“大禁物”の読み方と例文
読み方割合
だいきんもつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「物の哀れはふんだんですよ。僕はどうも犯人の気持に同情するたちでしてね。わるいくせです。捜査活動に詩人的感情は大禁物だいきんもつです」
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「およしなさい、あなた。触っちゃ、いけません。脳の傷は恐しいのです。刺戟しげきを与えることは、大禁物だいきんもつですわ」
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さもないと施術の時臓腑ぞうふが膨脹して非常に困難だし、それに血管の動作が激烈だから出血しやすい。出血は施術に大禁物だいきんもつすこしでも出血したらモー施術が出来ん。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)