“花中”の読み方と例文
読み方割合
かちゅう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花中かちゅう多雄蕊たゆうずいと、細毛さいもうある二ないし五個の子房しぼうとがあり、子房は花後にかわいた果実となり、のちけて大きな種子があらわれる。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
この種名の Tazetta はイタリア名の小皿こざらの意で、すなわちその花中かちゅう黄色花冕おうしょくかべんを小皿に見立てたものである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
この虫媒花ちゅうばいかであるイカリソウの花へは長いくちばしを出すちょうが訪れ、蜜を吸いに来て頭を花中かちゅうへ差し込むときその頭へ花粉をけて、これを他の花の花柱かちゅう柱頭ちゅうとうへ伝えるのである。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)