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草原
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くさはら
ふりがな文庫
“
草原
(
くさはら
)” の例文
露に濡れた
草原
(
くさはら
)
を踏みわけて、お寺の方へ来ました。そうして鐘撞き堂まで来ると、空高く月の光りに輝いている鐘を見上げました。
ルルとミミ
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
とだけん
(著)
人に追い掛けられるように、
草原
(
くさはら
)
や道を横切って、庭の向うの
端
(
はし
)
まで行った。そこから振り返って見れば、病人の部屋の窓が見える。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
草原
(
くさはら
)
まできますと、あのオオカミが木のそばにねころんで、それこそ木の
枝
(
えだ
)
もふるわすくらいの、大いびきをかいてねていました。
オオカミと七ひきの子ヤギ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
このとき、
月
(
つき
)
は、
小
(
ちい
)
さな
太鼓
(
たいこ
)
が、
草原
(
くさはら
)
の
上
(
うえ
)
に
投
(
な
)
げ
出
(
だ
)
してあるのを
見
(
み
)
て、これを、
哀
(
あわ
)
れなあざらしに
持
(
も
)
っていってやろうと
思
(
おも
)
ったのです。
月とあざらし
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
まだその比の早稲田は、
雑木林
(
ぞうきばやし
)
があり、
草原
(
くさはら
)
があり、
竹藪
(
たけやぶ
)
があり、水田があり、
畑地
(
はたち
)
があって、
人煙
(
じんえん
)
の
蕭条
(
しょうじょう
)
とした郊外であった。
雑木林の中
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
▼ もっと見る
そして、それに深く疲れる時いつも頭を休めに行つたのは、家から寂しい
草原
(
くさはら
)
の
小徑
(
こみち
)
を五六町
辿
(
たど
)
る海岸の
砂丘
(
さきう
)
の上へであつた。
処女作の思い出
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
人々はみんな町から出かけていっていたが、私はニュウ・フォレスト森林の中にある
草原
(
くさはら
)
や、サウス・シーの海岸にある砂浜にあこがれていた。
入院患者
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
已
(
や
)
むを
得
(
え
)
ず、
松
(
まつ
)
の
東面
(
とうめん
)
の
方
(
はう
)
に
坑
(
あな
)
を
開
(
ひら
)
かうとして、
草原
(
くさはら
)
を
分
(
わ
)
けて
見
(
み
)
ると、
其所
(
そこ
)
に
掘
(
ほ
)
り
掛
(
か
)
けの
小坑
(
せうかう
)
がある。
先度
(
せんど
)
幻翁
(
げんおう
)
が
試掘
(
しくつ
)
して、
中止
(
ちうし
)
した
處
(
ところ
)
なのだ。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
靴
(
くつ
)
も、
靴下
(
くつした
)
も、
腓
(
ふくらはぎ
)
も
真黒
(
まっくろ
)
です。緑の
草原
(
くさはら
)
の
精
(
せい
)
が、いいつけを
守
(
まも
)
らない四人の者に、こんな
泥
(
どろ
)
のゲートルをはかせたのです。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
一方やや高き丘、花菜の畑と、二三尺なる
青麦畠
(
あおむぎばたけ
)
と
相連
(
あいつらな
)
る。丘のへりに山吹の花咲揃えり。下は一面、
山懐
(
やまふところ
)
に深く崩れ込みたる
窪地
(
くぼち
)
にて、
草原
(
くさはら
)
。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
牛馬の遊んでいる
草原
(
くさはら
)
は一面に
仄
(
ほの
)
かな緑をなすって、その
裾
(
すそ
)
を流れて行く
天
(
あめ
)
の
安河
(
やすかわ
)
の水の光も、いつか何となく
人懐
(
ひとなつか
)
しい暖みを
湛
(
たた
)
えているようであった。
素戔嗚尊
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
東京でこそ外へさえ出れば、向うから眼の中へ飛び込んでくる図だが、
渺茫
(
びょうぼう
)
たる
草原
(
くさはら
)
のいずくを物色したって、
斯様
(
かよう
)
な
文采
(
ぶんさい
)
は
眸
(
ひとみ
)
に落ちるべきはずでない。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
またその堤防の
草原
(
くさはら
)
に腰を下して
眸
(
ひとみ
)
を放てば、上流からの水はわれに向って来り、下流の水はわれよりして出づるが如くに見えて、心持の好い眺めである。
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
そこは近くに
安待合
(
やすまちあい
)
や、貧民窟がかたまってい、河一つ越せば
浅草
(
あさくさ
)
公園という
盛
(
さか
)
り
場
(
ば
)
をひかえているにも
拘
(
かかわ
)
らず、思いもかけぬ所に、広い
草原
(
くさはら
)
があったり
虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
どうも
眠
(
ね
)
られません、
夜半
(
よなか
)
に
密
(
そっ
)
と起きて
便所
(
ようば
)
へまいり、三尺の
開
(
ひら
)
きを開けて手を洗いながら庭を見ると、
生垣
(
いけがき
)
になっている外は
片方
(
かた/\
)
は畠で片方は一杯の
草原
(
くさはら
)
で
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それでもと
思
(
おも
)
ってまた
少
(
すこ
)
し行ってみると、
草原
(
くさはら
)
の
真
(
ま
)
ん
中
(
なか
)
に、大きな石の
立
(
た
)
っているのが
白
(
しろ
)
く
見
(
み
)
えました。
殺生石
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
白い
靄
(
もや
)
が
草原
(
くさはら
)
をすれすれに這い、どうかすると、
瓢々
(
ひょうひょう
)
たる幽霊の姿を隠している。にんじんは、両手を背中に組み、幽霊などちっとも
怖
(
こわ
)
くないという証拠を見せる。
にんじん
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
沖
(
おき
)
を
通
(
とほ
)
つてゐて、
印南野
(
いなびぬ
)
の
草原
(
くさはら
)
を、
遙
(
はる
)
かに
見
(
み
)
てゐる。そのうちに、
遠
(
とほ
)
く
加古川
(
かこかは
)
の
川口
(
かはぐち
)
が
見
(
み
)
えて
來
(
き
)
た。あの
川口
(
かはぐち
)
は、
知
(
し
)
つてゐるんだ。なつかしい
舟泊
(
ふなどま
)
りのあるところだ。
歌の話
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
山毛欅
(
ぶな
)
の密林をすぎると突然断ち切られたやうに明るい
草原
(
くさはら
)
へ出る。さういふ好ましい大自然の下で私はこの愛けうのある人物に出会つたのである。私はお辞儀をした。
山の貴婦人
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
次
(
つ
)
ぎに
草原
(
くさはら
)
の
濕地
(
しつち
)
は『
腐植土
(
ふしよくど
)
』といつて、
植物
(
しよくぶつ
)
が
枯
(
か
)
れて、
根
(
ね
)
や
枝
(
えだ
)
や
葉
(
は
)
が
腐
(
くさ
)
つた
肥料
(
こやし
)
になつてゐるような
土
(
つち
)
に
富
(
と
)
み、
水分
(
すいぶん
)
も
多
(
おほ
)
いので、
植物
(
しよくぶつ
)
の
生育
(
せいいく
)
には
大變
(
たいへん
)
都合
(
つごう
)
がよいため
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
これを対岸から写すので、自分は堤を
下
(
お
)
りて川原の
草原
(
くさはら
)
に出ると、今まで川柳の
蔭
(
かげ
)
で見えなかったが、一人の少年が草の中に坐って
頻
(
しき
)
りに水車を写生しているのを見つけた。
画の悲み
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
もぐらはそれぞれ、
草原
(
くさはら
)
に穴をあけて、中へもぐりこんでいるではないか。中には、もう一メートルちかい穴を掘り、草原のうえに、土をもりあがらせているものさえいた。
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
もう
草原
(
くさはら
)
に足がつきそうだと思うのに、そんなこともなく、際限もなく落ちて行きました。
僕の帽子のお話
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
先に
除
(
よ
)
けてか林の
傍
(
わき
)
の
草原
(
くさはら
)
を濡れつゝ
來
(
きた
)
る
母子
(
おやこ
)
あり
母
(
をや
)
は三十四五ならんが貧苦に
窶
(
やつ
)
れて四十餘にも見ゆるが脊に
三歳
(
みつ
)
ばかりの子を負ひたり
後
(
うしろ
)
に歩むは
六歳
(
むつ
)
ばかりの女の子にて下駄を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
また
赤
(
あか
)
い
簪
(
かんざし
)
のふさは、ゆら/\とゆれるたんびに
草原
(
くさはら
)
へおちては
狐扇
(
きつねあふぎ
)
の
花
(
はな
)
に
化
(
ば
)
けた。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
垂れ布の
内側
(
うちがわ
)
で眼をとじて、早瀬は
草原
(
くさはら
)
に坐ったまま、物思いにふけっている。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
詰所を出ると、前の
草原
(
くさはら
)
に、ごろんと寝た
儘
(
まま
)
、
喘
(
あえ
)
ぐように、考え続けた。
鉄路
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
六日
(
むいか
)
目に同室の婦人は
後方
(
うしろ
)
の
尼様
(
あまさん
)
の様な女の居る室に空席が出来たと云つて移つて行つた。汽車は
玉
(
たま
)
の様な色をした白樺の林の間
許
(
ばか
)
りを走つて居る。稀には牛や馬の多く放たれた
草原
(
くさはら
)
も少しはある。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
その
時
(
とき
)
たちまち、
右手
(
みぎて
)
に
高
(
たか
)
く、
御秘蔵
(
ごひぞう
)
の
御神剣
(
ごしんけん
)
を
打
(
ふ
)
り
翳
(
かざ
)
し、
漆
(
うるし
)
の
黒髪
(
くろかみ
)
を
風
(
かぜ
)
に
靡
(
なび
)
かせながら、
部下
(
ぶか
)
の
軍兵
(
つわもの
)
どもよりも十
歩
(
ぽ
)
も
先
(
さき
)
んじて、
草原
(
くさはら
)
の
内部
(
なか
)
から
打
(
う
)
って
出
(
い
)
でられた
命
(
みこと
)
の
猛
(
たけ
)
き
御姿
(
おんすがた
)
、あの
時
(
とき
)
ばかりは
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
丸
(
まる
)
の
内
(
うち
)
三菱
(
みつびし
)
が原で、大きな煉瓦の建物を前に、
草原
(
くさはら
)
に足投げ出して、
悠々
(
ゆうゆう
)
と握飯食った時、彼は実際好い気もちであった。彼は好んで田舎を東京にひけらかした。
何時
(
いつ
)
も着のみ着のまゝで東京に出た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
冷
(
つめ
)
たい
肌黒
(
はだぐろ
)
の
胡桃
(
くるみ
)
の木よ、
海草
(
かいさう
)
の髮を垂れ、くすんだ
緑玉
(
りよくぎよく
)
の飾をした
女
(
をんな
)
、
空
(
そら
)
の
草原
(
くさはら
)
の池に
浸
(
ひた
)
つて青くなつた
念珠
(
ロザリオ
)
、ぼんやりとした愛の
咽首
(
のどくび
)
を
締
(
し
)
めてやらうとするばかりの望、よく
實
(
み
)
を結び
損
(
そこな
)
ふ
繖形花
(
さんけいくわ
)
。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
草原
(
くさはら
)
に蛇ゐる風の吹きにけり
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
この
草原
(
くさはら
)
に、
誰
(
だれ
)
であろ
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
小山
(
こやま
)
の上の
草原
(
くさはら
)
に
北村透谷詩集
(旧字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
草原
(
くさはら
)
などを
一握の砂
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
この女の子も、まえの子とおなじように、いつのまにか美しい
草原
(
くさはら
)
にきていました。そして、おなじ小道を歩いていきました。
ホレおばあさん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
二人は林の中を
縫
(
ぬ
)
うて往った。やがて見覚えのある
草原
(
くさはら
)
の中の池が見えて来たが、
彼
(
か
)
の家らしいものは見えなかった。憲一は首をかしげた。
藤の瓔珞
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
昨夜
(
ゆうべ
)
草原
(
くさはら
)
にねていて、
空
(
そら
)
に
輝
(
かがや
)
いている
星
(
ほし
)
をながめたが、その
星
(
ほし
)
のかけらのように、
美
(
うつく
)
しく、
紫色
(
むらさき
)
に
光
(
ひか
)
っている
石
(
いし
)
でありました。
石をのせた車
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
草原
(
くさはら
)
は黄色く枯れてしまっている中に、水仙が一本青々と延びていて、青と赤と二いろの花が美しく咲き並んでおりました。
青水仙、赤水仙
(新字新仮名)
/
夢野久作
、
海若藍平
(著)
一面の
草原
(
くさはら
)
に取り囲まれるようにして、
青苔
(
あおごけ
)
の生えた煉瓦塀がつづき、その中の広い地所に、時代のために黒くくすんだ奇妙な赤煉瓦の西洋館が建っている。
暗黒星
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
なるほど
跳
(
と
)
ぶはずです、その
生
(
い
)
きものというのは
蛙
(
かえる
)
で、
道
(
みち
)
ばたの
草原
(
くさはら
)
まで行こうと思っているのです。その草原は
蛙
(
かえる
)
さんのお国です。蛙さんには
大切
(
たいせつ
)
なお国です。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
これを
對岸
(
たいがん
)
から
寫
(
うつ
)
すので、
自分
(
じぶん
)
は
堤
(
つゝみ
)
を
下
(
お
)
りて
川原
(
かはら
)
の
草原
(
くさはら
)
に
出
(
で
)
ると、
今
(
いま
)
まで
川柳
(
かはやぎ
)
の
蔭
(
かげ
)
で
見
(
み
)
えなかつたが、
一人
(
ひとり
)
の
少年
(
せうねん
)
が
草
(
くさ
)
の
中
(
うち
)
に
坐
(
すわ
)
つて
頻
(
しき
)
りに
水車
(
みづぐるま
)
を
寫生
(
しやせい
)
して
居
(
ゐ
)
るのを
見
(
み
)
つけた。
画の悲み
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
と
鳩尾
(
みぞおち
)
の
辺
(
あたり
)
をどんと突きまする。突かれて
仰向
(
あおむき
)
に倒れる処を
乗掛
(
のッかゝ
)
って
止
(
とゞ
)
めを刺しました処が、側に居りましたお梅は驚いて、ぺた/\と腰の抜けたように
草原
(
くさはら
)
へ坐りまして
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
この
裾野
(
すその
)
の
景色
(
けしき
)
を
眺
(
なが
)
めながら、だん/\
上
(
のぼ
)
つて
一合目
(
いちごうめ
)
をも
過
(
す
)
ぎ、
海拔
(
かいばつ
)
三千五百尺
(
さんぜんごひやくしやく
)
あたりのところへ
來
(
き
)
ますと、いつしか
草原
(
くさはら
)
も、
人
(
ひと
)
が
植林
(
しよくりん
)
した
林
(
はやし
)
などもなくなつて、ずっと
奧
(
おく
)
ゆかしい
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
僕は
草原
(
くさはら
)
の中に立つた白張の提灯を想像し、何か気味の悪い美しさを感じた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
知たかぶり岩があつて
溪
(
たに
)
があつて蕎麥が名物是非一日遊ばうぞやと痛む足を引ずりて
上松
(
あげまつ
)
も過ぎしが
頓
(
やが
)
て右手の
草原
(
くさはら
)
の細道に
寐覺
(
ねざめ
)
の
床
(
とこ
)
浦嶋の舊跡と記せし
杭
(
くひ
)
あるを見付けガサゴソと草の細道を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
後方百メートルのところの
草原
(
くさはら
)
が、むくむくともちあがると見るまに、その下から盛んに土をとばしながら地下戦車の大きな背中が、ぬっとあらわれたのには、一同はおどろき
且
(
か
)
つよろこんで
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
見渡す限り緑が一面に深く茂っているだけでも、神経が休まります。私はふとここいらに適当な
宅
(
うち
)
はないだろうかと思いました。それで
直
(
す
)
ぐ
草原
(
くさはら
)
を横切って、細い通りを北の方へ進んで行きました。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
浜の
草原
(
くさはら
)
に
蹲踞
(
しやが
)
んで
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
牧
(
まき
)
の
草原
(
くさはら
)
に
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
“草原”の解説
草原(そうげん、くさはら)は、草に覆われ、木がまったくない、又は、ほとんど存在しない大地である。
(出典:Wikipedia)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“草”で始まる語句
草鞋
草
草履
草臥
草叢
草木
草鞋穿
草花
草双紙
草葺