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之加
ふりがな文庫
“之加”の読み方と例文
読み方
割合
しか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しか
(逆引き)
滿子はその時、いひやうのない曖昧な
之加
(
しか
)
もそれを言ひ現はすことの出來ない怨みぽい目附をし、私にはその目附が何を言つてゐるかが直ぐ判つた。
帆の世界
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
成るほど藻西太郎は其妻にほだされて伯父を殺すの事情充分あり「
之加
(
しか
)
も自ら殺せしと白状したり」
愈々
(
いよ/\
)
彼れが殺せしとすれば成るほど其疑を免るゝ奇策として我名を
記
(
しる
)
すの外なきなり
血の文字
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
之加
(
しか
)
も夜、やや褐いろに近いと思えた目は紛うかたもない藍ばんだ黒さで、両側の長い
睫毛
(
まつげ
)
に
蔽
(
おお
)
われていて、あだかも澄んだ蒼い池のまわりの
蘆荻
(
ろてき
)
の茂みのようで、しかもゆっくりした光をもって
幻影の都市
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
之加(しか)の例文をもっと
(3作品)
見る
之
漢検準1級
部首:⼃
4画
加
常用漢字
小4
部首:⼒
5画
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