“刄物”の読み方と例文
読み方割合
はもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其時そのとき宗助そうすけこれはならんとおもつた。けれどもはたして刄物はものもちひて、かたにくいていものやら、わるいものやら、けつしかねた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
乘行のせゆき丑刻過やつどきすぎに歸り候處町内の天水桶にて刄物はものあらふ者あり其形容そのかたち勘太郎に髣髴よくにたりとは存じながら私しども見屆けるにも及ばざる事ゆゑ路次を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
切れ物は鋭き石の刄物はものなるべく、はりは骨にて作りたるものなるべし。是等の器具に付きては別に記す所有るべし。共に石器時代の遺跡ゐせきより出づ。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)