娘のお直を
騙
(
だま
)
して養子に入り、夫玄策の死んだ後は、この朝井家の
株
(
かぶ
)
から家から、
竈
(
へつゝひ
)
の下の灰までも自分のものにした上、三年經たないうちに
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
旅人
(
たびびと
)
は、
道
(
みち
)
のかたわらにあった、
木
(
き
)
の
切
(
き
)
り
株
(
かぶ
)
の
上
(
うえ
)
に
腰
(
こし
)
をおろして
休
(
やす
)
みました。そのとき、ちょうど
町
(
まち
)
の
方
(
ほう
)
から、
村
(
むら
)
の
方
(
ほう
)
へゆく
乗合自動車
(
のりあいじどうしゃ
)
が、
白
(
しろ
)
いほこりをあげて
前
(
まえ
)
を
通
(
とお
)
ったのです。
般若の面
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「吹くぜ、お
株
(
かぶ
)
だ!」
取舵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もっと、もっと
株
(
かぶ
)
が
大
(
おお
)
きくなって、みんな、
輝
(
かがや
)
く
黄金色
(
こがねいろ
)
の
花
(
はな
)
をつけたら、どんなにみごとなことであろうと
思
(
おも
)
うと、
自
(
おのず
)
から、その
日
(
ひ
)
の
有
(
あ
)
り
様
(
さま
)
を
空想
(
くうそう
)
して、うっとりとせずにはいられませんでした。
親木と若木
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
喜三郎の智惠の
逞
(
たく
)
ましさに、平次は少しお
株
(
かぶ
)
を取られた樣子です。
銭形平次捕物控:298 匕首の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
きれいな
日
(
ひ
)
がさは、
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
や、
奪
(
うば
)
い
合
(
あ
)
いのために
切
(
き
)
り
株
(
かぶ
)
などにあたって、
破
(
やぶ
)
れました。
村
(
むら
)
の
娘
(
むすめ
)
たちは、はじめてたいへんなことをしてしまったと
驚
(
おどろ
)
いて、
耳
(
みみ
)
の
遠
(
とお
)
い
娘
(
むすめ
)
のところへきて、あやまりました。
日がさとちょう
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
なんでもその
男
(
おとこ
)
を
見
(
み
)
たものは、みんな
株
(
かぶ
)
に
損
(
そん
)
をしたという
話
(
はなし
)
じゃ。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“株”の意味
《名詞》
(くい) 切り株
(出典:Wiktionary)
“株”の解説
生物学において株(かぶ、en: strain)とは、微生物やそれに類する培養によって維持されるものの、同一系統のものを表す。ウイルスの分類でも用いられる。分離したもの、との意味で分離株(isolate)という語も使われる。
(出典:Wikipedia)
株
常用漢字
小6
部首:⽊
10画
“株”を含む語句
一株
刈株
苅株
切株
頭株
根株
守株
株立
棟梁株
大頭株
幾株
二株
家人株
木株
古株
株根
株券
株連
株杭
株槌
...