“不惑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふわく85.7%
まどわず14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分からより以上を望んで、他の豪族との境をさえおかさない限りは、彼の不惑ふわくをこえた将来は悠悠と、彼の思うとおりに送れよう。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
不惑ふわくよ、あなた。四十にして惑わずよ。いつまでもお若い積りでいらっしゃると笑われますわ。慎んで戴きます」
四十不惑 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
私は「四十にして不惑まどわず」という言葉の裏に四十は惑い易い年齢であるという隠れた意味を認めたい。
厄年と etc. (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
孔子のいった——四十にして不惑まどわずの年へ彼もかかったのである。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)