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少
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すこし
ふりがな文庫
“
少
(
すこし
)” の例文
お前が
居無
(
いなく
)
なッた時
何
(
ど
)
の様に怒ッたゞろう、私まで叩き出すッて、チイ/\パア/\言たがネ、
腹立
(
はらたっ
)
た時やア
少
(
すこし
)
も分らんネ、
言
(
いう
)
ことが
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
独逸風
(
どいつふう
)
にしますと白ソースの中へケッバスといって小さい木の実とホンの
少
(
すこし
)
の酢を加えますが、下手に
拵
(
こしら
)
えると乳が寄っていけません。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
お島は夜を待つまもなく、小僧の順吉に
脊負
(
しょ
)
いださせた
蒲団
(
ふとん
)
に替えた、
少
(
すこし
)
ばかりの金のうちから、いくらか取出してそれを渡した。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
案内も無くかかる内証の席に立入りて、彼等の
各
(
おのおの
)
心得顔なるは、必ず子細あるべしと思ひつつ、彼は
少
(
すこし
)
く座を
動
(
ゆる
)
ぎて
容
(
かたち
)
を改めたり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
これではいかぬと思うて、
少
(
すこし
)
く頭を後へ引くと、視線が変ったと共にガラスの
疵
(
きず
)
の具合も変ったので、火の影は細長い
鍵
(
かぎ
)
のような者になった。
ランプの影
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
▼ もっと見る
真昼の
緋桃
(
ひもも
)
も、その娘の姿に露の濡色を見せて、髪にも、
髻
(
もとどり
)
にも影さす中に、その瓜実顔を
少
(
すこし
)
く傾けて、陽炎を透かして、峰の松を仰いでいた。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
けれども
尚
(
な
)
ほ
僕
(
ぼく
)
は
大島小學校
(
おほしませうがくかう
)
の
出身
(
しゆつしん
)
なることを、
諸君
(
しよくん
)
の
如
(
ごと
)
き
立派
(
りつぱ
)
な
肩書
(
かたがき
)
を
持
(
もつ
)
て
居
(
を
)
らるる
中
(
うち
)
で
公言
(
こうげん
)
して
少
(
すこし
)
も
恥
(
はぢ
)
ず、
寧
(
むし
)
ろ
誇
(
ほこ
)
つて
吹聽
(
ふいちやう
)
したくなるのです。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
聞くに今日商賣の
出先
(
でさき
)
神田紺屋町の
裏
(
うら
)
にて職人衆が酒を飮て居ながら斯樣々々申されしが私には
少
(
すこし
)
も
解
(
わか
)
らず何の事なるやと
問
(
とふ
)
に長兵衞は少し笑ひを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
吾は弱い、弱いけれどもこんな事が出来なくてどうする? これから
少
(
すこし
)
強くなろう。よし今度はぜひ戸を叩こう。
愛か
(新字新仮名)
/
李光洙
(著)
サラバ
少
(
すこし
)
く道を
枉
(
まげ
)
ても当路へ出、国家のために力を尽し名をも後世にあげまほしきにて、
自
(
みずか
)
ら進んで
求
(
もと
)
むる人もあるべし、この二人は跡同じうして志異なりというべし
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
余が眼目をさへ
眩
(
くら
)
ませし程のやつ、
汝等
(
なむぢら
)
が欺かれたるは
尤
(
もつと
)
ものことなり、
少
(
すこし
)
も
咎申付
(
とがめまうしつく
)
る所存なし、しかし汝は格別世話にもなりたる者なれば、汝が
菩提所
(
ぼだいしよ
)
へなりとも
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
ハバトフはこの
時
(
とき
)
少
(
すこし
)
ばかり
戸
(
と
)
を
開
(
あ
)
けて
室内
(
しつない
)
を
覗
(
のぞ
)
いた。イワン、デミトリチは
頭巾
(
ずきん
)
を
被
(
かぶ
)
って、
妙
(
みょう
)
な
眼付
(
めつき
)
をしたり、
顫
(
ふるえ
)
上
(
あが
)
ったり、
神経的
(
しんけいてき
)
に
病院服
(
びょういんふく
)
の
前
(
まえ
)
を
合
(
あ
)
わしたりしている。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
問ひくるものとては梢を傳ふ
猨猴
(
ましら
)
なれば、
少
(
すこし
)
も
留
(
とゞま
)
ることなく
還
(
かへ
)
るさ急ぐ恨みなる哉。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
其後は
少
(
すこし
)
く硬きもの黍飯等を用うる時は、必ず胃痛下痢等を発する事となりたり。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
まだ
仕合
(
しあわせ
)
に足腰も達者だから、五十と声がかかっちゃあ
身体
(
からだ
)
は
太義
(
たいぎ
)
だが、こうして挊いで
山林方
(
やまかた
)
を働いている、これも
皆
(
みんな
)
少
(
すこし
)
でも延ばしておいて、源三めに
与
(
や
)
って喜ばせようと思うからさ。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
女尊男卑の風俗に驚
一寸
(
ちょっと
)
した事でも右の通りの始末で、社会上の習慣風俗は
少
(
すこし
)
も分らない。
或
(
あ
)
る時にメールアイランドの
近処
(
きんじょ
)
にバレーフォーと
云
(
い
)
う処があって、
其処
(
そこ
)
に
和蘭
(
オランダ
)
の医者が居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
長評定
(
ながひょうじょう
)
を
凝
(
こら
)
した結果、止むを得ないから、見付出した一方口を硫黄でえぶし、田崎は
家
(
うち
)
にある鉄砲を準備し、父は
大弓
(
だいきゅう
)
に矢をつがい、喜助は
天秤棒
(
てんびんぼう
)
、鳶の清五郎は
鳶口
(
とびぐち
)
、折から、
少
(
すこし
)
く
後
(
おく
)
れて
狐
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
伝
(
つたへ
)
ていふ、
白髪
(
はくはつ
)
白
衣
(
い
)
の
老翁
(
らうをう
)
幣
(
へい
)
をもちてなだれに
乗
(
の
)
り
下
(
くだ
)
るといふ。また此なだれ須川村の方へ二十町余の処
真直
(
まつすぐ
)
に
突
(
つき
)
下す年は
豊作
(
ほうさく
)
也、菖蒲村の方へ
斜
(
なゝめ
)
にくだす年は
凶作
(
きやうさく
)
也。
其験
(
そのしるし
)
少
(
すこし
)
も
違
(
たが
)
ふ事なし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
人は宇宙の創造に参与せずして少しもこの事を知らない。そして今いたずらにその貧弱なる
智嚢
(
ちのう
)
を絞りつくして宇宙と造化の秘義について知らんとし、
少
(
すこし
)
ばかりの推測の上に
蝶々
(
ちょうちょう
)
し
喃々
(
なんなん
)
する。
ヨブ記講演
(新字新仮名)
/
内村鑑三
(著)
「つもりでなければ、もう
少
(
すこし
)
いろよ」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
少
(
すこし
)
く待ちて相催すなかれ
阿英
(新字新仮名)
/
蒲 松齢
(著)
例のその日は
四
(
よ
)
たび
廻
(
めぐ
)
りて今日しも
来
(
きた
)
りぬ。晴れたりし空は午後より曇りて
少
(
すこし
)
く
吹出
(
ふきい
)
でたる風のいと寒く、
凡
(
ただ
)
ならず
冷
(
ひ
)
ゆる日なり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
冷した珈琲はやっぱり
平日
(
いつも
)
の通り小匙二杯の珈琲へホンの
少
(
すこし
)
の水と玉子の
殻
(
から
)
を二つ
振
(
ぶり
)
細かく砕いて入れて火の上で
攪
(
か
)
き廻しながら
煎
(
せん
)
じます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
女が今の男に
落籍
(
ひか
)
されてから、彼は
少
(
すこし
)
ばかりの
資本
(
もとで
)
をもらって、
夤縁
(
つて
)
のあったこのS——町へ来て、植木に身を入れることになったのであった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
女房に
渡
(
わた
)
し
少
(
すこし
)
だが
單物
(
ひとへもの
)
でも
買
(
かは
)
れよと
無理
(
むり
)
に
懷
(
ふとこ
)
ろへ入れ此事は決して
沙汰
(
さた
)
なしに
頼
(
たの
)
むなりと
言捨
(
いひすて
)
て立歸りしが途中には穀平の
丁稚
(
でつち
)
音吉に行合けるに重四郎聲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
靈
(
れい
)
なる
哉
(
かな
)
この石、
天
(
てん
)
の
雨
(
あめ
)
降
(
ふら
)
んとするや、
白雲
(
はくうん
)
油然
(
ゆぜん
)
として
孔々
(
こう/\
)
より
湧出
(
わきい
)
で
溪
(
たに
)
を
越
(
こ
)
え
峯
(
みね
)
を
摩
(
ま
)
する其
趣
(
おもむき
)
は、
恰度
(
ちやうど
)
窓
(
まど
)
に
倚
(
よ
)
つて
遙
(
はる
)
かに
自然
(
しぜん
)
の
大景
(
たいけい
)
を
眺
(
なが
)
むると
少
(
すこし
)
も
異
(
ことな
)
らないのである。
石清虚
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
何、竹にして売る方がお
銭
(
あし
)
になるから、竹の子は掘らないのだと……
少
(
すこし
)
く幻滅を感じましたが。
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もう
寐
(
ね
)
るのだろうか、イヤそうではない、今ヤット九時を
少
(
すこし
)
過ぎたばかりである。それに試験中だから未だ寐ないのには
定
(
きま
)
っている。多分淋しい処だから早くから
戸締
(
とじまり
)
をしたのだろう。
愛か
(新字新仮名)
/
李光洙
(著)
橋の上下
少
(
すこし
)
の間は両岸とも材木問屋多ければ、
筏
(
いかだ
)
の岸に繋がれぬ日もなし。
水の東京
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
少
(
すこし
)
く眠るが如くにして、漸く本心に復したるを待って、或は湯を呑み薯を食するに其
味
(
あじわい
)
の言うべからざるの美を覚えて、且つ元気つきて、
夫
(
そ
)
れより採りたる蕨蓬を選びわけて煮るには
半日
(
はんじつ
)
を費す。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
少
(
すこし
)
して行て見ればグウ/″\
鼾
(
いびき
)
をして居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
宮が前非を悟つた為に、僕が失つた者を再び得られる訳ぢやない、さうして見れば、僕の
今日
(
こんにち
)
はそれに
因
(
よ
)
つて
少
(
すこし
)
も慰められるところは無いのだ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
長崎でも同じ角煮といいながら
家
(
うち
)
によって
少
(
すこし
)
ずつ
料理方
(
りょうりかた
)
が違う。僕の家のは支那人直伝の
東坡肉
(
とうばにく
)
というのだ。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
何者にか聞れし一向
蹤跡
(
あとかた
)
なき事なり拙者
毛頭
(
もうとう
)
左樣
(
さやう
)
の事存じ申さずと
虚嘯
(
そらうそぶ
)
き
何
(
な
)
にも
不束
(
ふつつか
)
なる挨拶なるにぞ六郎右衞門は
勃
(
むつ
)
とし
彼奴
(
きやつ
)
多分の金子を掘り出しながら
少
(
すこし
)
の配分を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
炭を買うから
少
(
すこし
)
ばかり貸せといったら一俵位なら
俺家
(
おれんとこ
)
の酒屋で取って往けと
大
(
おおき
)
なこと言うから直ぐ
其家
(
そこうち
)
で初公の名前で持て来たのだ。それだけあれば四五日は
保
(
あ
)
るだろう
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
小野田の話によると、父親の財産として、
少
(
すこし
)
ばかりの山が、それでもまだ残っていると云うのであった。その山を売りさえすれば、
多少
(
いくらか
)
の金が手につくというのであった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
牛込築土前
(
うしごめつくどまへ
)
の、
此
(
こ
)
の
大勝棟梁
(
だいかつとうりやう
)
のうちへ
出入
(
でい
)
りをする、
一寸
(
ちよつと
)
使
(
つか
)
へる、
岩次
(
いはじ
)
と
云
(
い
)
つて、
女房持
(
にようばうもち
)
、
小兒
(
こども
)
の
二人
(
ふたり
)
あるのが
居
(
ゐ
)
た。
飮
(
の
)
む、
買
(
か
)
ふ、
摶
(
ぶ
)
つ、
道樂
(
だうらく
)
は
少
(
すこし
)
もないが、たゞ
性來
(
しやうらい
)
の
釣好
(
つりず
)
きであつた。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼が主人の止めるのも聞かないでここを出たのは、十時を
少
(
すこし
)
過ぎた頃であった。
愛か
(新字新仮名)
/
李光洙
(著)
さもないと施術の時
臓腑
(
ぞうふ
)
が膨脹して非常に困難だし、それに血管の動作が激烈だから出血しやすい。出血は施術に
大禁物
(
だいきんもつ
)
で
少
(
すこし
)
でも出血したらモー施術が出来ん。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
五年目
(
ごねんめ
)
には
田地
(
でんち
)
も
取返
(
とりかへ
)
し、
畑
(
はたけ
)
は
以前
(
いぜん
)
より
殖
(
ふ
)
え、
山懷
(
やまふところ
)
の
荒地
(
あれち
)
は
美事
(
みごと
)
な
桑園
(
さうゑん
)
と
變
(
へん
)
じ、
村内
(
そんない
)
でも
屈指
(
ゆびをり
)
の
有富
(
いうふう
)
な
百姓
(
ひやくしやう
)
と
成
(
な
)
り
終
(
おは
)
せたのです。しかも
彼
(
かれ
)
の
勞働辛苦
(
らうどうしんく
)
は
初
(
はじめ
)
と
少
(
すこし
)
も
變
(
かは
)
らないのです。
日の出
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
牛込築土
(
うしごめつくど
)
前の、此の大勝棟梁のうちへ出入りをする、
一寸
(
ちょっと
)
使へる、
岩次
(
いわじ
)
と云つて、女房持、
小児
(
こども
)
の二人あるのが居た。飲む、買ふ、
摶
(
ぶ
)
つ、道楽は
少
(
すこし
)
もないが、たゞ性来の釣好きであつた。
夜釣
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
何処
(
どこ
)
から現われたのか
少
(
すこし
)
も気がつかなかったので、
恰
(
あだか
)
も地の底から
湧出
(
わきで
)
たかのように思われ、自分は驚いて
能
(
よ
)
く見ると
年輩
(
とし
)
は三十ばかり、
面長
(
おもなが
)
の鼻の高い男、背はすらりとした
膄形
(
やさがた
)
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
『イヤ私だって不動様を信じないとは限りません。だから
母上
(
おっかさん
)
まア
其
(
その
)
理由
(
いわれ
)
を話て下さいな。
如何
(
どん
)
なことか知りませんが、親子の間だから
少
(
すこし
)
も
明
(
あか
)
されないようなことは無いでしょう。』
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
自分は彼の差した
杯
(
さかずき
)
を受け、
少
(
すこし
)
ずつ
啜
(
すす
)
りながら彼の言う
処
(
ところ
)
を
聞
(
きい
)
て居たが、聞くに連れて自分は彼を怪しむ念の
益々
(
ますます
)
高
(
たかま
)
るを禁じ得なかった。けれども決して彼の秘密に
立入
(
たちいろ
)
うとは思なかった。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
半時間
(
はんじかん
)
以上
(
いじやう
)
待
(
ま
)
たねば
人車
(
じんしや
)
が
出
(
で
)
ないと
聞
(
き
)
いて
茶屋
(
ちやゝ
)
へ
上
(
あが
)
り
今度
(
こんど
)
は
大
(
おほ
)
ぴらで一
本
(
ぽん
)
命
(
めい
)
じて
空腹
(
くうふく
)
へ
刺身
(
さしみ
)
を
少
(
すこし
)
ばかり
入
(
い
)
れて
見
(
み
)
たが、
惡酒
(
わるざけ
)
なるが
故
(
ゆゑ
)
のみならず
元來
(
ぐわんらい
)
八
度
(
ど
)
以上
(
いじやう
)
の
熱
(
ねつ
)
ある
病人
(
びやうにん
)
、
甘味
(
うま
)
からう
筈
(
はず
)
がない。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
そして
可憐
(
かれん
)
で正直で
怜悧
(
れいり
)
な女であるが不思議と関係のない者からは
卑
(
いや
)
しい人間のやうに思はれる女で実に何者にか
詛
(
のろ
)
はれて居るのではないかと思つた。しかし銀之助には
以前
(
もと
)
の恋の
情
(
こゝろ
)
は
少
(
すこし
)
もなかつた。
節操
(新字旧仮名)
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国木田独歩
(著)
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
“少”を含む語句
少女
些少
少許
少時
幼少
少年
多少
年少
僅少
少々
少輔
今少
兵部少輔
少量
少婦
残少
少壮
少年時代
最少
少尉
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