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ふりがな文庫
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挾
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はさ
)” の例文
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たいていは
鰯
(
いわし
)
の頭、髪の毛などを小さな串のさきに
挾
(
はさ
)
んで、ごくざっと
炙
(
あぶ
)
ったもので、これを見ると鬼が
辟易
(
へきえき
)
して入って来ぬという。
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
女どもは、
溢
(
あふ
)
れ出ようとする愚痴を、切なく抑えて胸が一ぱいになっていた。子供らは荷物の間に
挾
(
はさ
)
まって干菓子などを噛んでいた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
彼の
電鈴
(
でんれい
)
を鳴して、火の
傍
(
そば
)
に寄来ると
斉
(
ひとし
)
く、唯継はその手を取りて
小脇
(
こわき
)
に
挾
(
はさ
)
みつ。宮は
懌
(
よろこ
)
べる気色も無くて、彼の為すに任するのみ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
俗に「伊豆さま裏」と呼ばれるその一帯の土地は、松平
伊豆守
(
いずのかみ
)
の広い中屋敷と、寛永寺の
塔頭
(
たっちゅう
)
に
挾
(
はさ
)
まれて、ほぼ南北に長く延びていた。
赤ひげ診療譚:06 鶯ばか
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
さも
以
(
に
)
たり。
近
(
ちか
)
づく
儘
(
まゝ
)
に。
馨
(
にほ
)
ふ
香
(
か
)
は。そも
時
(
かう
)
款貨舖
(
ぐや
)
の。
娘
(
むすめ
)
かも。
指
(
ゆび
)
に
挾
(
はさ
)
める。
香盆
(
かうばこ
)
の。
何爲
(
なにこと
)
なりや。
時々
(
とき/\
)
に。
鼻
(
はな
)
に
翳
(
かさ
)
して。
嚊
(
か
)
くめるは。
「西周哲学著作集」序
(旧字旧仮名)
/
井上哲次郎
(著)
▼ もっと見る
彼女はすぐに箸を挙げて、皿の中の珍味を
挾
(
はさ
)
まうとしたが、ふと彼女の後にゐる外国人の事を思ひ出して、肩越しに彼を見返りながら
南京の基督
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
念の爲裏口の方を探しに行くと、裏木戸の内、建物と板塀の間に
挾
(
はさ
)
まつて、ボロ切れのやうに倒れて居たのは
紛
(
まぎ
)
れもない仁助爺やです。
銭形平次捕物控:032 路地の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
まさかとは思うものの、何だか奥歯に物の
挾
(
はさ
)
まっているような心持がして、
此度
(
こんど
)
はわたくしの方が空の方へでも顔を
外向
(
そむ
)
けたくなった。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「実は、自分もそれを手に入れようとしているのだが」と、万太郎がすばやく
挾
(
はさ
)
んだ一言には、どことなく挑戦的な語気が走りました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
本當
(
ほんたう
)
に
好
(
い
)
い
御天氣
(
おてんき
)
だわね」と
半
(
なか
)
ば
獨
(
ひと
)
り
言
(
ごと
)
の
樣
(
やう
)
に
云
(
い
)
ひながら、
障子
(
しやうじ
)
を
開
(
あ
)
けた
儘
(
まゝ
)
又
(
また
)
裁縫
(
しごと
)
を
始
(
はじ
)
めた。すると
宗助
(
そうすけ
)
は
肱
(
ひぢ
)
で
挾
(
はさ
)
んだ
頭
(
あたま
)
を
少
(
すこ
)
し
擡
(
もた
)
げて
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
稽古
袴
(
ばかま
)
をはいて、
竹刀
(
しない
)
の先へ
面小手
(
めんこて
)
を
挾
(
はさ
)
んで、肩に担いで部屋を出たが,心で思ッた、この勇ましい姿、
活溌
(
かっぱつ
)
といおうか雄壮といおうか
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
町の高みには皇族や華族の邸に並んで、立派な門構えの家が、夜になると古風な
瓦斯
(
ガス
)
燈の
点
(
つ
)
く静かな道を
挾
(
はさ
)
んで立ち並んでいた。
ある崖上の感情
(新字新仮名)
/
梶井基次郎
(著)
それで三村が均平を警戒しはじめ、郁子も間へ
挾
(
はさ
)
まって困っていた事情や径路が、古い
滓
(
おり
)
が水面へ浮かんで来たように思い出されて来た。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
私の心事について
素振
(
そぶり
)
に対して一点の疑いを
挾
(
はさ
)
むこともなく、かえって
閉口
(
へいこう
)
頓首
(
とんしゅ
)
してその日の中に送り出すようにしてくれたというのは
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
この谷を
挾
(
はさ
)
んだ二つの山はまだ
暁暗
(
ぎょうあん
)
の中に
森閑
(
しんかん
)
とはしているが、そこここの
巌蔭
(
いわかげ
)
に何かのひそんでいるらしい
気配
(
けはい
)
がなんとなく感じられる。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
「そいつはいゝ。ルーズベルトなら
獅子狩
(
しゝがり
)
にゆくから、その夫人は兎の眠るのを見る位な事はするだらう。」作者が皮肉に口をさし
挾
(
はさ
)
んだ。
手品師
(新字旧仮名)
/
久米正雄
(著)
つまりおせい君はその間に
挾
(
はさ
)
まつて何う身動きも出来ないやうな状態なんぢやないかな。僕はおせいを悪い性質のをなごだとは考へてゐない。
椎の若葉
(新字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
正式裁判にまでも訴えようとしていた兄のドミトリイ・フョードロヴィッチと父との間に
挾
(
はさ
)
まって、仲裁役といったような立場に立っていた。
カラマゾフの兄弟:01 上
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
とある横町の貧しげな家ばかり並んでいる中に
挾
(
はさ
)
まって九尺間口の二階屋、その二階が「
活
(
い
)
ける西国立志編」君の巣である。
非凡なる凡人
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
そこへ、周三からの自白に依つておきみの在りかを知つたY署から、その
捕縛方
(
ほばくかた
)
の依頼があつた。おきみは前後から
挾
(
はさ
)
み打ちを喰つたのである。
天国の記録
(旧字旧仮名)
/
下村千秋
(著)
然し私が一番頼らねばならぬ私は、過去と未来とに
挾
(
はさ
)
まれたこの私だ。現在のこの瞬間の私だ。私は私の過去や未来を
蔑
(
ないがし
)
ろにするものではない。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
それは巴里のサン・ミッシェルの並木街あたりを
往来
(
ゆきき
)
する人達の
小脇
(
こわき
)
に
挾
(
はさ
)
まれるような、
書籍
(
ほん
)
や書類などを
納
(
い
)
れるための実用向の手鞄であった。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
フト
夫人
(
ふじん
)
は
椅子
(
いす
)
を
立
(
た
)
つたが、
前
(
まへ
)
に
挾
(
はさ
)
んだ
伊達卷
(
だてまき
)
の
端
(
はし
)
をキウと
緊
(
し
)
めた。
絨氈
(
じうたん
)
を
運
(
はこ
)
ぶ
上靴
(
うはぐつ
)
は、
雪
(
ゆき
)
に
南天
(
なんてん
)
の
實
(
み
)
の
赤
(
あか
)
きを
行
(
ゆ
)
く……
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「いゝえ、神経質で冷淡でそして
何処
(
どこ
)
か引込思案な気性がよく出てゐますわ。」が彼女が少しきつい調子で口を
挾
(
はさ
)
んだ。
静物
(新字旧仮名)
/
十一谷義三郎
(著)
前掛けをしているとはいえ、足を男みたいに大胆に開いて、ザルを股の間に
挾
(
はさ
)
むようにして、それに枝豆を落している。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
鬼怒川
(
きぬがは
)
を
徃復
(
わうふく
)
する
高瀬船
(
たかせぶね
)
の
船頭
(
せんどう
)
が
被
(
かぶ
)
る
編笠
(
あみがさ
)
を
戴
(
いたゞ
)
いて、
洗
(
あら
)
ひ
曝
(
ざら
)
しの
單衣
(
ひとへ
)
を
裾
(
すそ
)
は
左
(
ひだり
)
の
小褄
(
こづま
)
をとつて
帶
(
おび
)
へ
挾
(
はさ
)
んだ
丈
(
だけ
)
で、
飴
(
あめ
)
は
箱
(
はこ
)
へ
入
(
い
)
れて
肩
(
かた
)
から
掛
(
か
)
けてある。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
惡者共は七八人
裏手
(
うらて
)
へ廻り立
挾
(
はさ
)
み前後より追迫るにぞ半四郎は
彌々
(
いよ/\
)
絶體絶命
(
ぜつたいぜつめい
)
畑
(
はた
)
の
縁
(
ふち
)
なる
榛
(
はん
)
の木をヤツと聲かけ
根限
(
ねこぎ
)
になしサア來れと身構へたり之を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
黄色味がかったプリプリするものを
挾
(
はさ
)
みあげると、ヒョイと口の中に
抛
(
ほう
)
りこんで、ムシャムシャと
甘味
(
うま
)
そうに喰べた。
恐しき通夜
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
毎日洋服を着て書類を入れた風呂敷
包
(
づつみ
)
を
小脇
(
こわき
)
に
挾
(
はさ
)
んで、
洋杖
(
すてつき
)
を
突
(
つ
)
いて、京都府下の富豪や寺院をてくてくと
歴訪
(
れきはう
)
する。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
マチルドは、お
引摺
(
ひきず
)
りが足に
纏
(
まつ
)
わりつくと、自身でそれをまくり上げ、指の間に
挾
(
はさ
)
む。にんじんは、片足を上げたまま、優しく、彼女を待っている。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
「それはあなたの帶に
挾
(
はさ
)
んでお置き、ジエィン、そして以後も持つてゝ下さい。私はもうそれは要らないのだから。」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
そのひとりは我等より少しく
上方
(
うへ
)
にとゞまり、ひとりは
對面
(
むかひ
)
の岸にくだり、かくして民をその間に
挾
(
はさ
)
めり 三一—
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
「暫らく」その時まで黙っていた平淡路守が、
苦
(
にが
)
にがしそうに口を
挾
(
はさ
)
んで、「お話の筋が違いは致しませぬかな」
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
またいつのまにか
以前
(
せん
)
のように、右岸には大きな工場が立ち並び、左岸には低い
汚
(
きたな
)
い小家がぎっしりと詰まって、相対しながら掘割を
挾
(
はさ
)
んでいるのだった。
花を持てる女
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
夜の混濁した空気のなかで、彼は風呂敷に包んだ骨壺と旅行カバンを両脇にかかえて、人の列に
挾
(
はさ
)
まれていた。
死のなかの風景
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
松陰の幼き、書を
挾
(
はさ
)
んで
壠上
(
ろうじょう
)
に読み、義解せざるあれば、直ちに
圃
(
ほ
)
間の父もしくは叔父に
就
(
つ
)
いて
質
(
ただ
)
せりという。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
若
(
も
)
し
室内
(
しつない
)
にて
前記
(
ぜんき
)
の
如
(
ごと
)
き
條件
(
じようけん
)
の
場所
(
ばしよ
)
もなく、
又
(
また
)
は
廊下
(
ろうか
)
に
居合
(
ゐあは
)
せて、
兩側
(
りようがは
)
の
張壁
(
はりかべ
)
からの
墜落物
(
ついらくぶつ
)
に
挾
(
はさ
)
み
撃
(
う
)
ちせられさうな
場合
(
ばあひ
)
に
於
(
おい
)
ては、
室
(
しつ
)
の
出入口
(
でいりぐち
)
の
枠構
(
わくがま
)
へが
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
釧路川と太平洋に
挾
(
はさ
)
まれた半島の岬端で、東面すれば太平洋、西面すれば釧路湾、釧路川、釧路町を眼下に見て、
当面
(
とうめん
)
には海と平行して長く
延
(
ひ
)
いた
丘
(
おか
)
の上
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
もちろん話は近所の
噂
(
うわさ
)
で符徴まじりのものだった。「お安くないね」「
御馳走
(
ごちそう
)
さま」というような言葉を小耳に
挾
(
はさ
)
んで帰って、乳母に叱られたこともあった。
山の手の子
(新字新仮名)
/
水上滝太郎
(著)
御溝を
挾
(
はさ
)
んで今を盛りたる櫻の色の見て
欲
(
ほ
)
しげなるに目もかけず、物思はしげに小手
叉
(
こまぬ
)
きて、少しくうなだれたる頭の重げに見ゆるは、
太息
(
といき
)
吐く爲にやあらん。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
小学校の四年へ行っている
弘
(
ひろし
)
を中に
挾
(
はさ
)
みながら、親子三人で出かけることはないでもないが、それは近頃
蓼喰う虫
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
別れるといふ断定が、二人の間に
挾
(
はさ
)
まつてゐるのを、引揚げたばかりのゆき子には見えないに違ひない。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
私と卓を
挾
(
はさ
)
んで坐ってから、天井を見上げたり、ふりかえって欄間を眺めたり、そわそわしながら、そんなことを呟いて、「おや、床の間が少し、ちがったかな?」
新樹の言葉
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
彼が席につくと、すぐ後ろにいた校正係りのT—老が朱筆をちょっと小耳に
挾
(
はさ
)
んで曽根の方へ向き
六月
(新字新仮名)
/
相馬泰三
(著)
見返
(
みかへ
)
ると、
黒
(
くろ
)
に
黄色
(
きいろ
)
の
縞
(
しま
)
のある
大柄
(
おほがら
)
の
蜂
(
はち
)
で、一
度
(
ど
)
高
(
たか
)
く
飛
(
と
)
び
上
(
あが
)
つたのがまた
竹
(
たけ
)
の
根元
(
ねもと
)
に
降
(
お
)
りて
來
(
き
)
た。と、
地面
(
ぢべた
)
から一
尺
(
しやく
)
ほどの
高
(
たか
)
さの
竹
(
たけ
)
の
皮
(
かは
)
の
間
(
あひだ
)
に
蜘蛛
(
くも
)
の
死骸
(
しがい
)
が
挾
(
はさ
)
んである。
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
無論
(
むろん
)
大佐
(
たいさ
)
の
言
(
げん
)
に
異議
(
ゐぎ
)
を
挾
(
はさ
)
むものゝあらう
筈
(
はづ
)
は
無
(
な
)
く、
遂
(
つひ
)
に
此事
(
このこと
)
は
確定
(
くわくてい
)
したが、さて、
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
に
乘
(
の
)
つて、
此
(
この
)
大使命
(
だいしめい
)
を
果
(
はた
)
さんものは
誰
(
たれ
)
ぞといふ
段
(
だん
)
になつて、
勇壯
(
ゆうさう
)
なる
水兵等
(
すいへいら
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
自慢
(
じまん
)
も
交
(
ま
)
じる
親切
(
しんせつ
)
に
螢火
(
ほたるび
)
大事
(
だいじ
)
さうに
挾
(
はさ
)
み
上
(
あ
)
げて、
積
(
つ
)
み
立
(
た
)
てし
炭
(
すみ
)
の
上
(
うへ
)
にのせ、
四邊
(
あたり
)
の
新聞
(
しんぶん
)
みつ四つに
折
(
を
)
りて、
隅
(
すみ
)
の
方
(
ほう
)
よりそよ/\と
煽
(
あほ
)
ぐに、いつしか
是
(
こ
)
れより
彼
(
か
)
れに
移
(
うつ
)
りて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
そして、最初箸の先にちょんびり肴を
挾
(
はさ
)
んで左手の
掌
(
てのひら
)
にそれを置いて口にもってゆくとき、龍介をちょっとぬすみ見て、身体を少しくねらし、顔をわきにむけて、食べた。
雪の夜
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
未開人民に普通なるは、
握
(
にぎ
)
り
拳
(
こぶし
)
を
作
(
つく
)
り、人差し指第二關節の角の側面と拇指の腹面との
間
(
あひだ
)
に
矢
(
や
)
の一端と弓弦とを
挾
(
はさ
)
む
方法
(
はう/\
)
なり。コロボックルも恐くは此方を
採
(
と
)
りしならん。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
...
睡魔
(
すゐま
)
です!
左樣
(
さやう
)
!』と、イワン、デミトリチは
昂然
(
かうぜん
)
として『
貴方
(
あなた
)
は
苦痛
(
くつう
)
を
輕蔑
(
けいべつ
)
なさるが、
試
(
こゝろみ
)
に
貴方
(
あなた
)
の
指
(
ゆび
)
一
本
(
ぽん
)
でも
戸
(
と
)
に
挾
(
はさ
)
んで
御覽
(
ごらん
)
なさい、
然
(
さ
)
うしたら
聲
(
こゑ
)
限
(
かぎ
)
り
※
(
さけ
)
ぶでせう。』
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
挾
部首:⼿
10画
“挾”を含む語句
紙挾
手挾
挾箱
挾撃
引挾
板挾
先挾箱
差挾
挾撃的
挾箱持
挾路
文挾
溝挾
腋挾
虎挾
銀葉挾