“美花”の読み方と例文
読み方割合
びか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわち Delphinium grandiflorum L. と呼ぶ陸生宿根草本りくせいしゅっこんそうほんで、藍色あいいろ美花びかを一花穂かすいに七、八花も開くものである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
美花びかを開くアヤメはマコモの中にはなく、マコモの中にえているアヤメは、つまらぬ不顕著ふけんちょな緑色の細かい花が、グロ的な花穂かすいをなしているにすぎなく
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
そして花のんだ後に、微小びしょうなる閉鎖花へいさかがしきりに生じて自家受精じかじゅせいをなし、く果実ができる特性がある。ゆえにスミレの美花びかはまったくむだに咲いているわけだ。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)