“之助”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆきすけ50.0%
のすけ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
数寄屋すきやで朝茶を一ぷく。久しく別れていた父子が水入らずの朝飯と見せて、勝入と嫡子の之助ゆきすけは、密談に他念なかった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、兄弟おもいの之助ゆきすけは、ことし十五になる幼い末弟のすがたが見えないので、だれにともなく、こう口走った。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さて、かうして潜水を稽古けいこしてゐるうち、さすがに名人太海ふとみ之助のすけの子だけに、たちまちのうちに、今太郎いまたらう君は一人前の——いや、子供でありながら、大人にまさるほどの立派な潜水夫になりました。
動く海底 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)