トップ
>
馬籠峠
>
まごめとうげ
ふりがな文庫
“
馬籠峠
(
まごめとうげ
)” の例文
暖かい雨はすでに幾たびか
馬籠峠
(
まごめとうげ
)
の上へもやって来た。どうかすると夜中に大雨が来て、谷々の雪はあらかた溶けて行った。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
アヽ是を見ればこそ浮世話も思いの種となって寝られざれ、明日は
馬籠峠
(
まごめとうげ
)
越えて
中津川
(
なかつがわ
)
迄
(
まで
)
行かんとするに、
能
(
よ
)
く休までは
叶
(
かな
)
わじと
行燈
(
あんどん
)
吹き消し
意
(
い
)
を静むるに、又しても
其
(
その
)
美形
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
「——何がふしぎかっていえばさ、
馬籠峠
(
まごめとうげ
)
の滝つぼの上までは、お師匠さんも口をきき、お通さんも口をきき、仲よく三人づれで来たのに、あれからこっち、ちっとも口をきかないじゃないか」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「中津川の浅見君にはよろしく言ってくれたまえ。それから、君が
馬籠峠
(
まごめとうげ
)
を通ったら、あそこの青山半蔵の家へも声をかけて行ってもらいたい。」
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「木曾で一番の難所、
馬籠峠
(
まごめとうげ
)
へかかり出したのだ」
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
一行四人は中津川から
馬籠峠
(
まごめとうげ
)
を越え、
木曾
(
きそ
)
街道を江戸へと取り、ひとまず江戸両国の十一屋に落ち着き、あの
旅籠屋
(
はたごや
)
を足だまりとして、それから横浜へ出ようとした。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
四日にわたって東山道軍は
馬籠峠
(
まごめとうげ
)
の上を通り過ぎて行った。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“馬籠峠”の解説
馬籠峠(まごめとうげ)は、長野県木曽郡南木曽町と岐阜県中津川市の境にある旧中山道の峠。標高790メートル。
(出典:Wikipedia)
馬
常用漢字
小2
部首:⾺
10画
籠
常用漢字
中学
部首:⽵
22画
峠
常用漢字
中学
部首:⼭
9画
“馬籠”で始まる語句
馬籠
馬籠驛
馬籠方
馬籠風