“不用意”の読み方と例文
読み方割合
ふようい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大風(おほかぜ)は突然(とつぜん)不用意(ふようい)の二人(ふたり)を吹(ふ)き倒(たふ)したのである。二人(ふたり)が起(お)き上(あ)がつた時(とき)は何處(どこ)も彼所(かしこ)も既(すで)に砂(すな)だらけであつたのである。彼等(かれら)は砂(すな)だらけになつた自分達(じぶんたち)を認(みと)めた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
蛾次郎(がじろう)にしてはくやしまぎれの不用意(ふようい)にでたことばであったかもしれないが、小文治はおどろいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
不用意(ふようい)に入(い)ると窒息(ちつそく)して死(し)ぬ恐(おそ)れがあるので、先(ま)づ蝋燭(らうそく)の火(ひ)をさし入(い)れる必用(ひつよう)がある。人足(にんそく)が一人(ひとり)進(すゝ)んで、穴(あな)の中(なか)に片手(かたて)の火(ひ)をさし入(い)れると、火(ひ)は次第(しだい)に小(ちいさ)く成(な)つて、後(のち)には、ふツと消(き)えた。