“一株”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとかぶ58.3%
ひともと16.7%
いっしゅ8.3%
いつしゆ8.3%
ひとがぶ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三人組が芋を売りきって引きあげていったあと、源一は一坪の店をまもって、れんげ草とたんぽぽを一株ひとかぶでも売りたいと思い、がんばった。
一坪館 (新字新仮名) / 海野十三(著)
衡門かぶきもんから筋向ひの家に、それは/\大きい楠が一株ひともと、雨も洩さぬ程繁つた枝を路の上に拡げてゐた。——静子に訊けば、それが今猶残つてゐると言ふ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
柳橋やなぎばしに柳なきは既に柳北りゅうほく先生『柳橋新誌りゅうきょうしんし』に「橋以柳為名而不一株之柳はしやなぎもっすに、一株いっしゅやなぎえず〕」
去りて歸らぬ松一株いつしゆ
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)