“大名物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおめいぶつ55.6%
だいみょうもの22.2%
だいめいぶつ22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
益なきものを作るのは、美を乱す所以と知らねばならぬ。かつてあの「大名物おおめいぶつ」は貧しい日常の用器に過ぎなかったではないか。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
と叫ばれた大名物だいみょうものの刀ですが、所詮、ここで見たのでは、小気味が悪くて、金吾の愛刀心もそそられたものではありますまい。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薬の流れぐあいから、その焼きといい、においといい、まことに天下をさわがす大名物だいめいぶつ、きっと頭のさがるような品格の高い、美しい味のものにきまっている。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)