トップ
>
物置
>
ものおき
ふりがな文庫
“
物置
(
ものおき
)” の例文
「
物置
(
ものおき
)
にしようか、あすこは、
暗
(
くら
)
くて、
風
(
かぜ
)
がよく
通
(
とお
)
らないし。」と、
考
(
かんが
)
えているところへ、
学校
(
がっこう
)
で
約束
(
やくそく
)
した、
戸田
(
とだ
)
がやってきました。
芽は伸びる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
はいあがってよく見れば、なんのこと、それは
農家
(
のうか
)
の
物置
(
ものおき
)
だった。その農家の物置は、刑務所から道路をへだてた場所に建っていた。
超人間X号
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そのときはもう、
裏
(
うら
)
にまわった透明人間が、
物置
(
ものおき
)
から
探
(
さが
)
しだした
手斧
(
ておの
)
で、ガンガン、
台所
(
だいどころ
)
のドアを
叩
(
たた
)
きこわしてるところだった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
と
老人
(
ろうじん
)
はいいわけをしてあやまりました。そして、
仔牛
(
こうし
)
はあずかっておくことにして、
下男
(
げなん
)
に
物置
(
ものおき
)
の
方
(
ほう
)
へつれていかせました。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
と、
独
(
ひと
)
り
言
(
ごと
)
をいいながら、
馬吉
(
うまきち
)
はそっと
上
(
あ
)
がっていきますと、そこはそれでも二
階家
(
かいや
)
で、上は
物置
(
ものおき
)
のようになっていました。
山姥の話
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
勝った獲物を
二抱
(
ふたかかえ
)
も
三抱
(
みかかえ
)
も、
物置
(
ものおき
)
の
隅
(
すみ
)
にしまっておいて、
風呂
(
ふろ
)
のしたに
焚
(
た
)
かれてがっかりした記憶も自分にはある。
こども風土記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「
狐狸
(
こり
)
の
棲家
(
すみか
)
と
云
(
い
)
ふのだ、
相馬
(
さうま
)
の
古御所
(
ふるごしよ
)
、いや/\、
酒
(
さけ
)
に
縁
(
えん
)
のある
處
(
ところ
)
は
酒顛童子
(
しゆてんどうじ
)
の
物置
(
ものおき
)
です、
此
(
これ
)
は……」
月夜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
さうして
今朝
(
けさ
)
早
(
はや
)
く
來
(
き
)
た
刑事
(
けいじ
)
の
話
(
はなし
)
をし
始
(
はじ
)
めた。
刑事
(
けいじ
)
の
判定
(
はんてい
)
によると、
賊
(
ぞく
)
は
宵
(
よひ
)
から
邸内
(
ていない
)
に
忍
(
しの
)
び
込
(
こ
)
んで、
何
(
なん
)
でも
物置
(
ものおき
)
かなぞに
隱
(
かく
)
れてゐたに
違
(
ちがひ
)
ない。
這入口
(
はいりくち
)
は
矢張
(
やは
)
り
勝手
(
かつて
)
である。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
よく見ると、この家は、小さな
百姓家
(
ひゃくしょうや
)
ではありませんでした。
母屋
(
おもや
)
をはじめ、牛小屋や馬小屋があるばかりでなく、
乾燥場
(
かんそうば
)
や、
穀物倉
(
こくもつぐら
)
や、
物置
(
ものおき
)
などもならんでいました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
宅
(
たく
)
の
物置
(
ものおき
)
に
曾
(
かつ
)
て
自分
(
じぶん
)
が
持
(
もち
)
あるいた
畫板
(
ゑばん
)
が
有
(
あ
)
つたの
見
(
み
)
つけ、
同時
(
どうじ
)
に
志村
(
しむら
)
のことを
思
(
おも
)
ひだしたので、
早速
(
さつそく
)
人
(
ひと
)
に
聞
(
き
)
いて
見
(
み
)
ると、
驚
(
おどろ
)
くまいことか、
彼
(
かれ
)
は十七の
歳
(
とし
)
病死
(
びやうし
)
したとのことである。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
いつも
物置
(
ものおき
)
の
後
(
うしろ
)
の、
汚
(
きたな
)
い
小舎
(
こや
)
の
中
(
なか
)
にばかりゐた
豚
(
ぶた
)
が、
或
(
あ
)
る
日
(
ひ
)
、
荷車
(
くるま
)
にのせられました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
第一の必要が高燥で日当りの好い土地ですから
物置
(
ものおき
)
の
檐下
(
のきした
)
で南向きの処を択べばそれで沢山です、先ず
其処
(
そこ
)
を一坪
竹矢来
(
たけやらい
)
で
囲
(
かこ
)
います。一坪なくとも奥行四、五尺位でも構いません。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
幸吉
(
こうきち
)
は、またかわいそうに、
自分
(
じぶん
)
が
平常
(
いつも
)
ジャックをかわいがってやるものだから、
助
(
たす
)
けてくれると
思
(
おも
)
って、
家
(
うち
)
の
物置
(
ものおき
)
にきて
隠
(
かく
)
れたのだ。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
裏
(
うら
)
には
敷居
(
しきゐ
)
の
腐
(
くさ
)
つた
物置
(
ものおき
)
が
空
(
から
)
の
儘
(
まゝ
)
がらんと
立
(
た
)
つてゐる
後
(
うしろ
)
に、
隣
(
となり
)
の
竹藪
(
たけやぶ
)
が
便所
(
べんじよ
)
の
出入
(
ではひ
)
りに
望
(
のぞ
)
まれた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
そこで、小人はすぐさま
物置
(
ものおき
)
のほうへかけていって、
棒
(
ぼう
)
を持ってくると、かごにかけ、ちょうど
水夫
(
すいふ
)
が
帆綱
(
ほづな
)
をよじのぼるようなぐあいに、スルスルとよじのぼっていきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
軌道
(
レール
)
と
直角
(
ちよくかく
)
に
細長
(
ほそなが
)
い
茅葺
(
くさぶき
)
の
農家
(
のうか
)
が一
軒
(
けん
)
ある
其
(
そ
)
の
裏
(
うら
)
は
直
(
す
)
ぐ
山
(
やま
)
の
畑
(
はたけ
)
に
續
(
つゞ
)
いて
居
(
ゐ
)
るらしい。
家
(
いへ
)
の
前
(
まへ
)
は
廣庭
(
ひろには
)
で
麥
(
むぎ
)
などを
乾
(
ほ
)
す
所
(
ところ
)
だらう、
廣庭
(
ひろには
)
の
突
(
つ
)
きあたりに
物置
(
ものおき
)
らしい
屋根
(
やね
)
の
低
(
ひく
)
い
茅屋
(
くさや
)
がある。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
山姥
(
やまうば
)
は
井戸
(
いど
)
のそこをのぞいてみましたが、とても手がとどかないので、くやしがって、
物置
(
ものおき
)
から
鎌
(
かま
)
をさがして
来
(
き
)
て、
桃
(
もも
)
の木のびんつけを
削
(
けず
)
り
落
(
お
)
として、
新
(
あたら
)
しく
切
(
き
)
り
形
(
がた
)
をつけはじめました。
物のいわれ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
どこの
物置
(
ものおき
)
でも馬小屋の
隅
(
すみ
)
でもよいのでございますから
後生
(
ごしょう
)
でございます。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
まだあの
子供
(
こども
)
がどこかにかくれているかも
知
(
し
)
れないというので、
盗人
(
ぬすびと
)
たちは、みみずの
鳴
(
な
)
いている
辻堂
(
つじどう
)
の
縁
(
えん
)
の
下
(
した
)
や
柿
(
かき
)
の
木
(
き
)
の
上
(
うえ
)
や、
物置
(
ものおき
)
の
中
(
なか
)
や、いい
匂
(
にお
)
いのする
蜜柑
(
みかん
)
の
木
(
き
)
のかげを
探
(
さが
)
してみたのでした。
花のき村と盗人たち
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
彼
(
かれ
)
は、
見
(
み
)
つかればしかられるということをほのめかしたのでした。それから、
物置
(
ものおき
)
の
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けて、
中
(
なか
)
から、
空
(
から
)
の一
升
(
しょう
)
びんを
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
しました。
真昼のお化け
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
物置
(
ものおき
)
の
横
(
よこ
)
へ
立
(
た
)
て
掛
(
か
)
けた
張板
(
はりいた
)
の
中途
(
ちうと
)
から、
細
(
ほそ
)
い
首
(
くび
)
を前へ
出
(
だ
)
して、
曲
(
こゞ
)
みながら、
苦茶
(
くちや
)
々々になつたものを丹念に引き
伸
(
の
)
ばしつゝあつた手を
留
(
と
)
めて、代助を
見
(
み
)
た。
一寸
(
ちよつと
)
は
何
(
なん
)
とも云はなかつた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
何処
(
どこ
)
の
物置
(
ものおき
)
でも
馬小屋
(
うまごや
)
の
隅
(
すみ
)
でも
宜
(
よ
)
いのでございますから
後生
(
ごしやう
)
でございます。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こちらの
物置
(
ものおき
)
の
後
(
うしろ
)
から見ていたごんは、そう思いました。
ごん狐
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
お
母
(
かあ
)
さんは、
昨夜
(
さくや
)
、
物置
(
ものおき
)
の
前
(
まえ
)
に、
釣
(
つ
)
りざおが一
本
(
ぽん
)
立
(
た
)
てかけてあり、その
下
(
した
)
に、
小
(
ちい
)
さなバケツとみみず
箱
(
ばこ
)
が、
置
(
お
)
いてあるのをごらんになって
お母さん
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見透
(
みとほし
)
の
裏
(
うら
)
は
小庭
(
こには
)
もなく、すぐ
隣屋
(
となり
)
の
物置
(
ものおき
)
で、
此處
(
こゝ
)
にも
犇々
(
ひし/\
)
と
材木
(
ざいもく
)
が
建重
(
たてかさ
)
ねてあるから、
薄暗
(
うすぐら
)
い
中
(
なか
)
に、
鮮麗
(
あざやか
)
な
其
(
その
)
淺黄
(
あさぎ
)
の
手絡
(
てがら
)
と
片頬
(
かたほ
)
の
白
(
しろ
)
いのとが、
拭込
(
ふきこ
)
むだ
柱
(
はしら
)
に
映
(
うつ
)
つて、ト
見
(
み
)
ると
露草
(
つゆぐさ
)
が
咲
(
さ
)
いたやうで
三尺角
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「なんで
物置
(
ものおき
)
の
中
(
なか
)
へ
入
(
はい
)
ったのだろうな。」と、
幸吉
(
こうきち
)
は、あの
年
(
とし
)
を
取
(
と
)
っていてもりこうで、
敏捷
(
びんしょう
)
な
犬
(
いぬ
)
がと
不思議
(
ふしぎ
)
に
思
(
おも
)
いました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
見透
(
みとおし
)
の裏は
小庭
(
こにわ
)
もなく、すぐ
隣屋
(
となり
)
の
物置
(
ものおき
)
で、
此処
(
ここ
)
にも
犇々
(
ひしひし
)
と材木が
建重
(
たてかさ
)
ねてあるから、薄暗い中に、
鮮麗
(
あざやか
)
なその浅黄の手絡と
片頬
(
かたほ
)
の白いのとが、
拭込
(
ふきこ
)
んだ柱に映って、ト見ると
露草
(
つゆぐさ
)
が咲いたようで
三尺角
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
母
(
はは
)
ねこは、
子供
(
こども
)
をある
家
(
いえ
)
の
破
(
やぶ
)
れた
物置
(
ものおき
)
のすみへ
産
(
う
)
み
落
(
お
)
としました。ここで
幾日
(
いくにち
)
か
過
(
す
)
ごすうちに、
子
(
こ
)
ねこは、やっと
目
(
め
)
が
見
(
み
)
えるようになりました。
どこかに生きながら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、
重
(
じゅう
)
ちゃんは
家
(
いえ
)
へ
帰
(
かえ
)
ると、
物置
(
ものおき
)
から、あいている
鶏
(
にわとり
)
かごを
取
(
と
)
り
出
(
だ
)
して、きれいにそうじしました。それから、ひとりで
林
(
はやし
)
の
方
(
ほう
)
へといきました。
高い木とからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
門
(
もん
)
の
外
(
そと
)
で、チリリンと
鳴
(
な
)
らしたベルは、
信
(
しん
)
一が、
物置
(
ものおき
)
から
自転車
(
じてんしゃ
)
を
引
(
ひ
)
き
出
(
だ
)
して、いま
乗
(
の
)
っていったのでありました。
火事
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あるとき、その
犬
(
いぬ
)
が、どこかの
物置
(
ものおき
)
で
子供
(
こども
)
を
生
(
う
)
むと、その
家
(
いえ
)
の
人
(
ひと
)
たちは、みんなその
子
(
こ
)
を
川
(
かわ
)
へ
流
(
なが
)
してしまいました。
野菊の花
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ある
日
(
ひ
)
のことです。
賢二
(
けんじ
)
が、ふとお
勝手
(
かって
)
から
外
(
そと
)
を
見
(
み
)
ると、
物置
(
ものおき
)
の
蔭
(
かげ
)
のところで、きよがあちらを
向
(
む
)
いて、
手紙
(
てがみ
)
を
読
(
よ
)
みながら、ときどき
目
(
め
)
をふいていました。
北風にたこは上がる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ジャックの
奴
(
やつ
)
、うまく
物置
(
ものおき
)
へ
入
(
い
)
れて
閉
(
し
)
めてしまった。いまに
犬殺
(
いぬころ
)
しがきたら
引
(
ひ
)
き
渡
(
わた
)
してくれるのだ。」といいました。
幸吉
(
こうきち
)
は、これをきくと、どきっとしました。
花の咲く前
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
しかし、ここも
安住
(
あんじゅう
)
の
場所
(
ばしょ
)
でなかったのは、とつぜん
物置
(
ものおき
)
へきた
主人
(
しゅじん
)
が
見
(
み
)
つけて、
大
(
おお
)
いに
怒
(
いか
)
り
どこかに生きながら
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
物置
(
ものおき
)
の
中
(
なか
)
には、これらの
品物
(
しなもの
)
がつまれていました。三
人
(
にん
)
は、きゅうくつそうに、
体
(
からだ
)
をおしあって、
片
(
かた
)
すみにかくれて、かわるがわるふし
穴
(
あな
)
から
原
(
はら
)
っぱの
方
(
ほう
)
をながめていました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
かね
子
(
こ
)
さんは、
喜
(
よろこ
)
んで、
半分
(
はんぶん
)
のござをもらって、
物置
(
ものおき
)
の
中
(
なか
)
へしまっておきました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
物置
(
ものおき
)
を
開
(
あ
)
けてごらんなさい、マンドリンがあるから。その
古
(
ふる
)
いマンドリンを
鳴
(
な
)
らして、おまえが
泣
(
な
)
くと、よく
唄
(
うた
)
などを
歌
(
うた
)
ってあやしたものだ……。」と、お
母
(
かあ
)
さんは、いわれました。
愛は不思議なもの
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「ジョン。」と、このとき、三
人
(
にん
)
は、
先
(
さき
)
をあらそって、
物置
(
ものおき
)
からとび
出
(
だ
)
しました。
赤土へくる子供たち
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「みつ
子
(
こ
)
がこわがるから、はこに
入
(
い
)
れて、
物置
(
ものおき
)
の
内
(
うち
)
にでもおおきなさい。」
正ちゃんとおかいこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あちらにある
物置
(
ものおき
)
の
軒端
(
のきば
)
へ、すずめが
巣
(
す
)
を
造
(
つく
)
るとみえ、たえず
往来
(
おうらい
)
していたが、
飛
(
と
)
んでくるすずめは、わらくずや、
糸
(
いと
)
きれのようなものを
食
(
た
)
べていて、
彼
(
かれ
)
らは、
壁板
(
かべいた
)
の
壊
(
こわ
)
れた
穴
(
あな
)
から、
出
(
で
)
たり
心の芽
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「
誠
(
せい
)
ちゃん、こんなところに、おかいこを
置
(
お
)
いては、かわいそうじゃありませんか。
風
(
かぜ
)
の
通
(
とお
)
る
涼
(
すず
)
しいところがいいではありませんか。」と、
物置
(
ものおき
)
へはいって、
石炭
(
せきたん
)
を
出
(
だ
)
していられたお
母
(
かあ
)
さんが
芽は伸びる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あすこへは
上
(
あ
)
がれませんね。しかたがないから、
物置
(
ものおき
)
の
軒下
(
のきした
)
へでも
小使
(
こづか
)
いさんに
頼
(
たの
)
んで
入
(
い
)
れてもらうのだ。そうすれば、
親
(
おや
)
すずめがきて、
世話
(
せわ
)
をするでしょう。」と、
先生
(
せんせい
)
は、おっしゃいました。
眼鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あ、また
死
(
し
)
んだ。」と、
正
(
しょう
)
ちゃんは、
物置
(
ものおき
)
でさけびました。
正ちゃんとおかいこ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
置
常用漢字
小4
部首:⽹
13画
“物置”で始まる語句
物置小屋
物置小舎
物置台
物置室
物置等