“之迄”の読み方と例文
読み方割合
これまで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
之迄これまででさへ、父と父との感情に、暗い翳のあることは、恋する二人の心を、どんなにいたましめたか分らない。それだのに、今日はその暗い翳が、明らさまに火を放つて、爆発を来したらしいのである。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
之迄これまででさえ、父と父との感情に、暗いかげのあることは、恋する二人の心を、どんなにいたましめたか分らない。それだのに、今日はその暗い翳が、明らさまに火を放って、爆発をきたしたらしいのである。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)