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結果
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けつくわ
ふりがな文庫
“
結果
(
けつくわ
)” の例文
さうして
愛情
(
あいじやう
)
の
結果
(
けつくわ
)
が、
貧
(
ひん
)
のために
打
(
う
)
ち
崩
(
くづ
)
されて、
永
(
なが
)
く
手
(
て
)
の
裡
(
うち
)
に
捕
(
とら
)
へる
事
(
こと
)
の
出來
(
でき
)
なくなつたのを
殘念
(
ざんねん
)
がつた。
御米
(
およね
)
はひたすら
泣
(
な
)
いた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
手持
(
てもち
)
の
品物
(
しなもの
)
ならば
成
(
なる
)
たけ
早
(
はや
)
く
之
(
これ
)
を
捌
(
さば
)
かう、
又
(
また
)
手持
(
てもち
)
の
品物
(
しなもの
)
を
成
(
なる
)
たけ
少
(
すくな
)
くしよう、
斯
(
か
)
う
云
(
い
)
ふことは
當然
(
たうぜん
)
の
結果
(
けつくわ
)
と
云
(
い
)
はなくてはならぬ。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
南
(
みなみ
)
では
養蠶
(
やうさん
)
の
結果
(
けつくわ
)
が
好
(
よ
)
かつたのと
少
(
すこ
)
しばかり
餘
(
あま
)
つた
桑
(
くは
)
が
意外
(
いぐわい
)
な
相場
(
さうば
)
で
飛
(
と
)
んだのとで、一
圓
(
ゑん
)
ばかりの
酒
(
さけ
)
を
奮發
(
ふんぱつ
)
したのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
發掘
(
はつくつ
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
依然
(
いぜん
)
として
多量
(
たりやう
)
の
彌生式土器破片
(
やよひしきどきはへん
)
、
及
(
およ
)
び
同
(
どう
)
徳利形
(
とくりがた
)
の
上半部
(
じやうはんぶ
)
を(
水谷氏
(
みづたにし
)
、二
箇
(
こ
)
。
望蜀生
(
ばうしよくせい
)
、三
箇
(
こ
)
)
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
(第二回の挿圖を見よ。)此他土版と云ひ
諸種
(
しよしゆ
)
の
裝飾品
(
そうしよくひん
)
と云ひ
美術思想發動
(
びじゆつしそうはつどう
)
の
結果
(
けつくわ
)
を見るべきもの少しとせざるなり
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
▼ もっと見る
若
(
わか
)
い
女性
(
ぢよせい
)
に
対
(
たい
)
して、
純
(
じゆん
)
な
感情
(
かんじやう
)
ももつてゐたから、
誘惑
(
いうわく
)
と
言
(
い
)
ふのは
当
(
あた
)
らないかも
知
(
し
)
れなかつたけれど、
色々
(
いろ/\
)
の
条件
(
でうけん
)
と、
同棲生活
(
どうせいせいくわつ
)
の
結果
(
けつくわ
)
から
見
(
み
)
ると、
彼
(
かれ
)
の
本能
(
ほんのう
)
が
彼女の周囲
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
妄
(
みだ
)
りに
外語
(
ぐわいご
)
を
濫用
(
らんよう
)
して
得意
(
とくい
)
とするの
風
(
ふう
)
が、一
日
(
にち
)
は一
日
(
にち
)
より
甚
(
はなは
)
だしきに
至
(
いた
)
つては、その
結果
(
けつくわ
)
は
如何
(
いかゞ
)
であらう。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
旦那
(
だんな
)
さま
笑
(
わら
)
つて、
餘
(
あま
)
り
心
(
こゝろ
)
を
遣
(
つか
)
ひ
過
(
す
)
ぎた
結果
(
けつくわ
)
であらう、
氣
(
き
)
さへ
落
(
おち
)
つければ
直
(
す
)
ぐ
癒
(
なほ
)
る
筈
(
はづ
)
と
仰
(
おつ
)
しやるに、
否
(
いな
)
それでも
私
(
わたし
)
は
言
(
い
)
ふに
言
(
い
)
はれぬ
淋
(
さび
)
しい
心地
(
こゝち
)
がするので
御座
(
ござ
)
ります
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
其後
(
そのご
)
幾年月
(
いくねんげつ
)
の
間
(
あひだ
)
、
苦心
(
くしん
)
に
苦心
(
くしん
)
を
重
(
かさ
)
ねた
結果
(
けつくわ
)
、
一昨年
(
いつさくねん
)
の十一
月
(
ぐわつ
)
三十
日
(
にち
)
、
私
(
わたくし
)
が
一艘
(
いつそう
)
の
大帆走船
(
だいほまへせん
)
に、
夥
(
おびたゞ
)
しき
材料
(
ざいれう
)
と、卅七
名
(
めい
)
の
腹心
(
ふくしん
)
の
部下
(
ぶか
)
とを
搭載
(
のせ
)
て、はる/″\
日本
(
につぽん
)
を
去
(
さ
)
り
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
しかし、
夜
(
よる
)
を
待
(
ま
)
つて、また
押
(
おし
)
入の中での
現像
(
げんぞう
)
の
結果
(
けつくわ
)
は、
乾
(
かん
)
板の
黄
(
き
)
色い
面
(
めん
)
がまつ
黒
(
くろ
)
になつてしまふばかり。とう/\二ダースの
乾
(
かん
)
板を
無駄
(
むた
)
にしたが、
影像
(
えいぞう
)
は
全
(
まつた
)
く
膜面
(
まくめん
)
に
現
(
あらは
)
れて來なかつた。
写真と思ひ出:――私の写真修行――
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
其時平岡は座敷の
真中
(
まんなか
)
に
引繰
(
ひつく
)
り
返
(
かへ
)
つて
寐
(
ね
)
てゐた。
昨夕
(
ゆふべ
)
どこかの
会
(
くわい
)
へ
出
(
で
)
て、飲み
過
(
す
)
ごした
結果
(
けつくわ
)
だと云つて、赤い
眼
(
め
)
をしきりに
摩
(
こす
)
つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
又
(
また
)
一
方
(
ぱう
)
から
考
(
かんが
)
へると
國民
(
こくみん
)
の一
致
(
ち
)
協力
(
けふりよく
)
が
經濟上
(
けいざいじやう
)
に
如何
(
いか
)
なる
結果
(
けつくわ
)
を
齎
(
もたら
)
すものであるかと
云
(
い
)
ふ一つの
經驗
(
けいけん
)
と
確信
(
かくしん
)
が
得
(
え
)
られたのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
耕耘
(
かううん
)
の
時期
(
じき
)
を
逸
(
いつ
)
して
居
(
ゐ
)
るのと、
肥料
(
ひれう
)
の
缺乏
(
けつばふ
)
とで
幾
(
いく
)
ら
焦慮
(
あせ
)
つても
到底
(
たうてい
)
滿足
(
まんぞく
)
な
結果
(
けつくわ
)
が
得
(
え
)
られないのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
この
大問題
(
だいもんだい
)
たる
彌生式
(
やよひしき
)
に
關
(
くわん
)
してであるので、
注意
(
ちうい
)
の
上
(
うへ
)
にも
注意
(
ちうい
)
を
加
(
くは
)
へて、
其土器
(
そのどき
)
の
出
(
で
)
る
状態
(
じやうたい
)
を
見
(
み
)
た
結果
(
けつくわ
)
、
彌生式貝塚
(
やよひしきかひづか
)
として
發表
(
はつぺう
)
するに
足
(
た
)
る、
特種
(
とくしゆ
)
の
遺跡
(
ゐせき
)
といふ
事
(
こと
)
を
確認
(
かくにん
)
した。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
之
(
これ
)
を
極端
(
きよくたん
)
に
誇張
(
こてう
)
する
結果
(
けつくわ
)
勢
(
いきほ
)
ひ
異形
(
いげう
)
の
相
(
さう
)
を
呈
(
てい
)
するので、
之
(
これ
)
が
私
(
わたし
)
のばけものゝ
定義
(
ていぎ
)
である。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
が
幾年月
(
いくねんげつ
)
の
間
(
あひだ
)
苦心
(
くしん
)
に
苦心
(
くしん
)
を
重
(
かさ
)
ねたる
結果
(
けつくわ
)
、
或
(
ある
)
秘密
(
ひみつ
)
なる十二
種
(
しゆ
)
の
化學藥液
(
くわがくやくえき
)
の
機密
(
きみつ
)
なる
分量
(
ぶんりよう
)
の
化合
(
くわごう
)
は、
普通
(
ふつう
)
の
電氣力
(
でんきりよく
)
に
比
(
ひ
)
して、
殆
(
ほと
)
んど三十
倍
(
ばい
)
以上
(
いじやう
)
の
猛烈
(
まうれつ
)
なる
作用
(
さよう
)
を
起
(
おこ
)
す
事
(
こと
)
を
發見
(
はつけん
)
し
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
余はコロボツクルは一片の木切れに
細
(
ほそ
)
き
棒
(
ぼう
)
の先を
押
(
お
)
し當て、
恰
(
あたか
)
も石錐を以て土器に
孔
(
あな
)
を
穿
(
うが
)
つが如き運動を
與
(
あた
)
へ、引き
續
(
つづ
)
きたる摩擦の
結果
(
けつくわ
)
として熱を得煙を得、終に火を得たるならんと考ふ。
コロボックル風俗考
(旧字旧仮名)
/
坪井正五郎
(著)
結果
(
けつくわ
)
は空しくなかつた。
翌
(
よく
)
年は五十
點
(
てん
)
になつた。その翌年は百
點
(
てん
)
になつた。
文壇球突物語
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
又
(
また
)
此國債
(
このこくさい
)
が一
般
(
ぱん
)
會計
(
くわいけい
)
に
年々
(
ねん/\
)
巨額
(
きよがく
)
な
國債
(
こくさい
)
を
計上
(
けいじやう
)
することから
殖
(
ふ
)
えるのであるとすると、
國
(
くに
)
の
財政
(
ざいせい
)
の
不健全
(
ふけんぜん
)
な
結果
(
けつくわ
)
が
國債
(
こくさい
)
の
不整理
(
ふせいり
)
となつて
現
(
あらは
)
れる。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
仕方
(
しかた
)
がないから、
猶
(
なほ
)
三四
回
(
くわい
)
書面
(
しよめん
)
で
徃復
(
わうふく
)
を
重
(
かさ
)
ねて
見
(
み
)
たが、
結果
(
けつくわ
)
はいつも
同
(
おな
)
じ
事
(
こと
)
で、
版行
(
はんかう
)
で
押
(
お
)
した
樣
(
やう
)
に
何
(
いづ
)
れ
御面會
(
ごめんくわい
)
の
節
(
せつ
)
を
繰
(
く
)
り
返
(
かへ
)
して
來
(
く
)
る
丈
(
だけ
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
火災
(
くわさい
)
は
震災
(
しんさい
)
よりも、より
頻繁
(
ひんぱん
)
に
起
(
お
)
こり、より
悲慘
(
ひさん
)
なる
結果
(
けつくわ
)
を
生
(
しやう
)
ずるではないか。
日本建築の発達と地震
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
無論
(
むろん
)
、
絶海
(
ぜつかい
)
の
孤島
(
ことう
)
であれば、
三年
(
さんねん
)
や
五年
(
ごねん
)
の
間
(
あひだ
)
に
他國
(
たこく
)
の
侵犯
(
しんはん
)
を、
蒙
(
かうむ
)
るやうな
事
(
こと
)
はあるまいが、
安心
(
あんしん
)
のならぬは
現
(
げん
)
に
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
沈沒
(
ちんぼつ
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
偶然
(
ぐうぜん
)
にも
此
(
この
)
島
(
しま
)
に
漂着
(
へうちやく
)
した
吾等
(
われら
)
兩人
(
ふたり
)
の
實例
(
じつれい
)
に
照
(
てら
)
しても
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
此所
(
こゝ
)
で
水谷氏
(
みづたにし
)
と
飯田氏
(
いひだし
)
とはすツかり
懇意
(
こんい
)
に
成
(
な
)
つて
了
(
しま
)
つたので、
今度
(
こんど
)
は
僕
(
ぼく
)
の
弟子
(
でし
)
を
連
(
つ
)
れて
來
(
き
)
ますから、一
處
(
しよ
)
に
發掘
(
はつくつ
)
しませうと、
大採集袋
(
だいさいしふぶくろ
)
を
擴
(
ひろ
)
げた
結果
(
けつくわ
)
、七
月
(
ぐわつ
)
十八
日
(
にち
)
に
水谷氏
(
みづたにし
)
は
余
(
よ
)
と
高橋佛骨氏
(
たかはしぶつこつし
)
と
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
その
隙間
(
すきま
)
は氏が
熱情的
(
ねつじやうてき
)
な
理想家
(
りさうか
)
のやうに見え乍ら、その底に於ては理智が
働
(
はたら
)
き過ぎるといふ
結果
(
けつくわ
)
から、
周圍
(
しうゐ
)
に對してどうしても
左顧右眄
(
さこうべん
)
せずには居られないといふところがあるかも知れません。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
心
(
こゝろ
)
のなかで、
是
(
これ
)
は
神經衰弱
(
しんけいすゐじやく
)
の
結果
(
けつくわ
)
、
昔
(
むかし
)
の
樣
(
やう
)
に
機敏
(
きびん
)
で
明快
(
めいくわい
)
な
判斷
(
はんだん
)
を、すぐ
作
(
つく
)
り
上
(
あ
)
げる
頭
(
あたま
)
が
失
(
な
)
くなつた
證據
(
しようこ
)
だらうと
自覺
(
じかく
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
莫遮
(
それはさうと
)
現今
(
げんこん
)
建築
(
けんちく
)
の
本義
(
ほんぎ
)
とか
理想
(
りさう
)
とかに
就
(
つい
)
て
種々
(
しゆ/″\
)
なる
異論
(
ゐろん
)
のあることは
洵
(
まこと
)
に
結構
(
けつこう
)
なことである。
建築界
(
けんちくかい
)
には
絶
(
た
)
へず
何等
(
なんら
)
かの
學術的風波
(
がくじゆつてきふうは
)
がなければならぬ、
然
(
しか
)
らざれば
沈滯
(
ちんたい
)
の
結果
(
けつくわ
)
腐敗
(
ぶはい
)
するのである。
建築の本義
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
偶然
(
ぐうぜん
)
の
結果
(
けつくわ
)
ではあるが、
余
(
よ
)
は
此責任
(
このせきにん
)
を
負
(
お
)
うて
立
(
た
)
つべく
出來上
(
できあが
)
つたと
信
(
しん
)
じる。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
ダヌンチオの主人公は、みんな
金
(
かね
)
に不自由のない男だから、
贅沢
(
ぜいたく
)
の
結果
(
けつくわ
)
あゝ云ふ
悪戯
(
いたづら
)
をしても無理とは思へないが、「煤烟」の主人公に至つては、そんな余地のない程に
貧
(
まづ
)
しい人である。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
その
結果
(
けつくわ
)
地名
(
ちめい
)
の
改稱
(
かいせう
)
となるが
如
(
ごと
)
きは
甚
(
はなは
)
だ
不用意
(
ふようい
)
なことである。
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
“結果”の解説
結果(けっか)とは、ある物事を行った後に生じた現象、状況、物象をあらわす言葉。原義は果実が実を結ぶこと。
(出典:Wikipedia)
結
常用漢字
小4
部首:⽷
12画
果
常用漢字
小4
部首:⽊
8画
“結”で始まる語句
結
結構
結婚
結局
結城
結納
結目
結綿
結縁
結句