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『帆の世界』
ふりがな文庫
『
帆の世界
(
ほのせかい
)
』
私は女の裸體といふものをつねに怖れた。これは私のまはりに何時も不意に現はれては、わづかな時間のあひだに或ひは消え、そして見えなくなつた。その後で私はその怖れと驚きについて、詳しくどこがこのやうに私といふ人間を次第にこしらへ直すかをしらべた。 …
著者
室生犀星
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「小説新潮」1960(昭和35)年12月1日
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約29分(500文字/分)
朗読目安時間
約48分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
擡
(
あ
)
窒
(
つま
)
誘
(
いざな
)
躓
(
つまづ
)
之加
(
しか
)
吐
(
つ
)
呆氣
(
あつけ
)
尾
(
つ
)
彙
(
い
)
瞠
(
みは
)
自暴
(
やけ
)
蠶飼
(
こがひ
)
訣
(
わけ
)