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二株
ふりがな文庫
“二株”の読み方と例文
読み方
割合
ふたかぶ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたかぶ
(逆引き)
池の左右に植わっているのは、
二株
(
ふたかぶ
)
とも
垂糸檜
(
すいしかい
)
に違いない。それからまた
墻
(
しょう
)
に寄せては、
翠柏
(
すいはく
)
の
屏
(
へい
)
が結んである。その下にあるのは天工のように、石を積んだ
築山
(
つきやま
)
である。
奇遇
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
下
(
した
)
へ
行
(
ゆ
)
くと
學士
(
がくし
)
の
背廣
(
せびろ
)
が
明
(
あかる
)
いくらゐ、
今
(
いま
)
を
盛
(
さかり
)
と
空
(
そら
)
に
咲
(
さ
)
く。
枝
(
えだ
)
も
梢
(
こずゑ
)
も
撓
(
たわゝ
)
に
滿
(
み
)
ちて、
仰向
(
あをむ
)
いて
見上
(
みあ
)
げると
屋根
(
やね
)
よりは
丈
(
たけ
)
伸
(
の
)
びた
樹
(
き
)
が、
對
(
つゐ
)
に
並
(
なら
)
んで
二株
(
ふたかぶ
)
あつた。
李
(
すもゝ
)
の
時節
(
じせつ
)
でなし、
卯木
(
うつぎ
)
に
非
(
あら
)
ず。
人魚の祠
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
小石川久堅町
(
こいしかわひさかたまち
)
なる
光円寺
(
こうえんじ
)
の
大銀杏
(
おおいちょう
)
、また
麻布善福寺
(
あざぶぜんぷくじ
)
にある
親鸞上人
(
しんらんしょうにん
)
手植
(
てうえ
)
の銀杏と称せられるものの如き、いずれも数百年の老樹である。
浅草観音堂
(
あさくさかんのんどう
)
のほとりにも名高い銀杏の樹は
二株
(
ふたかぶ
)
もある。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
二株(ふたかぶ)の例文をもっと
(3作品)
見る
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
株
常用漢字
小6
部首:⽊
10画
“二株”で始まる語句
二株三株
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二三株
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泉鏡太郎
永井荷風
泉鏡花
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