“馬籠峠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まごめとうげ71.4%
うまかごたうげ14.3%
まごめたうげ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
暖かい雨はすでに幾たびか馬籠峠まごめとうげの上へもやって来た。どうかすると夜中に大雨が来て、谷々の雪はあらかた溶けて行った。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
とうさんの田舍ゐなか木曾街道きそかいだうなか馬籠峠うまかごたうげといふところで、信濃しなのくにの一ばん西にしはしにあたつてました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
落合おちあひ驛を過ぎて、路二つにわかる。一は新道にして木曾川の流に沿ひ、一は馬籠峠まごめたうげえて妻籠つまごる。われは其路のわかるゝ一角に立ちて、久しくその撰擇に苦しまざるを得ざりき。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)