“くわんぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
完全80.0%
渙然10.0%
棺前5.0%
莞然5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まがつた社會しやくわい正當防衞せいたうばうゑいくさつたなか大清潔法だいせいけつはふ、それらを完全くわんぜんちか執行しつかうするには、死刑しけいおほ利用りようするよりほかにないとかんがへた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
(下に図するこれなり)きざみたる人のかしらを左りにむかせ、そのしもに五字をほりつけしは、是より左り蛾眉山下橋がびさんかのはしなりと人にをしゆる標準みちしるべなりとかたられき。是にて義理ぎり渙然くわんぜんたり。
しかしルメトルは立派な俳優アクツウルであつた」と云ひ、その死んだ時に、今のアカデミシヤンである詩人ジヤン・リシユパンがその頃は人の目に立つ若若わかわかしい美男で、自作の挽詩ばんし棺前くわんぜんで読んだが
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
「狐と間違へられては大変ですネ」と篠田は莞然くわんぜんわらひ傾けつ、かまちに腰打ち掛けて雪にこほれる草鞋わらぢひも解かんとす
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)