“村内”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そんない71.4%
むらうち28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おつぎはそれから村内そんない近所きんじよむすめともかよつた。おつぎは與吉よきちちひさな單衣ひとへもの仕上しあげたとき風呂敷包ふろしきづゝみかゝへていそ/\とかへつてた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
五年目ごねんめには田地でんち取返とりかへし、はたけ以前いぜんよりえ、山懷やまふところ荒地あれち美事みごと桑園さうゑんへんじ、村内そんないでも屈指ゆびをり有富いうふう百姓ひやくしやうおはせたのです。しかもかれ勞働辛苦らうどうしんくはじめすこしかはらないのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
老爺が一人息子の碌でなし、到頭村内むらうちにもいられず今は音信いんしん不通になっている勘太でげす。
これは土地の者の斎藤といふ年老としとつた首座教員と智恵子と富江の三人は、それ/″\村内むらうちに受持を定めて、兎角乱れ易い休暇中の児童の風紀の、校外取締をすることになつた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)