“鋸目”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のこぎりめ80.0%
のこめ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手口は井筒屋と同じこと、雨戸を切り開いた鋸目のこぎりめから、宵のうちから、狸囃子が聞えたことまで、そっくりその通りです。
あぢめて同月どうげつくと、完全くわんぜんなる大土器だいどきおよ大土器だいどき下部かぶれて上部じやうぶのみを廢物利用はいぶつりようしたかとおもふのと、土器製造用どきせいざうよう石具せきぐかとおもふのと、鋸目のこぎりめきざみたる獸牙じうがとをした。大當あたあたりである。
もちろん、その原因として、中間に、こゝにいる葛岡さんというものを挟みはしましたが、しかし、これは気の毒ながら、挽木の鋸目のこめに入れるくさびのようなものです。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)