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迄
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まで
ふりがな文庫
“
迄
(
まで
)” の例文
そんな、苦心談でもって人を圧倒して
迄
(
まで
)
、お義理の
喝采
(
かっさい
)
を得ようとは思わない。芸術は、そんなに、人に強いるものではないと思う。
自作を語る
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「御公儀御政道を誹謗する不届者は言う
迄
(
まで
)
もない、
聊
(
いささ
)
かたりとも御趣意に背く奴等は
用捨
(
ようしゃ
)
はならぬぞ、片っ端から搦め捕ってしまえ」
礫心中
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
しかし上流階級はいう
迄
(
まで
)
もなく中流階級までも支那を日本よりも格段に文化国であり強大国であると思い込んでいたこの時代に於て
日本上古の硬外交
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
今
迄
(
まで
)
それを知りながら放って置いたのは自分の手ぬかりであったように貞之助は感じたが、何を云うにも最近に始まったことなので
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
ましてや石は君が代の国歌にもある通り、さざれ石の
巌
(
いわお
)
となる
迄
(
まで
)
には、非常に永い年数のかかるものと考えられていたのであります。
日本の伝説
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
暫
(
しばら
)
くの
間
(
あひだ
)
全
(
まつた
)
く
法廷
(
ほふてい
)
は
上
(
うへ
)
を
下
(
した
)
への
大騷
(
おほさわ
)
ぎでした。
福鼠
(
ふくねずみ
)
を
逐
(
お
)
ひ
出
(
だ
)
して
了
(
しま
)
ひ、
皆
(
みん
)
なが
再
(
ふたゝ
)
び
落着
(
おちつ
)
いた
時
(
とき
)
迄
(
まで
)
に、
料理人
(
クツク
)
は
行方
(
ゆきがた
)
知
(
し
)
れずなりました。
愛ちやんの夢物語
(旧字旧仮名)
/
ルイス・キャロル
(著)
東京から銚子
迄
(
まで
)
にさえ相当距離がある上に、銚子で汽車を降りてから屏風浦付近の小さな町迄の間がこれ又案外の交通不便と来ている。
花束の虫
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
所は奈良で、
物寂
(
ものさ
)
びた春の宿に
梭
(
ひ
)
の音が聞えると云う光景が眼前に浮んで
飽
(
あ
)
く
迄
(
まで
)
これに
耽
(
ふけ
)
り得る
丈
(
だけ
)
の趣味を持って居ないと面白くない。
高浜虚子著『鶏頭』序
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
かゝる
恐
(
おそ
)
ろしい
現象
(
げんしよう
)
はこれ
迄
(
まで
)
右
(
みぎ
)
のプレー
噴火
(
ふんか
)
に
經驗
(
けいけん
)
せられたのみであつて、
其他
(
そのた
)
の
火山
(
かざん
)
に
於
(
おい
)
ては
未
(
いま
)
だかつて
經驗
(
けいけん
)
されたことがない。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
真鶴
(
まなづる
)
から湯河原
迄
(
まで
)
の軽便の汽車の中でも、駅から湯の宿までの、田舎馬車の中でも、信一郎の頭は混乱と興奮とで、一杯になっていた。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
もうこれ
迄
(
まで
)
です。男の血は槍や
鳶口
(
とびぐち
)
や棒や
鋤
(
すき
)
や
鍬
(
くわ
)
を染めて、からだは雪に埋められました。検視の来る頃には男はもう死んでいました。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
これ
迄
(
まで
)
は自宅で療養していたが、この時は父が死亡して
落魄
(
らくはく
)
の折だから三等患者として入院し、更に又公費患者に移されていた。
母
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
落ちる
場処
(
ばしょ
)
はだんだん遠方になり、例えば日本から打ち出したものが
支那
(
しな
)
迄
(
まで
)
とどき、もっと強ければ
支那
(
しな
)
を超えてヨーロッパまでもゆき
ニュートン
(新字新仮名)
/
石原純
(著)
文字通りの
熱狂
(
ねっきょう
)
的な歓送のなか、名も知られぬぼくなどに
迄
(
まで
)
、サインを
頼
(
たの
)
みにくるお
嬢
(
じょう
)
さん、チョコレェトや
花束
(
はなたば
)
などをくれる女学生達。
オリンポスの果実
(新字新仮名)
/
田中英光
(著)
勿論
(
もちろん
)
、
今日
(
こんにち
)
に
於
(
おい
)
ても
潜水器
(
せんすいき
)
の
發明
(
はつめい
)
は
未
(
いま
)
だ
充分
(
じゆうぶん
)
完全
(
くわんぜん
)
の
度
(
ど
)
には
進
(
すゝ
)
んで
居
(
を
)
らぬから、
此
(
この
)
手段
(
しゆだん
)
とて
絶對的
(
ぜつたいてき
)
に
應用
(
おうよう
)
する
事
(
こと
)
の
出來
(
でき
)
ぬのは
言
(
い
)
ふ
迄
(
まで
)
もない。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
以て此段申上奉り候明日は吉日に付御
親子
(
しんし
)
御
對顏
(
たいがん
)
の御
規式
(
ぎしき
)
を御取計ひ仕り候
尤
(
もつと
)
も
重役
(
ぢうやく
)
伊豆守越前役宅
迄
(
まで
)
參られ天一坊樣へ御
元服
(
げんぷく
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
もう
是処
(
こゝ
)
で
沢山
(
たくさん
)
だ——わざ/\是処
迄
(
まで
)
来て呉れたんだから、それでもう僕には沢山だ。
何卒
(
どうか
)
、君、生徒を
是処
(
こゝ
)
で返して呉れ給へ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
達二はどこ
迄
(
まで
)
も夢中で追ひかけました。そのうちに、足が何だか
硬張
(
こはば
)
って来て、自分で走ってゐるのかどうか
判
(
わか
)
らなくなってしまひました。
種山ヶ原
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
妻はこれ
迄
(
まで
)
園遊会や何ぞで磯貝に引き合はせて置いたのであるから、妻の附いて行つた方が、好都合であらうと思つて、さうしたのである。
魔睡
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
凡
(
およ
)
そ
本年
(
ほんねん
)
の一
月
(
ぐわつ
)
十
日
(
か
)
過
(
すぎ
)
には
解禁後
(
かいきんご
)
の
推定相場
(
すゐていさうば
)
である四十九
弗
(
ドル
)
四
分
(
ぶん
)
の一
乃至
(
ないし
)
四十九
弗
(
ドル
)
八
分
(
ぶん
)
の三
迄
(
まで
)
は
騰貴
(
とうき
)
することは
確
(
たしか
)
に
算定
(
さんてい
)
が
出來
(
でき
)
たのである。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
だが、笑うと今
迄
(
まで
)
彼のなかに張りつめていたものが
微
(
かす
)
かにほぐされた。だが、ほぐされたものは
忽
(
たちま
)
ち彼から
滑
(
すべ
)
り墜ちていた。
死のなかの風景
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
四六
版
(
ばん
)
から四六
倍
(
ばい
)
の雑誌に
移
(
うつ
)
る
迄
(
まで
)
には
大分
(
だいぶ
)
沿革
(
えんかく
)
が有るのですが、今は
能
(
よ
)
く覚えません、
印刷所
(
いんさつじよ
)
も
飯田町
(
いひだまち
)
の
中坂
(
なかさか
)
に
在
(
あ
)
る
同益社
(
どうえきしや
)
と
云
(
い
)
ふのに
易
(
か
)
へて
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
下女下男
迄
(
まで
)
も胸が悪くて
御飯
(
ごはん
)
が
給
(
た
)
べられないと訴える。
其
(
そ
)
れ
是
(
こ
)
れの中でヤット妙な物が出来たは出来たが、
粉
(
こ
)
のような物ばかりで結晶しない。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「外の涼しい風に当つたら気がつくから、今のうちに外に出してくれ。」と、院長の蜂は尺取虫に命令して、今
迄
(
まで
)
もじ/\と立つてゐた芋虫に
こほろぎの死
(新字旧仮名)
/
村山籌子
(著)
今
迄
(
まで
)
ほゞ千回の連絡をとったうち、(それが全部街頭ばかりだったが)自分から遅れたのはたった二回という同志だった。
党生活者
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
然
(
しか
)
るに
醫學博士
(
いがくはかせ
)
にして、
外科
(
げくわ
)
專門家
(
せんもんか
)
なる
彼
(
かれ
)
が
父
(
ちゝ
)
は、
斷乎
(
だんこ
)
として
彼
(
かれ
)
が
志望
(
しばう
)
を
拒
(
こば
)
み、
若
(
も
)
し
彼
(
かれ
)
にして
司祭
(
しさい
)
となつた
曉
(
あかつき
)
は、
我
(
わ
)
が
子
(
こ
)
とは
認
(
みと
)
めぬと
迄
(
まで
)
云張
(
いひは
)
つた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
神の台前に出ることに何の関係もないことです、教会の皆様を思ふ私の愛情は、
毫
(
すこし
)
も変はることが出来ないです、
老女
(
おば
)
さんは
何時
(
いつ
)
迄
(
まで
)
も老女さんです
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
「一
詩箋
(
しせん
)
後便
迄
(
まで
)
に社中の者どもに書かせ差上げ申す可く候。
万
(
よろ
)
づ後便に申し
洩
(
もら
)
し候。
頓首
(
とんしゅ
)
。春道様。四月二十日。藍。」
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
途中
(
とちゆう
)
へ
一晩
(
ひとばん
)
泊
(
とま
)
つたといふやうなことをいつて
勘次
(
かんじ
)
が
心
(
こゝろ
)
忙
(
せは
)
しく
聞
(
き
)
く
迄
(
まで
)
は
理由
(
わけ
)
をいはなかつた。
勘次
(
かんじ
)
は
漸
(
やうや
)
くお
品
(
しな
)
に
頼
(
たの
)
まれて
來
(
き
)
たのだといふことを
知
(
し
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
邸内の見廻りは、無駄骨折と分ったので、止してしまい、ただ福田氏の気休めに、泊っているという
迄
(
まで
)
の事である。
魔術師
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「ぢや御客様にはえらい失礼だが、
私
(
わし
)
あ馬を起しに行つて来るだあから、お前は御客様を奥に通して、行輔が帰つて来る
迄
(
まで
)
、
緩
(
ゆつく
)
り御休ませ申して置け」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
弟は
廻
(
めぐ
)
り合せがわるく、これ
迄
(
まで
)
転々と職業を変えて、この節はそれでも千住のゴム会社に勤めているが、衣川は去年から職を失って、ぶらぶらしていた。
秘められたる挿話
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
この
長旅
(
ながたび
)
のはてに、君がわが胸に達し給ひしか。わが身の内にある代々の人々よりこの我に至る
迄
(
まで
)
、一齊に呼ばはりて、君を祝福されたる者と仰ぎ奉る。
頌歌
(旧字旧仮名)
/
ポール・クローデル
(著)
今
迄
(
まで
)
のゆきがかりで、広海屋とどこまでも同体せねばならず、また二人心を合わせた方が、望みを果すに便利だとは思うものの、この場合、何とかして
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
それがひどくなると、武道伝来記に出て来る乙見滝之進のやうな、雷の畏怖から悲劇に
迄
(
まで
)
発展することがあり
雷談義
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
青山小町と
迄
(
まで
)
うたわれた娘を、こんな
惨
(
むご
)
い目に
遇
(
あ
)
わしやがった奴を、おめおめ生かしておくもんじゃねえ。
乳を刺す:黒門町伝七捕物帳
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
たいてい午後から
昏
(
く
)
れじぶん
迄
(
まで
)
なのでお紋とはかけ違うことが多かった、老人はすっかり気が合ったとみえ、足の痛風がやむとか腰が痛いとか云っては仕事を休み
野分
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
大正六年十月十五日 帰省中
風早
(
かざはや
)
柳原西の
下
(
げ
)
に遊ぶ。風早西の下は、余が一歳より八歳
迄
(
まで
)
郷居せし地なり。家
空
(
むな
)
しく大川の堤の大師堂のみ存す。其堂の傍に老松あり。
五百句
(新字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
手
(
て
)
を
束
(
つか
)
ねて
見
(
み
)
て
居
(
お
)
る
迄
(
まで
)
の
事
(
こと
)
で、
醫者
(
いしや
)
を
呼
(
よ
)
びますにも、
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
はぬと
云
(
い
)
ふので、
大層
(
たいそう
)
に
遽
(
あは
)
てました。
手療法一則:(二月例会席上談話)
(旧字旧仮名)
/
荻野吟子
(著)
堂
(
だう
)
の
書附
(
かきつけ
)
には
故将堂
(
こしやうだう
)
とあり、
大
(
おほき
)
さ
纔
(
わづか
)
に
二間四方許
(
にけんしはうばかり
)
の
小堂
(
せうだう
)
なり、
本尊
(
ほんぞん
)
だに
右
(
みぎ
)
の
如
(
ごと
)
くなれば、
此小堂
(
このせうだう
)
の
破損
(
はそん
)
はいふ
迄
(
まで
)
もなし、やう/\に
縁
(
えん
)
にあがり
見
(
み
)
るに、
内
(
うち
)
に
仏
(
ほとけ
)
とてもなく
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
唯その特色は、それがはつきりした形をとる
迄
(
まで
)
は、それ自身になり切らないと云ふ点でせう。でせうではない。正にさうです。この点だけは
外
(
ほか
)
の精神活動に見られません。
はつきりした形をとる為めに
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
五彩で
美々
(
びび
)
しか
雉
(
きじ
)
どんがよかろ。そいでん、
狩人
(
かりうど
)
どんに見つかってしまえば、それ
迄
(
まで
)
の命じゃ
南方郵信
(新字新仮名)
/
中村地平
(著)
後の、近所の噂は
尾鰭
(
おひれ
)
が付いて、テンヤワンヤだ。足袋屋の
主人
(
あるじ
)
は、其長屋の家主なので、一応調べの上、留め置かれた。辰公の参考人として取調べられたのは申す
迄
(
まで
)
も無い。
越後獅子
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
アヽ是を見ればこそ浮世話も思いの種となって寝られざれ、明日は
馬籠峠
(
まごめとうげ
)
越えて
中津川
(
なかつがわ
)
迄
(
まで
)
行かんとするに、
能
(
よ
)
く休までは
叶
(
かな
)
わじと
行燈
(
あんどん
)
吹き消し
意
(
い
)
を静むるに、又しても
其
(
その
)
美形
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
こんな男にいつ
迄
(
まで
)
ついて居るでもあるまいと思つて、
体
(
てい
)
よく
此方
(
こつち
)
からお暇を貰つて来た。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「それで、よしと言って、お前に隠れ蓑を返してしまったら、それ切りお前が
逃
(
に
)
げてしまって、帰って来なければそれ
迄
(
まで
)
じゃないか? そんなことで俺を
欺
(
だま
)
そうとしたって……」
蕗の下の神様
(新字新仮名)
/
宇野浩二
(著)
源「どうかお手打の
処
(
ところ
)
は御勘弁を願います、へい又何者にか
騙
(
だま
)
されましたか知れませんから、
篤
(
とく
)
と源助が取調べ御挨拶を申上げまする
迄
(
まで
)
お手打の処はお
日延
(
ひのべ
)
を願いとう存じます」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
余
(
よ
)
は
基督
(
きりすと
)
の
兵卒
(
へいそつ
)
なり、兵卒は
其時
(
そのとき
)
の
来
(
きた
)
る
迄
(
まで
)
は
何
(
なに
)
をなすべきかを知らず、
主
(
しゆ
)
の
命
(
めい
)
ならん乎、
余
(
よ
)
は
高壇
(
かうだん
)
に
立
(
た
)
つ事もあるべし、
官海
(
くわんかい
)
に
身
(
み
)
を
投
(
たう
)
ずるやも
計
(
はか
)
られず、基督信者は
目的
(
もくてき
)
なき者なり
問答二三
(新字旧仮名)
/
内村鑑三
(著)
ブーロウニュの森の
一処
(
ひとところ
)
をそっくり運んで来たようなショーウインドウを見る。枯れてまでどこ
迄
(
まで
)
もデリカを失わない
木
(
こ
)
の葉のなかへ、スマートな男女
散策
(
さんさく
)
の人形を置いたりしている。
巴里の秋
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
斯
(
かか
)
る深山に入りてみやびたるわざに心をこらす少女の心のうちを思うにいとなつかしく今
迄
(
まで
)
は
只
(
ただ
)
いとわしき者にのみ思いし外国人の中にかかるやさしきもありけるよと心にくき事限りなし。
滝見の旅
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
迄
漢検準1級
部首:⾡
7画
“迄”を含む語句
今迄
飽迄
左迄
今日迄
此処迄
後迄
此所迄
候迄
宅迄
宿迄
何迄
何時迄
是迄
何処迄
夫迄
彼岸過迄
晩迄
之迄
何所迄
何處迄
...