“雌花”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しか50.0%
めばな50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このように、一かぶ上に雄花ゆうか雌花しかとを持っている植物を、植物学上では一家花かか植物と呼んでいる。すなわち雌雄同株しゆうどうしゅ植物である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
くきの上部に分枝ぶんしし、さらに小梗しょうこうに分かれて紅色こうしょく美花びかれているが、その花には雄花ゆうか雌花しかとが雑居ざっきょして咲いており、雄花ゆうか花中かちゅうに黄色のやくを球形に集めた雄蕊ゆうずいがあり
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
雌花めばなだけでついに雄蕋おしべにめぐり合うことなくほろびて行く植物の種類の最後の一花、そんなふうにも真佐子が感ぜられるし、何か大きな力に操られながら
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)