“之程”の読み方と例文
読み方割合
これほど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
目色、毛色が違うという事が、之程これほどまでに敵愾心てきがいしんを起させるものか。滅茶苦茶に、ぶん殴りたい。支那を相手の時とは、まるで気持がちがうのだ。
十二月八日 (新字新仮名) / 太宰治(著)
自分の実生活とは、何等の関係がないにも拘わらず、私はその頃に之程これほど心を刺戟されたことはありませんでした。
たちあな姫 (新字新仮名) / 菊池寛(著)