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鋸目
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のこぎりめ
ふりがな文庫
“
鋸目
(
のこぎりめ
)” の例文
手口は井筒屋と同じこと、雨戸を切り開いた
鋸目
(
のこぎりめ
)
から、宵のうちから、狸囃子が聞えたことまで、そっくりその通りです。
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
味
(
あぢ
)
を
締
(
し
)
めて
同月
(
どうげつ
)
七
日
(
か
)
に
行
(
ゆ
)
くと、
完全
(
くわんぜん
)
なる
大土器
(
だいどき
)
、
及
(
およ
)
び
大土器
(
だいどき
)
の
下部
(
かぶ
)
が
取
(
と
)
れて
上部
(
じやうぶ
)
のみを
廢物利用
(
はいぶつりよう
)
したかと
思
(
おも
)
ふのと、
土器製造用
(
どきせいざうよう
)
の
石具
(
せきぐ
)
かと
思
(
おも
)
ふのと、
鋸目
(
のこぎりめ
)
に
刻
(
きざ
)
みたる
獸牙
(
じうが
)
とを
出
(
だ
)
した。
大當
(
あたあた
)
りである。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
中は天井もなく、
蜘蛛
(
くも
)
の巣だらけの太い
梁
(
はり
)
が
斜
(
ななめ
)
に低く這っている。
迚
(
とて
)
も立っては歩けない。それに床も、
鋸目
(
のこぎりめ
)
の立った
貫板
(
ぬきいた
)
が打ちつけてあるばかりで、
其上
(
そのうえ
)
に鼠の
糞
(
ふん
)
とほこりがうず高くたまっている。
猟奇の果
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
手口は井筒屋と同じこと、雨戸を切り開いた
鋸目
(
のこぎりめ
)
から、宵のうちから、狸囃子が聞えたことまで、そつくりその通りです、家族はお紺の外に用心棒とも手代ともなく使つて居る嘉七といふ三十男と
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
調べると、あとの五軒は、如何にも狸囃子に合せて、半刻も一刻もかゝつて引き切つたやうに、鋸目が細かくなつて居るが、お紺の家の雨戸だけは、
鋸目
(
のこぎりめ
)
が荒くて、一氣に引つ切つたことが判つたんだ
銭形平次捕物控:014 たぬき囃子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鋸
漢検準1級
部首:⾦
16画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“鋸”で始まる語句
鋸
鋸屑
鋸山
鋸引
鋸歯
鋸挽
鋸葉
鋸草
鋸屋
鋸楽師