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完全
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くわんぜん
ふりがな文庫
“
完全
(
くわんぜん
)” の例文
といふのが、
幻花子
(
げんくわし
)
が、
小魔石斧
(
せうませきふ
)
や、
完全
(
くわんぜん
)
に
近
(
ちか
)
い
土器
(
どき
)
などを
掘
(
ほ
)
り
出
(
だ
)
したので、
余等
(
よら
)
の
發掘熱
(
はつくつねつ
)
がそろ/\
高度
(
かうど
)
に
達
(
たつ
)
しかけたからである。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
曲
(
まが
)
つた
社會
(
しやくわい
)
の
正當防衞
(
せいたうばうゑい
)
、
腐
(
くさ
)
つた
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
の
大清潔法
(
だいせいけつはふ
)
、それらを
完全
(
くわんぜん
)
に
近
(
ちか
)
く
執行
(
しつかう
)
するには、
死刑
(
しけい
)
を
多
(
おほ
)
く
利用
(
りよう
)
するよりほかにないと
考
(
かんが
)
へた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
雖然
(
けれども
)
顏の
寄麗
(
きれい
)
なのと、體格の
完全
(
くわんぜん
)
してゐるのと、おつとりした姿と、
美
(
うつく
)
しい
肌
(
はだ
)
とに心を
魅
(
チヤーム
)
せられて、賤しいといふ考を
忘
(
わす
)
れて了ふ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
勿論
(
もちろん
)
、
今日
(
こんにち
)
に
於
(
おい
)
ても
潜水器
(
せんすいき
)
の
發明
(
はつめい
)
は
未
(
いま
)
だ
充分
(
じゆうぶん
)
完全
(
くわんぜん
)
の
度
(
ど
)
には
進
(
すゝ
)
んで
居
(
を
)
らぬから、
此
(
この
)
手段
(
しゆだん
)
とて
絶對的
(
ぜつたいてき
)
に
應用
(
おうよう
)
する
事
(
こと
)
の
出來
(
でき
)
ぬのは
言
(
い
)
ふ
迄
(
まで
)
もない。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
昔
(
むかし
)
のまゝ
練壁
(
ねりかべ
)
は
處々
(
ところ/″\
)
崩
(
くづ
)
れ
落
(
お
)
ちて、
瓦
(
かはら
)
も
完全
(
くわんぜん
)
なのは
見當
(
みあたら
)
ぬ
位
(
くらゐ
)
それに
葛蔓
(
かづら
)
が
這
(
は
)
い
上
(
のぼ
)
つて
居
(
ゐ
)
ますから、
一見
(
いつけん
)
廢寺
(
ふるでら
)
の
壁
(
かべ
)
を
見
(
み
)
るやうです。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
而
(
し
)
て
見
(
み
)
れば、
何
(
なん
)
でも
皆
(
みな
)
空
(
むな
)
しい
事
(
こと
)
だ、ヴインナの
完全
(
くわんぜん
)
な
大學病院
(
だいがくびやうゐん
)
でも、
我々
(
われ/\
)
の
此
(
こ
)
の
病院
(
びやうゐん
)
と
少
(
すこ
)
しも
差別
(
さべつ
)
は
無
(
な
)
いのだ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
彼
(
かれ
)
の
熱火
(
ねつくわ
)
に
燒
(
や
)
かれて
獨
(
ひとり
)
で
冷
(
さ
)
めた
鉈
(
なた
)
も
鎌
(
かま
)
も
凡
(
すべ
)
ての
刄物
(
はもの
)
はもう
役
(
やく
)
には
立
(
た
)
たなかつた。
彼
(
かれ
)
の
手
(
て
)
に
完全
(
くわんぜん
)
に
保
(
たも
)
たれたものは
彼
(
かれ
)
が
自分
(
じぶん
)
の
手
(
て
)
を
恃
(
たの
)
んで
居
(
ゐ
)
る
唐鍬
(
たうぐは
)
のみである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
無論
作品
(
さくひん
)
といふものに、
表現形式
(
へうげんけいしき
)
の
完全
(
くわんぜん
)
といふ事は
必要
(
ひつえう
)
な事ですが、表現の
如何
(
いかん
)
を問はず、
作者
(
さくしや
)
がかういふ
意味
(
いみ
)
に
眞實
(
しんじつ
)
を捉へて、それを
適確
(
てきかく
)
に現はし得てゐるとすれば
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
要
(
えう
)
するに、
化物
(
ばけもの
)
の
形式
(
けいしき
)
は
西洋
(
せいやう
)
は一
體
(
たい
)
に
幼稚
(
えうち
)
である。
希臘
(
ぎりしや
)
や
埃及
(
えじぷと
)
は
多
(
おほ
)
く
人間
(
にんげん
)
と
動物
(
どうぶつ
)
の
繼合
(
つぎあは
)
せをやつて
居
(
ゐ
)
る
事
(
こと
)
は
前
(
まへ
)
に
述
(
の
)
べたが、それでは
形
(
かたち
)
は
巧
(
たくみ
)
に
出來
(
でき
)
ても
所謂
(
いはゆる
)
完全
(
くわんぜん
)
な
化物
(
ばけもの
)
とは
云
(
い
)
へない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
写真や望遠鏡は まだ
完全
(
くわんぜん
)
ではありませんな
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
更
(
さら
)
に
猛進
(
もうしん
)
したが、
如何
(
どう
)
も
思
(
おも
)
はしくなく、
却
(
かへ
)
つて
玄子
(
げんし
)
の
方
(
はう
)
が
成功
(
せいかう
)
して、
鍋形
(
なべがた
)
の
側面
(
そくめん
)
に
小
(
せう
)
なる
紐通
(
ひもとほ
)
しのある
大土器
(
だいどき
)
が、
殆
(
ほとん
)
ど
完全
(
くわんぜん
)
で
出
(
で
)
た。
探検実記 地中の秘密:04 馬籠と根方
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
其他
(
そのた
)
利己心
(
りこしん
)
多
(
おほ
)
き
人々
(
ひと/″\
)
の
覬覦
(
きゆ
)
から、
完全
(
くわんぜん
)
に
其
(
その
)
秘密
(
ひみつ
)
を
保
(
たも
)
たんが
爲
(
た
)
めに、
自
(
みづか
)
ら
此樣
(
こん
)
な
孤島
(
はなれじま
)
に
身
(
み
)
を
忍
(
しの
)
ばせて、
其
(
その
)
製造
(
せいぞう
)
をも
極
(
きわ
)
めて
内密
(
ないみつ
)
にして
居
(
を
)
る
次第
(
しだい
)
だが——。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
更
(
さら
)
に
其
(
そ
)
の
開墾
(
かいこん
)
に
第
(
だい
)
一の
要件
(
えうけん
)
である
道具
(
だうぐ
)
が
今
(
いま
)
は
完全
(
くわんぜん
)
して
自分
(
じぶん
)
の
手
(
て
)
に
提
(
さ
)
げられてある。
彼
(
かれ
)
は
恁
(
か
)
ういふ
辛苦
(
しんく
)
をしてまでも
些少
(
させう
)
な
木片
(
もくへん
)
を
求
(
もと
)
めて
居
(
ゐ
)
る
人々
(
ひとびと
)
の
前
(
まへ
)
に
矜
(
ほこり
)
を
感
(
かん
)
じた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
それ/″\の
作家
(
さくか
)
に就て
度毎
(
たびごと
)
に議論をし合ひますが、三人の意見が、例へば前に擧げた四つの作では
完全
(
くわんぜん
)
に一
致
(
ち
)
して居ながら「和解」に於ては全く
違
(
ちが
)
つてゐて、今でもまだ
議論
(
ぎろん
)
をし合ひます。
三作家に就ての感想
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
然
(
しか
)
し
伸一先生
(
しんいちせんせい
)
は
老先生
(
らうせんせい
)
の
麗
(
うる
)
はしき
性情
(
せいじやう
)
を
享
(
う
)
けて
更
(
さら
)
にこれを
新
(
あたら
)
しく
磨
(
みが
)
き
上
(
あ
)
げた
人物
(
じんぶつ
)
として
此小學校
(
このせうがくかう
)
を
監督
(
かんとく
)
し
我々
(
われ/\
)
は
第二
(
だいに
)
の
權藏
(
ごんざう
)
となつて
教導
(
けうだう
)
されたのです。
權藏
(
ごんざう
)
の
志
(
こゝろざし
)
は
最
(
もつと
)
も
完全
(
くわんぜん
)
に
成就
(
じやうじゆ
)
されました。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
苦痛
(
くつう
)
を
薄
(
うす
)
らげるのは
何
(
なん
)
の
爲
(
ため
)
か?
苦痛
(
くつう
)
は
人
(
ひと
)
を
完全
(
くわんぜん
)
に
向
(
むか
)
はしむるものと
云
(
い
)
ふでは
無
(
な
)
いか、
又
(
また
)
人類
(
じんるゐ
)
が
果
(
はた
)
して
丸藥
(
ぐわんやく
)
や、
水藥
(
すゐやく
)
で、
其苦痛
(
そのくつう
)
が
薄
(
うす
)
らぐものなら、
宗教
(
しゆうけう
)
や、
哲學
(
てつがく
)
は
必要
(
ひつえう
)
が
無
(
な
)
くなつたと
棄
(
すつ
)
るに
至
(
いた
)
らう。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
おや/\と
思
(
おも
)
ひながら、
猶
(
なほ
)
念
(
ねん
)
を
入
(
い
)
れて
土
(
つち
)
を
取
(
と
)
つて
見
(
み
)
ると、
把手
(
とつて
)
の一
部
(
ぶ
)
のみ
缺
(
か
)
けて
他
(
た
)
は
完全
(
くわんぜん
)
なる
土瓶
(
どびん
)
であつた。(第三圖イ參照)
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
些
(
いさゝ
)
かにても
國家
(
こつか
)
の
支配權
(
しはいけん
)
が
完全
(
くわんぜん
)
に
及
(
およ
)
んで
居
(
を
)
らぬと
見
(
み
)
るときは
最早
(
もはや
)
國際法
(
こくさいほふ
)
の
原則
(
げんそく
)
も
何
(
なに
)
もあつたもので
無
(
な
)
い、
知
(
し
)
つても
知
(
し
)
らぬ
顏
(
かほ
)
に、
先占
(
せんせん
)
の
人
(
ひと
)
が
立
(
た
)
てたる
旗
(
はた
)
をば
押倒
(
おしたを
)
して、
自國
(
じこく
)
の
國旗
(
こくき
)
を
飜
(
ひるがへ
)
し
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大
(
おほ
)
いに
疲勞
(
ひらう
)
して
來
(
き
)
たので、
引揚
(
ひきあ
)
げやうかと
考
(
かんが
)
へて
居
(
ゐ
)
る
間
(
うち
)
、
幻花子
(
げんくわし
)
は、
口部
(
こうぶ
)
だけ
缺
(
か
)
けて、
他
(
た
)
は
完全
(
くわんぜん
)
なる
土瓶
(
どびん
)
を一
箇
(
こ
)
、
掘出
(
ほりだ
)
した。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
何
(
なに
)
しろ
寒
(
さむ
)
くていかぬとて、
焚火
(
たきび
)
なんか
始
(
はし
)
めて、
松薪
(
まつまき
)
の
完全
(
くわんぜん
)
、これは
燃
(
も
)
えが
好
(
よ
)
いから
珍品
(
ちんぴん
)
だなんて
言
(
い
)
つて
居
(
ゐ
)
るのである。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
一寸
(
ちよつと
)
掘
(
ほ
)
れば
直
(
す
)
ぐに
完全
(
くわんぜん
)
な
物
(
もの
)
が
出
(
で
)
る
位
(
くらゐ
)
に
考
(
かんが
)
へて
居
(
ゐ
)
た
見物連
(
けんぶつれん
)
は、一
向
(
かう
)
何
(
なに
)
も
出
(
で
)
ないので、
釣
(
つり
)
を
見
(
み
)
るよりも
未
(
ま
)
だつまらぬなど、そろ/\
惡口
(
わるくち
)
を
掘出
(
ほりだ
)
すのである。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
然
(
しか
)
るに、
中途
(
ちうと
)
で
消
(
き
)
えて
居
(
ゐ
)
た
大瀧氏
(
おほたきし
)
が
現
(
あら
)
はれて、
懷中
(
ふところ
)
から
磨製石斧
(
ませいせきふ
)
の
完全
(
くわんぜん
)
に
近
(
ちか
)
きを
取出
(
とりいだ
)
し、
坪井博士
(
つぼゐはかせ
)
の
前
(
まへ
)
に
出
(
だ
)
して。
探検実記 地中の秘密:20 大森貝塚の発掘
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
併
(
しか
)
しながら、いたづらに
完全
(
くわんぜん
)
の
物
(
もの
)
のみを
選
(
えら
)
び、
金錢
(
きんせん
)
の
力
(
ちから
)
を
以
(
もつ
)
て
買入
(
かひい
)
れ、
或
(
あるひ
)
は
他
(
た
)
の
手
(
て
)
を
借
(
か
)
りて
集
(
あつ
)
めて、いたづらに
其數
(
そのすう
)
の
多
(
おほ
)
きを
誇
(
ほこ
)
る
者
(
もの
)
の
如
(
ごと
)
きは、
余
(
よ
)
は
决
(
けつ
)
して
取
(
と
)
らぬのである。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
それで
余
(
よ
)
は
先
(
ま
)
づ
發掘場
(
はつくつば
)
を
一
(
ひ
)
ト
巡
(
めぐ
)
りして
見
(
み
)
ると、
珍把手
(
ちんとつて
)
、
珍破片
(
ちんはへん
)
、
少
(
すくな
)
からず
有
(
あ
)
る
中
(
なか
)
に、
大々土瓶
(
だい/″\どびん
)
の
口邊
(
こうへん
)
の、
最
(
もつと
)
も
複雜
(
ふくざつ
)
なる
破片
(
はへん
)
が
有
(
あ
)
る。
完全
(
くわんぜん
)
で
有
(
あ
)
つたら
懸價無
(
かけねな
)
しの
天下
(
てんか
)
一
品
(
ぴん
)
だ。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
並
(
なら
)
んで
掘
(
ほ
)
つて
居
(
ゐ
)
る
望生
(
ぼうせい
)
の
膝頭
(
ひざかしら
)
が
泥
(
どろ
)
に
埋
(
うま
)
つて
居
(
ゐ
)
るのを、
狹衣子
(
さごろもし
)
が
完全
(
くわんぜん
)
な
土器
(
どき
)
と
間違
(
まちが
)
へて
掘出
(
ほりだ
)
さうとすると、ピヨイと
望生
(
ぼうせい
)
が
起上
(
たちあが
)
つたので、
土器
(
どき
)
に
羽根
(
はね
)
が
生
(
は
)
えたかと
驚
(
おどろ
)
いたのも
其頃
(
そのごろ
)
。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
土版
(
どばん
)
、
完全
(
くわんぜん
)
に
近
(
ちか
)
い
土器
(
どき
)
など、ごろ/\
轉
(
ころ
)
がり
出
(
だ
)
し、
磨製石斧
(
ませいせきふ
)
などは、いくらでも
有
(
あ
)
つた。
探検実記 地中の秘密:02 権現台の懐古
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
も
土方
(
どかた
)
を
菱沼
(
ひしぬま
)
の
宅
(
たく
)
に
訪
(
たづ
)
ねて、
其
(
その
)
出
(
で
)
たといふ
土器
(
どき
)
を
見
(
み
)
ると、
完全
(
くわんぜん
)
なる
徳利形
(
とくりがた
)
の、
立派
(
りつぱ
)
なる
彌生式
(
やよひしき
)
である。それに
又
(
また
)
カワラケの
燈明皿
(
とうみやうざら
)
(
燈心
(
とうしん
)
の
爲
(
ため
)
に一
部
(
ぶ
)
の
黒
(
くろ
)
く
焦
(
こ
)
げたる)と、
高抔
(
たかつき
)
の一
部
(
ぶ
)
とである。
探検実記 地中の秘密:06 疑問の加瀬貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
味
(
あぢ
)
を
締
(
し
)
めて
同月
(
どうげつ
)
七
日
(
か
)
に
行
(
ゆ
)
くと、
完全
(
くわんぜん
)
なる
大土器
(
だいどき
)
、
及
(
およ
)
び
大土器
(
だいどき
)
の
下部
(
かぶ
)
が
取
(
と
)
れて
上部
(
じやうぶ
)
のみを
廢物利用
(
はいぶつりよう
)
したかと
思
(
おも
)
ふのと、
土器製造用
(
どきせいざうよう
)
の
石具
(
せきぐ
)
かと
思
(
おも
)
ふのと、
鋸目
(
のこぎりめ
)
に
刻
(
きざ
)
みたる
獸牙
(
じうが
)
とを
出
(
だ
)
した。
大當
(
あたあた
)
りである。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
が
完全
(
くわんぜん
)
なる
土器
(
どき
)
の
蓋
(
ふた
)
を
掘出
(
ほりだ
)
して
來
(
き
)
たので、
急
(
きふ
)
に
行
(
ゆ
)
きたい
氣
(
き
)
に
成
(
な
)
り、三十六
年
(
ねん
)
十二
月
(
ぐわつ
)
十四
日
(
か
)
に、
幻花翁
(
げんくわおう
)
、
望蜀生
(
ぼうしよくせい
)
、
玄川子
(
げんせんし
)
との四
人連
(
にんづれ
)
、
品川
(
しながは
)
から
汽車
(
きしや
)
で
鶴見
(
つるみ
)
、それから一
里弱
(
りじやく
)
、
下末吉村
(
しもすゑよしむら
)
へと
行
(
い
)
つた。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
完
常用漢字
小4
部首:⼧
7画
全
常用漢字
小3
部首:⼊
6画
“完全”で始まる語句
完全な犯罪
完全土器
完全犯罪
完全透徹
完全な白紙