トップ
>
得
>
う
ふりがな文庫
“
得
(
う
)” の例文
そんな馬鹿な話はないと、学者はてんで受けつけません。避雷針を立てて、落雷が殖えるなんて、およそ有り
得
(
う
)
べからざることです。
科学が臍を曲げた話
(新字新仮名)
/
海野十三
、
丘丘十郎
(著)
もうこの上は犯人嫌疑者を引張って来て、その手を犬に嗅がせれば、それが真犯人であるか否かをたちまち鑑別し
得
(
う
)
るのであります。
新案探偵法
(新字新仮名)
/
小酒井不木
(著)
『市当局の配慮により、我が市は今や、樹木の
鬱蒼
(
うっそう
)
と
繁茂
(
はんも
)
せる公園によって飾られ、炎暑の
候
(
こう
)
にも清涼の気を満喫し
得
(
う
)
るに至れり。』
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
一
方
(
ぱう
)
貿易外
(
ぼうえきぐわい
)
の
受取超過額
(
うけとりてうくわがく
)
が
毎年
(
まいとし
)
一
億
(
おく
)
六七千
萬圓
(
まんゑん
)
あるから
大體
(
だいたい
)
に
於
(
おい
)
て
昨年
(
さくねん
)
の
海外支拂勘定
(
かいぐわいしはらひかんぢやう
)
は
受取勘定
(
うけとりかんぢやう
)
で
償
(
つぐな
)
ひ
得
(
う
)
ることとなつたのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
かくてこれ
等
(
ら
)
の
展望
(
てんぼう
)
をほしいまゝにしたわが
郵船
(
ゆうせん
)
はナポリ
港
(
こう
)
に
到着
(
とうちやく
)
し、ヴェスヴィオを
十分
(
じゆうぶん
)
に
見學
(
けんがく
)
し
得
(
う
)
る
機會
(
きかい
)
も
捉
(
とら
)
へられるのである。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
「さよう、近頃のように卒業生が
殖
(
ふ
)
えちゃ、ちょっと、口を
得
(
う
)
るのが困難ですね。——どうです、田舎の学校へ行く気はないですか」
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼女
(
かのぢよ
)
は、
片山
(
かたやま
)
一人
(
ひとり
)
を
得
(
う
)
る
爲
(
ため
)
には、
過去
(
くわこ
)
の一
切
(
さい
)
を
棄
(
す
)
てた。
肉親
(
にくしん
)
とも
絶
(
た
)
たなければならなかつた。もつとも、
母親
(
はゝおや
)
は
實母
(
じつぼ
)
ではなかつた。
彼女こゝに眠る
(旧字旧仮名)
/
若杉鳥子
(著)
一方を服従させようというのでなく、服従するなら互に真理の前に服従し
得
(
う
)
る立派な人格を養って後に結婚するのが大切でしょう。
離婚について
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
げに治子の
姉妹
(
はらから
)
なりと言わんもわれいかでたやすく疑い
得
(
う
)
べき、ことに最初わが方を振り向きし時のまなざしは治子のと少しも
違
(
たが
)
わず
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「双生児でないとすると、全くの他人で、双生児以上によく似た二人の人間が、この世に存在し
得
(
う
)
るかどうかという問題になるね」
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
その
危
(
あやふき
)
を
蹈
(
ふん
)
で熊を捕は
僅
(
わづか
)
の
黄金
(
かね
)
の
為
(
ため
)
也。
金慾
(
きんよく
)
の人を
過
(
あやまつ
)
事
色慾
(
しきよく
)
よりも
甚
(
はなはだ
)
し。されば
黄金
(
わうごん
)
は
道
(
みち
)
を以て
得
(
う
)
べし、不道をもつて
得
(
う
)
べからず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
今
仮
(
かり
)
に西洋の原書を離れて、これに
易
(
か
)
うるに日本流の落語滑稽を以てせんとして、その種類を集めたらばいかなるものを
得
(
う
)
べきや。
日本男子論
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
防波堤が無かつたら直ちに
印度
(
インド
)
洋の
荒海
(
あらうみ
)
に面したコロムボは決して
今日
(
こんにち
)
の如く多数の
大船
(
たいせん
)
を引寄せ
得
(
う
)
る良港とは成らなかつたであらう。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
さて
最初
(
さいしょ
)
地上
(
ちじょう
)
に
生
(
うま
)
れ
出
(
い
)
でた
一人
(
ひとり
)
の
幼児
(
おさなご
)
——
無論
(
むろん
)
それは
力
(
ちから
)
も
弱
(
よわ
)
く、
智慧
(
ちえ
)
もとぼしく、そのままで
無事
(
ぶじ
)
に
生長
(
せいちょう
)
し
得
(
う
)
る
筈
(
はず
)
はございませぬ。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
本物の影で、空想の分子を含む。之に接して
得
(
う
)
る所の感じには何処にか遊びがある、即ち文学上の作品にはどうしても
遊戯分子
(
ゆうげぶんし
)
を含む。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
おつぎは
決
(
けつ
)
して
卯平
(
うへい
)
を
滿足
(
まんぞく
)
させ
得
(
う
)
ることとは
思
(
おも
)
はなかつたが、
彼
(
かれ
)
が
喫
(
た
)
べて
見
(
み
)
ようといへば
粥
(
かゆ
)
にでも
炊
(
た
)
いてやらうと
思
(
おも
)
つたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
次にかかる山間の地において、いかんぞ駅馬車を用ゆることを
得
(
う
)
べき。道路と称すべきものなく、人はただ馬によりて行くのみ。
レ・ミゼラブル:04 第一部 ファンテーヌ
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
たとえ
敬虔
(
けいけん
)
の意と誠実の態度とにおいてはあえて彼を
凌
(
しの
)
ぐことを
得
(
う
)
という能わざらんも人の耳を
経
(
ふ
)
ること多からず人の口と筆とを
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
人間
(
にんげん
)
が一
夜
(
や
)
にして、おけらになったというようなことは、ひとり
神
(
かみ
)
だけが
知
(
し
)
り、またこうした
奇蹟
(
きせき
)
は、
神
(
かみ
)
だけがよくなし
得
(
う
)
ることでした。
おけらになった話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
然うしたら社會の人として、
或
(
あるひ
)
は
安楽
(
あんらく
)
な
生活
(
せいくわつ
)
を
爲
(
な
)
し
得
(
う
)
るかも知れない。
併
(
しか
)
し精神
的
(
てき
)
には、
全
(
まつた
)
く
死
(
し
)
んで了ツたのも
同
(
おな
)
じことなんだ!
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
頭脳もまた生活の大きな原動力となり
得
(
う
)
べき時代に到達した。女性は多くを失ったとしても、体力に失ったほどには脳力に失っていない。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
婦人の婚姻に因りて
得
(
う
)
る処のものは
概
(
おほむ
)
ね斯の如し。
而
(
しかう
)
して男子もまた、先人
曰
(
いは
)
く、「妻なければ
楽
(
たのしみ
)
少く、妻ある身には
悲
(
かなしみ
)
多し」
愛と婚姻
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
瓦斯なるために
薪炭
(
まきすみ
)
の置場を要せず、
烟突
(
えんとつ
)
を要せず、鍋釜の底の
煤
(
すす
)
に汚れる
憂
(
うれい
)
もなく、急を要する時もマッチ一本にて自在の火力を
得
(
う
)
べし。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
だが、この
快楽
(
けらく
)
を
得
(
う
)
るには、あの血みどろのレールの上に、呪われたカーヴの上に鋼鉄の列車を操つらなければならなかった。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
猪熊
(
いのくま
)
の
爺
(
おじ
)
は、老女の救いを
得
(
う
)
ると共に、打ち物も何も投げすてて、こけつまろびつ、血にすべりながら、いち早くどこかへ逃げてしまった。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
海より天の吸上ぐる物(諸〻の川これによりてその中に流るゝものを
得
(
う
)
)を返さんとて、その注ぐ處にいたるまで 三四—三六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
屹度私は何時までも彼女等の親切な友達であり
得
(
う
)
るだらう——といふやうなことを屡々雪子は私に云つてゐたが、私には意味が解らなかつた。
熱い風
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
今日
(
こんにち
)
、
之
(
これ
)
を
復興
(
ふくこう
)
するを
得
(
う
)
べし、而して
其
(
その
)
復興
(
ふくこう
)
の
方
(
はう
)
たるや、
安楽椅子
(
あんらくいす
)
に
倚
(
よ
)
り
罹
(
かゝ
)
り、或は
柔軟
(
じうなん
)
なる
膝褥
(
しつぢよく
)
の
上
(
うへ
)
に
跪
(
ひざまづ
)
き
如何程
(
いかほど
)
祈祷
(
きたう
)
叫号
(
きうごう
)
するも
無益
(
むえき
)
なり
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
新渡戸
(
にとべ
)
博士は婦人雑誌の原稿をかく時には、細君の同意を
得
(
う
)
るやうな考へしか書かないさうだが、
以
(
もつ
)
ての
外
(
ほか
)
の不了見である。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
猶
(
なほ
)
その
愚
(
おろ
)
かな
母
(
はゝ
)
に
對
(
たい
)
してそゝぎ
得
(
う
)
るだらうか? あゝ
若
(
も
)
しもさうだとしたならば——?
彼女
(
かのぢよ
)
はたゞ
子供
(
こども
)
のために
無慾
(
むよく
)
無反省
(
むはんせい
)
な
愛情
(
あいじやう
)
のために
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
われわれは恐ろしい
陰謀
(
いんぼう
)
をたくらみながらも、軽い
諧謔
(
かいぎゃく
)
をたのしみ
得
(
う
)
るほどに余裕があった。わしは忘れることができない。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「ムフムフ。変ったにしたところが、一時間十八
節
(
ノット
)
の船を押し流すような海流が、地球表面上に発生し
得
(
う
)
る理由はないてや」
難船小僧
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
右のうち吹針には
他
(
た
)
の
武技
(
ぶぎ
)
をもって試合することを
得
(
う
)
、また遠駆けには相手方、
騎乗
(
きじょう
)
徒歩
(
かち
)
いずれにても
随意
(
ずいい
)
たるべきもの
也
(
なり
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
しかしそのおかげで一般消費者は日々の
糧
(
かて
)
に不自由を感ぜざることを
得
(
う
)
る、鉱夫の石炭を採掘するもまた自己の生活のためにほかならざれども
貧乏物語
(新字新仮名)
/
河上肇
(著)
『本当に、心から、客を喜んで迎えれば、食べ物や飲み物に奇蹟が起って、どんな粗末なものでも、神の酒となり神の食物となり
得
(
う
)
るのです。』
ワンダ・ブック――少年・少女のために――
(新字新仮名)
/
ナサニエル・ホーソーン
(著)
また例の「君の望むことにてわが力にてでき
得
(
う
)
べき限りにおいて言へ」を言ふ。われ曰く「なし」と。この
言
(
げん
)
はたして、かれの心よりの言葉か。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
况
(
いわ
)
んや
此
(
この
)
海底戰鬪艇
(
かいていせんとうてい
)
は、
波威
(
はてい
)
に
沈降
(
ちんかう
)
する
事
(
こと
)
三十
呎
(
フヒート
)
乃至
(
ないし
)
五十
呎
(
フヒート
)
、
其
(
その
)
潜行
(
せんかう
)
を
持續
(
ぢぞく
)
し
得
(
う
)
る
時間
(
じかん
)
は
無制限
(
むせいげん
)
であるから、
一度
(
ひとたび
)
此
(
この
)
軍艇
(
ぐんてい
)
に
睥睨
(
にら
)
まれたる
軍艦
(
ぐんかん
)
は
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大兵
(
だいひょう
)
とチビ公、無論敵し
得
(
う
)
べくもない、生蕃はチビ公の横面をぴしゃりとなぐった、なぐられながらチビ公はてぬぐいの
端
(
はし
)
をにぎってはなさない。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
無我とは結局無内容だ。無内容は
空
(
くう
)
だ。空な物が膽力どころではない、これから何物をも
贏
(
か
)
ち
得
(
う
)
ることは出來ないのだ。
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
温雅優麗な貴公子を父として、昔ならば
后
(
きさき
)
がねともなり
得
(
う
)
る藤原氏の姫君に、歌人としての才能をもって生れてきた。
柳原燁子(白蓮)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
あるいは支那の独立は望んで
得
(
う
)
べからず、ついに不幸なる最後を見ぬとも限らない。上下四千年の歴史を有する大国家もここに滅亡するかも知れぬ。
日支親善策如何:――我輩の日支親善論
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
されど今さら入らずして
已
(
や
)
まん心もなければ、後れじものと従いて入るに、下ること二、三十歩にして窟の内やや広くなり、人々立ち行くことを
得
(
う
)
。
知々夫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
始から高利と
名宣
(
なの
)
つて貸すのだから、否な者は借りんが可いので、借りん者を欺いて貸すのぢやない。宮の如き畜生が何で再び人間に成り
得
(
う
)
るものか
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
子
(
し
)
の
言
(
い
)
ふ
所
(
ところ
)
の
者
(
もの
)
は
其人
(
そのひと
)
と
骨
(
ほね
)
と
皆
(
みな
)
已
(
すで
)
に
朽
(
く
)
ちたり、
獨
(
ひと
)
り
其言
(
そのげん
)
在
(
あ
)
る
耳
(
のみ
)
。
且
(
か
)
つ
君子
(
くんし
)
は、
其時
(
そのとき
)
を
得
(
う
)
れば
則
(
すなは
)
ち
(二)
駕
(
が
)
し、
其時
(
そのとき
)
を
得
(
え
)
ざれば
則
(
すなは
)
ち
(三)
蓬累
(
ほうるゐ
)
して
行
(
さ
)
る。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
曙覧が清貧の境涯はほぼこの文に見えたるも、彼の衣食住の有様、すなわち生活の程度いかんはその歌によって一層
詳
(
つまびらか
)
に知ることを
得
(
う
)
べし。その歌左に
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
以上
(
いじやう
)
を
概括
(
がいくわつ
)
して
其
(
その
)
特質
(
とくしつ
)
を
擧
(
あ
)
げると、
神佛
(
しんぶつ
)
は
尊
(
たうと
)
いもの、
幽靈
(
ゆうれい
)
は
凄
(
すご
)
いもの、
化物
(
ばけもの
)
は
可笑
(
おか
)
しなもの、
精靈
(
せいれう
)
は
寧
(
むし
)
ろ
美
(
うつく
)
しいもの、
怪動物
(
くわいどうぶつ
)
は
面白
(
おもしろ
)
いものと
言
(
い
)
ひ
得
(
う
)
る。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
これを思えば道すなわち道徳はその
性
(
せい
)
高くしてその
用
(
よう
)
低く、その来たるところ遠くして、その及ぼすところ広く、
田夫野人
(
でんぷやじん
)
も守り
得
(
う
)
るものであるらしい。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
第四十条 両議院ハ法律又ハ
其
(
そ
)
ノ他ノ事件ニ
付
(
つき
)
各々
(
おのおの
)
其
(
そ
)
ノ意見ヲ政府ニ建議スルコトヲ
得
(
う
)
シ
其
(
そ
)
ノ
採納
(
さいのう
)
ヲ得サルモノハ同会期中ニ
於
(
おい
)
テ
再
(
ふたた
)
ヒ建議スルコトヲ得ス
大日本帝国憲法
(旧字旧仮名)
/
日本国
(著)
娘は意外に思うらしく慌ててそっと手を
出
(
いだ
)
し、一秒間程相手の手を握る。貴夫人の
己
(
おの
)
れと握手する事はあり
得
(
う
)
べからざるように思いおるゆえ驚きしなり。
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
手紙は書き
終
(
をは
)
らずに
止
(
や
)
めたものらしく、引き
裂
(
さ
)
いた
巻紙
(
まきがみ
)
と共に
文句
(
もんく
)
は
杜切
(
とぎ
)
れてゐたけれど、読み
得
(
う
)
るだけの文字で十分に全体の意味を解する事ができる。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
得
常用漢字
小5
部首:⼻
11画
“得”を含む語句
心得違
生得
彼得
会得
見得
心得
會得
性得
所得
得意
不得
聞得大君
得々
自業自得
拾得
利得
獲得
解得
贏得
納得
...